ホルン吹き竹内修「Canoro Corno♪」 -2ページ目

ホルン吹き竹内修「Canoro Corno♪」

canoroとは「歌うような」「音色の良い」のイタリア語

なかなか本格的なツーリングが出来ずに近場をウロウロしてますが、楽しくバイクに乗ってます。


さて、先日久しぶりにちょっと遠出がしたくなってプチツーリング決行しました。前日夜からどこ行こうか考えて、割と車でも行き慣れている神奈川方面、そうだ!宮ヶ瀬ダムを目指そう!ということで目的地は決まりました。

当日朝は色々出かける前に片付けておきたいことがあったのでなんだかんだで出発が11:30くらいになってしまいました。

今回は走るのもそうですが、以前買ってまだ本格的に使っていなかったバイク用ナビとアクションカムのテストも兼ねることにしました。

写真上がアクションカムmovioのHERO MOUNT CAM 写真下がバイク用ナビBeeline Moto



カムの方はヘルメットマウント可となっていたんですが、そのマウントが平面でないと貼り付けられないものだったので実質使えず、結局かなり試行錯誤をして半分マウントを自作して取り付けました。みなさんお使いのGoProなどもいいんですが、ヘルメットのトップや顎につけるのはなんともゴツすぎる気がしてもっとさりげなく解けられるモノを探してこれを選びました。これ大きな問題があって、マイクが本体下にあるんですが、30km/hを超えるあたりから風切り音がすごいんです。これを防ぐのに今も苦労しています。

今はマイク用のウインドスクリーンを切ってマイクの部分に貼り付けています。まだ防ぎきれませんが、比較的マシにはなりました。



ナビは矢印で目的地の方向、次に曲がる場所までの距離、ドットでそこまでの方向を出してくれるもの。とてもシンプルです。スマホのアプリと連携して使用するモノで単独では使えません。

バイクにスマホホルダーも付けてますしそれで地図見た方がいいんですが、晴れてる日だとスマホが高温になりすぎて冷めるまで動かなくなることがよくあるので、これならナビを設定してしまえばスマホはポケットに入れておけば良いので安心です。


アプリ上で目的地を設定して走り出してしばらくして気が付いたんですが、高速、有料道路を使わない設定にするのを忘れてました。ETCカード入れてないので知らずにフラッと入ったら危なかった。途中まではナビなくてもわかるのでまあいいんですが。

このナビ本当に必要最低限の情報だけなので慣れれば充分です。昼間も夜(パープルのバックライトつき)も見やすいし。

しかし最後の最後で「宮ヶ瀬ダム」へ左折のところをまっすぐの表示と見てしまい(なぜそうなったか分からず)結局宮ヶ瀬湖を一周する羽目になってしまいそうだったので途中の「ふれあいの館」(館には「いえ」とふりがながしてあった)を最終地としました。バイクがたくさん!ここも良い観光スポットです。







紅葉も始まっていて空気も良いし景色も良いし、良いスポットです。小高い丘の上で、そこから湖まで長い階段を下っていくと展望台があります。せっかくなのでそこまで行きました。




かなり長い階段、帰りが大変!と覚悟してましたが2回ほど休憩して息を整えました。ちょっと情けない。

最近気づいたんですが、プールも25m泳ぐと(5月から泳ぎに行ってる)脈拍が120を超えてしまって息を整えないと再び泳げない。原因は一生懸命泳ぎすぎなのかもしれません。どうしても泳ぎ出すと全力を出してしまうので。駅の階段をスタスタ登るくらいなら平気なんだけどな。でもここの階段はキツかったです。意外と心肺能力低い?管楽器吹いててもあまり関係ないんだなと。まあプールも続けていれば多少は心肺能力上がるかと思うのでこれからも続けますが。


話それますが、プールは行き始めてから体のバランスは良くなったかもしれません。バイクに乗った時に攣りそうだった下半身も大丈夫になったし。何せ最初プールに入った時溺れそうになったところから、バタフライ除いて3種目25m泳げるまで回復したのでかなりな進歩。

楽器のためにもバイク乗り続けるためにも。あ、そして再開したスキーのためにも水泳は続けようと思います。


さて、今回の目的地は多少場所がずれましたが宮ヶ瀬湖という地に着いたことは着いたのでOK。11時半頃出発し14時頃着。2時間ほど滞在。16時頃に帰路につき18時過ぎに帰宅。往復100㎞の道のり。

心配だった左腕のテニス肘も全快ではないですがようやく回復してきた感じです。数日経ってみて、意外と使った方が回復するのか?と思うくらいツーリング後の方が腕の調子がいい。

今回のツーリングでちょっとバイクのコントロールも自信がつきました。次は秩父か奥多摩を目指したいなと夢膨らんでいます。

最後にカムで撮った一部を。初めてで何にも面白くない動画ですが^^;





前回調整に苦心したウインナホルンのその後です。


先日同じ作者(工房?)のロータリー式のホルンを持っている、と言う友人がそのホルンとガンターのウインナホルンを持って遊びにきてくれました。

そのロータリー式のホルンはF管の表裏がひっくり返ったレイアウトのもの。とても普通に、むしろ軽々吹ける良い楽器でした。私のウインナとは段違い^^;

幅広のクランツ付きで短いクルークが付いている面白いレイアウト。おそらく私のウインナより古い楽器です。


さて、この興味深い楽器はさておき、この日うちにはお弟子さんからの預かり物ウインナのエンゲル、彼の持ってきたガンター、そして私のウインナと3台のウインナホルンが並びました。お互い全部試奏。ついでにボーゲンも入れ替えて見たりしながら。



左上エンゲル、右上ガンター、左下私のウインナ、

右下そのロータリー式ホルン


エンゲルはとにかくハイピッチすぎて管が抜けそう。それ以外はまあバランスよく。ガンターはバルブセクションを外してナチュラルにもなると言う珍しいタイプでしたがとても音程もよく音色もハッキリしていて「あ!ウインナってこんなに普通に吹けるのか!」と目から鱗の楽器でした。

さてやっぱりどう考えても楽器としていかがなものかと思えてしまう私のウインナですが、まずピッチ的にかなりローピッチ。そこで思いついたのがエンゲルのボーゲンと入れ替える。案の定私のボーゲンをエンゲルに使うとピッチが下がっていい感じ。で、エンゲルのボーゲンを私のに使うとやはりピッチが上がってやはり良い感じです。そして、それ以上にこれは◎!と思ったのは今までの苦労、ツボが甘い、音色が詰まり気味、致命的に当たらないHなどが改善傾向に。


これでもう方向が決まりました。ボーゲンを変える!


以前エンゲルのお弟子さんから、某楽器店にユングヴィルトのボーゲンが売ってたと情報をもらっていたので早速問い合わせてみると、現在新品在庫はないけど中古が一つあるとのこと。何と言う巡り合わせか!と心躍り試奏しに行ったところ、ソケットが合わないのは想定内でしたが思いのほか好感触で音色の詰まりが緩和され音程も問題なさそう。問題のHもかなり当たりがつきました。これでソケットを合わせればいいんじゃないかと直感し加工してもらうことにしました。


本体をいじることも考えましたがちょっと大仕事になるので今回はボーゲン側のソケット部を新たに作って付け替えてもらいました。なのでいつでも元に戻せます。

左オリジナル、右出来上がったユングヴィルト


このボーゲンの重さが凄くて、測って見たらオリジナルは200g! ユングは110g。約半分です。作りもオリジナルは1ヶ所継ぎがあるんですがユングは1本もの。


さて、仕上がって来たので早速吹いてみると、もう全く別物です。ソケットを合わせたおかげでかなり普通に吹けるようになりました。が、ボーゲンを本体側に揃えるように持ってくると早い段階で本体に当たってしまうのでちょっと不恰好。それに置く時にボーゲンに負荷がかかります。まあ丁寧に置けばいいか。



これ以上本体側に寄せられないボーゲン。


もう一つ大きなポイントはマウスピース。今までの状態だとほぼコントロールできるマウスピースが無く、カリソンのオマケマウスピースで無理やり吹いてましたが、ボーゲン変えてWHFもJKも使えるようになりました。


左がカリソン。シャンクが細くてズッポリ刺さったので不安定な吹奏感。おかげで逆にコントロールしやすかったです。内径およそ17.5mmで浅めのUカップ。

右はWHFのカップW/G5、リムM5。これが使えるようになってよかったです。これを使って新たなボーゲンでHも音域もほぼ克服したので、全く話にならなかったフィデリオも吹けるようになりました。(なんかまだ危なっかしいけど。)

難を言えば(まあたくさんあるけど)Hは当たり易くなりましたが今度はBが今までよりセンシティブに。

まあ普段の練習には使えるレベルにまでなったのでしばらくこのセッティングでさらいます。



さてこの楽器なんですが、調べて見たらデーマルの後継者が作ったもののようです。おそらく1960年前後なのかなと思いますが詳しいことがわかりません。レバーセクションもサイズ感が大きく、そのせいでバルブまでのリンクも不自然な角度で付いています。とりあえずレバーが大きすぎて操作上問題あるので、そのうち作り変えるかもしれません。









私は今までいろんな小中学校、高校を指導しに行ったことがあります。管楽器は大体基本的に揃ってるし打楽器も基本的なものはあります。なので大抵の曲は演奏するのに困ることはありません。唯一私が15年吹奏楽部を指導していた中学は、当時23インチのペダルティンパニーとやはり23インチだったかのハンドルティンパニーを除きあと2台が手締めのシングルティンパニーでした。なので私が関わり始めてからおその唯一のペダルティンパニーの型番に合わせて4年がかりくらいで3台買い揃えてもらいペダルティンパニーを4台揃えました。


実は私がもう20年くらい指導している高校オケ、ここも今までティンパニーが手締め4台だったんですが、今回やっとの思いでペダルティンパニーを2台購入することができました!これは多くの方々からの寄付があって実現できたことでした。本当に感謝です。保管場所などの問題もありペダル収納式のモデルにしたのですが、とにかく悲願のペダルティンパニーが使えることの喜びと言ったらありません。


今年も間も無く文化祭なんですが、うちのオケはとても編成が小さいのでここ数年古典の交響曲をメインにしているんですが、今回はこのティンパニーのお披露目にもなるので1曲ティンパニー大活躍の曲をアレンジしました。


「ツァラトゥストラはかく語りき!!」


(冒頭だけ…)


総勢24人くらいで管楽器もパートによっては1本だったりダブルリードは今年始めたばかり。トロンボーンいない。などある意味ハードルが高いので編成に合わせてアレンジ。ティンパニー大いに目立ってもらいましょう!




前に書いたお弟子さんからの借り物ではないですが、縁あってうちに来たウインナホルンのバルブ調整です。ウインナバルブは1つのレバーで2本(空気の流れ的にIN側OUT側がある)の小さなピストンを動かしますので合計6個のピストンがあります。

今回1番問題なのは2番管。1番ズレてると思われる2番管のうち3と書かれたOUT側を手始めに。



良い楽器のようですが何とも当たらない。2番管は9倍音はタレまくり12倍音はツボがなく致命的に使えない。どうもポートが合ってないようなので開けてみました。この楽器は工具なしで開けられます。









こんな感じでピストンを抜きます。

更に各パーツをバラし、

どれもただハマっているだけです。




ウインナバルブは意外と簡単にバラせます。やはりストッパーのフェルト(?)がボロボロでないに等しい。ここを何とか修繕します。ただ位置合わせはどうするのかわからないのでここは洞察力。ロッドに2か所マークがあるのでこれが基準なんでしょう。



このようなマークが。で、実はこの2か所マークがあるピストンがこの1本だけなんです。他のピストンのマーク位置はどうも右側の位置っぽいんですが、とりあえず左のマークに合わせてみます。使う材はこれ。


手芸屋さんで売ってました。直径が5mm〜−5mmまで揃ってます。厚さは1mm。このうち10mmのものが合いそうなのでこれを数枚重ねていって厚みを調整します。ロッドを通す穴は打ち抜きポンチを丁寧に回しながらくり抜いてこのように。



元あったストッパーをキレイに外すとこれを6枚重ねるくらいでちょうど良さそうです。

そうして作った状態がこの写真の状態です。




外したフェルトはこんな。

ボロッボロです。

そしてフェルトを交換し組み付けて吹いてみると、確実に音は当たりやすくなり、1、2番を押した状態での音のコモリも緩和されました。ただもう少しかなあ、といった感じなのでフェルトをもう1枚追加してみました。その方が良いかな。結局2つあるマークのうち右側が正しいのかもしれませんが、寸法的にそれだとポートがズレるような気がする。もう一度調整し直しか。とりあえずこのやり方で何とかできそうなのであとはゆっくり考えるとします。今日はあと1番を調整して終了。お弟子さんに借りたウインナで感じたことですが、モダン以上にマウスピースの相性がシビアなのでこの楽器もマウスピースをしっかり選びたいです。


で、さっき写真見て気がついたんですが、このストッパーの位置ですが、もしかしたらちゃんとマークされてる⁇

ロッドのピストン側にもマークらしきものが入ってるんですが、これってここで合わせろってことだった?



この写真は1枚追加する前なので、結局このマークの位置くらいに収まっているんです。なーんだ。

この楽器の詳細はもう少し弄ってマウスピースもセッティング出来てから。またの機会にします。結局使えないかもしれないし。でもウインナバルブの分解ってあまりネットに出てこない(ないわけじゃない)ので書いてみました。



最近ちょっとお手伝いさせてくれている吹奏楽部指導のことを数日前にブログに書きました。

今日はその吹奏楽部のコンクールを聴きにいってきました。ここ2年銅賞続きだったというこの学校、結果は銀賞だったとのこと。土壇場での指導だったのでなかなかアドヴァイスを飲み込んでもらえるか不安でしたがひとつ上に行けてとても嬉しいです。先に会場を出てしまったので直接「おめでとう」を言う機会がなかったのがとても残念です。賞が上がったのも嬉しいですが、それ以上にこの子達と音楽を作っていく機会に恵まれたことが嬉しかった。そしてみんなが目を輝かせて私の話や出す音に反応してくれて、それを飲み込もうとする姿を見せてくれたことが愛おしくて印象的でした。最後の最後まで悩みを持ってきたり。みんな最後まで一生懸命取り組んで掴んだ銀はとても輝いています。
これからの人生、自分の可能性を信じて何事にも「明るく楽しく前向きに」取り組んでいってもらいたいなと思います。

今後はバンド的には演奏技術の基礎をブラッシュアップすること、音楽のレトリックを噛み砕いて教えて行きたいですが、大人の諸事情もあり今後どれだけ関われるのか…でも私も精一杯頑張ります!