ホルン吹き竹内修「Canoro Corno♪」 -3ページ目

ホルン吹き竹内修「Canoro Corno♪」

canoroとは「歌うような」「音色の良い」のイタリア語

今年度ほんの少しだけお手伝いしている中学吹奏楽部、先日演奏を聴き大雑把に問題は把握していました。アーテュキレーションが見えない、サウンドしない。もうコンクールまで数日なので細かいことを言っても消化しきれない。今日明日と全体の合奏リハに参加させていただきアドヴァイスをあげるのですが、こういうのって問題は実はシンプルだったりします。シンプルなんですがそこの意識を変えるのは至難の業かも。


大体中学生教える時に「息をまっすぐ入れろ!」「音符をしっかり吹け!」「音を舌で止めるな!」と言うことありませんか?「もっと大きく!」もよく言うかな。逆に「もっと小さく!」もあるか。


フレーズ吹く時に息をまっすぐ入れてたら味気ないものになります。全部の音符をしっかり吹かなきゃいけない時もありますが、いつもそうしてたらうるさいだけになります。大きい音にしようと思うときっと息だけ一生懸命入れようとします。結果体が締まり口が閉まり音程が上ずったりツボからずれて音色が硬くなったりします。音を切る時タンギングしますが音符の長さを必死に守ろうとして突くようにタンギングするとキツイ音になります。


単純な言い方をすると、管楽器は息で音が出ます。舌は音を区切ったりニュアンス作ったりします。口の中の容積を変えることで音色や音程を変えます。問題は息をどう使うか、舌含め口腔内をどう使うかです。常に変化しているので。


結論を言うと、息というのは音符ひとつひとつに「母音を歌うように」使います。舌は前の音を止めて次の音をスタートさせる。それを瞬間的にやっています。これがわかるとアーテュキレーションもはっきり出るようになってきます。タンギングは「舌打ち」ではないんです。

ダイナミクスの問題は、金管の場合大きい音を吹く時は少しピッチを低く取るくらいに口の前空間を縦に広げます。これは顎を下げる、口元を唇の中心に向かって締める、という作業になります。小さい音はその逆に近い。マウスピースを押し付ける力も考えます。この操作の中で楽器のきちんと鳴るポイントを押さえられるようにします。そうするときちんとサウンドする音が出せるようになります。口腔内もタンギングも一定では無理があります。ピアノの時気をつけたいのは楽な音域で息を支える力、アムブッシュアを抜かない、その他何か頑張っちゃう時に体が締まらないこと。というところで姿勢、下半身、腰、上半身、頭のポジションが適切かという問題も出てきます。


どれも言葉で表現しにくく、言葉だけ捉えてしまうと解釈の仕方が様々なので、私が教える時には実際それぞれの楽器でデモンストレーションして、ひとりひとりの吹き方をみた上で指導しています。こういうノウハウがわかると表現の幅が広がります。


うまく全体の音量バランスが取れない、サウンドしない、ピッチが合わない、フレーズ感がない、こういった問題は根本の問題点を改善するとすっきりする可能性はあります。今日はまだ荒削りですが部分部分でまとまりのある音がし始めました。子供は素直です。


吹奏楽の指導にお邪魔する際気をつけるのは、音楽を作るのは実際指揮される先生なので、当然そこをいじらない。その先生の求める物をどうしたら表現できるのか、ということです。そうすると自然と基礎的な技術をどう短時間で伝授するかということになります。

指導する中で「ここフォルテって書いてあるからもっと大きく吹かないと!」という指導しても、その子は「大きく吹きたくても大きく出ないんだよ…」という状態であることもあります。「音程悪いよ。チューニングした?」でも「わかってても合わないんだよ…」あるでしょう。問題はもっと違うところにあるかもしれません。指導は多角的に見る事が大切です。


明日も楽しみです。







久しぶりにバイクに乗りました。



今日はすぐ近所の親友宅に物を届けるために。暑い中ちゃんとツーリングジャケットとプロテクター付きのパンツを着て。暑いけどさすが梅雨明け湿気がないのでそれほど苦ではないです。左腕のテニス肘は相変わらず一進一退だけどクラッチは何とか握れます。ただ長距離はまだしんどいかな。テニス肘になる直前に買ったカメラもようやくテストできました!



ヘルメット用のアタッチメントも付いてる。何よりデザインがスマート。という事で選んだんですが、ヘルメット用アダプターの接着面が平面でイマイチ。これをヘルメットマウントするためにアタッチメントも作らなければならずずっと試行錯誤してました。

だけど、落ち着いたのはMidland製インカムのヘルメットマウントアタッチメント。これを加工して独自のアタッチメントを作る!肝心なのはヘルメットに装着した状態で画像が傾かないようにする事。ここ角度が難しく、くさび形の物を噛ませて角度修正するしかないんですが、ありました!ドアストッパー。これを加工して大きさを合わせて何とか。実際にはあと数度傾きを取りたいところですが。



みなさん使ってるGoProよりスマートかな。

そして今日のテスト結果ですが、動画はまあまあなんですが、何と風切り音が凄まじい!ほぼ風の音しかしない。



これでは不快なので帰宅してマイク部分にマイク用のウインドスクリーンを切って上手い事貼り付けてみました。これでどれくらい効果があるか、また後日テストです。


先日、私の主宰するホルン合宿をやったんですが(もう20年以上コロナ禍も毎年開催してます。)、その際お弟子さんが2名ウインナを持参してみんなでデュオしたりして遊びました。今までウインナは興味なかったんですが、合宿最終日に1人のお弟子さんが「先生、持って帰りますか?」と貸してくださった(Robert Engel)のでありがたくお借りしました。マウスピースだけは自分で選んでWHFのG5というのを選んで吹いてます。ボーゲンのレシーバーががえらく太いのでシャンクにアルミを二重に巻いて何とか合わせて。ウインナはバルブのショックが嫌だったんですが、吹いてるうちにこんなもんかと思うように。なるべくバタつかないようなフィンガーワークも必要なんでしょうね。

右手はほぼ添えるだけに近い方がいい。モダンとはやはり違う。でも全く入れないのはダメ。親指を立てる人もいるようですが、私的にはそれは合わない。フィンガリングもいろいろあるようですが、とりあえずいいとこ取りのフィンガリングでAもオープンで取ったり12で取ったり。Gもオープンで取ったり1で取ったり。

えらくボアが細いせいかちょっと水が溜まると当たらなくなる。しかし水抜きが慣れないという新鮮さ。

面白いですね。これマウスピースがもっとフィットすると意外と吹けそうです。とは言えウインナでソロを吹けるほどタフではないなあ。





あまりこれといった話題が無く相変わらずスローペースなブログです。


とりあえず近況。

先日投稿したように現在左腕がテニス肘…順手状態での物の掴み、握りがしんどいです。たまに良くなったかと思うととても辛くなったりととても不安定。このムラが何に起因するのかがわかりません。なんだか過保護にしているのも良くないような。


こんな状況の中、前からYouTubeにアップしていた私のアレンジした昭和歌謡ホルンアンサンブルの楽譜を出版することができました!以前からお世話になっていたプレイヤー兼アレンジャーさんに紹介していただいた出版社にようやくお願いし、現在2曲「恍惚のブルース」「夜霧よ今夜も有難う」が販売中です。


恍惚のブルース

http://sitemusic.jp/html/products/detail.php?product_id=248143797


夜霧よ今夜も有難う

今までYouTubeにアップしたものに関しては順次清書して出版しますのでお楽しみに!といってもfinaleを使いこなせず難儀しています…しかしもう少しみなさんが馴染みあるものもアレンジしないとねえ。せっかくアレンジするならたくさんの方に楽しんでもらいたいので。

私のアレンジのコンセプトは、四重奏でも五重奏でもメロディー、ハーモニー、ベース、リズム、カウンターラインを可能な限りカッコよく。特にベースがはっきりしないアレンジは嫌なので大体ベースはベースで(大抵4番なり5番なり1番下のパート)徹底してベースってます。楽しんでください。ベースの楽しみってありますから。


ということでチューバのお話


買ってしまいました。チューバのマウスピース!

今年度から指導にかかわることになった中学でチューバの指導者を探していたんですがどうしても見つからず(あまりに条件が…)最悪自分でやるかと。ただ今まで金管楽器中チューバだけはマウスピースのサイズが未知すぎて吹けないと思って(実際低音が出なかった)諦めてたんです。でもそんな事で思い立ってチャレンジしてみることに。


でお世話になっている新大久保のDACさんで色々相談して吹かせてもらって決めました。Perantucciの83-S



しばらく試奏させてもらったら吹けない原因がわかってきました。単純にまずプレスが浅過ぎた。ホルンからするとあまりにもリムの当たる位置が異次元すぎて意外とプレスしてない。チューバの低音は唇(というか口周り)のかなり広範囲が振動するので支えるにはリムをしっかり使わないと支えられない。なので思っている以上にプレスをして下唇も大きく振動させるようにするとかなり低音までしっかり吹けました。なるほど!そして楽器のチューニング、マウスピースのシャンクもチューバって意外と繊細だということがよくわかりました。シャンクが合ってないとホルン以上に音が当たらなくなる。ちょっとビックリでした。そしてマウスピースの内径。最初30mmくらいの小さいものでフラットリムがいいだろうと思っていましたが全く違いました。やはりある程度大きくないと低音が出しにくい。そしてラウンドリムがいい。(個人差あるはずですが)


いろんな楽器を手がけるとそれぞれに特性もわかってどうしたらいいのかもわかってくるので、やはり手がけてみてよかったです。

金管は音の出る理屈は一緒ですが、それぞれに特化した吹き方があるので、それなりの音を出すにはそれぞれの楽器に対して吹き方をアレンジしていく必要があります。それがわかってくると初心者の手ほどきなら出来ます。決してホルン奏者がホルンの吹き方で他の楽器を教えてはいけない(教えられない)し、他の楽器のプレイヤーに関しても同様。だから各楽器のトレーナーを置くスクールバンドが多いんですが、そんなにたくさんのトレーナーを呼ぶ予算もツテもない部活もあります。それぞれの楽器特有の問題、共通の問題、そして大事などういう音楽を作るか、そのために必要な考え方をわかった上で指導できる指導者なら全パート指導できます。私はそんな指導者でありたいと思っていますので、指導者に困っている方はどうぞお気軽にご連絡を。

takesam@aol.jp


そのうちトランペットからチューバまで使って簡単な金管五重奏でも録ってみようかな。

数年前に右肘がテニス肘になってしまいしばらくペンも箸も使えない状態になり苦労したことがあります。

原因は車のタイヤ交換時にラックから下ろした時の力の入れ方が悪かった事。数ヶ月放置したせいもあってか、整形行って湿布もらっても良くならず整体に通って普通に腕が使えるようになるのに1年かかりました。

今回はおそらく庭仕事を頑張りすぎて雑草を根から必死で抜いた、いきなりの力仕事の祟り…元々腕っぷしは弱いのに何かやり出すとどうにも限界超えても止まらない性格なのでそれが災いしたかなと。

で、5月上旬から痛くなり始めどうにもバイクのクラッチが握れない。楽器も持てない、ペットボトルすら…

ただ手の向きがあって、手の甲を上に向けてると痛くて持てないんですが手のひらを上に向けると大丈夫。

今回は早めに気づいたので早速馴染みの整体に行って鍼、灸、マッサージするも症状は一進一退。

腕を動かすといってもいろんな筋肉が関わり合って動いているので、とにかく体のバランスの問題が大きいんだろうと自分でも上半身のありとあらゆる部位の凝りをほぐしていきました。相変わらず首肩背中、特に右はパンパンなので。マッサージすると少し楽になりますが一時的。で、お風呂に浸かってマッサージすると楽になった時があったので、これは温泉だ!と温泉通うもやはり一時的。ところが先日岩盤浴のある温泉に行き岩盤浴に45分ほど(インターバルとりながら)入り汗かきまくったらすごく楽になり1日持ったんです。

岩盤浴、なかなか汗が出なくてなんか自分の皮膚が冷たく感じてたんですが15分くらいしたらジワジワ汗が出てきてグショグショに^^;気持ちいい!それと同時に筋肉が柔らかく感じる。やっとほぐれたんでしょうか。これに気をよくして2日後にまた行って。やっぱり気持ちいい。腕楽になる。医学的に正しいのかどうかは不明ですが体がリラックスするのは確かですね。そうすると今まで使えてなかった筋肉も動き出す?まだ物を持ち上げるのは痛いんですが、今日は午前中プールに行き(先週から行き始めた。)その後なんかクラッチ握れそうな気がしてきたので1ヶ月半ぶりに乗ってみました。クラッチちゃんと握れるじゃん!コントロールできるじゃん!20キロくらいゆっくり様子見ながら久しぶりに風を切ってきました♪おかげでこの1ヶ月ほぼ在宅でパソコン仕事中心で落ち込み気味だった気持ちが晴れましたよ!


テニス肘、本当に厄介です。実は右腕も日常的には支障は何もありませんが完全な状態ではないんです。

とにかく運動という運動をしてこなかったので、プールに通い始めたのも少し全身運動をしなきゃという思いから。この年で始めると「メタボ?」ってよく言われますが、(それも否定できない…)私の場合はそれより全身の筋肉バランスを無理なく整えたいという思いから。いやいや、健康第一!というお話しでした。