ホルン吹き竹内修「Canoro Corno♪」 -4ページ目

ホルン吹き竹内修「Canoro Corno♪」

canoroとは「歌うような」「音色の良い」のイタリア語

昨日は数年ぶりにオケ本番でした。オケはBBOという「ベートーヴェン・ブラームスオーケストラ」というアマチュアオーケストラ。指揮者とのご縁でこのオケの代振りや分奏をさせていただいていたのですが、ホルンパートに欠員が出てしまったので乗ることになりました。曲はベートーヴェンのエグモント序曲、田園、ブラームスは3番シンフォニー。エグモントと田園は1st、ブラ3は3rd。もう長いことオケピ暮らしが長かったので久しぶりにオンステージで人目にさらされると妙に緊張します。

誰でも緊張はしたくないと思いますが、人間どうしても本番だと「失敗したくない!」という気持ちがメラメラと湧き出てきて体も心も言うこと聞かなくなったりすることがあります。よく「緊張して震えちゃうんですー!どうしたらいいですか?」と聞かれることあるんですが、緊張してしまうのはどうしようもないどんなにさらってあっても緊張する時はしてしまう。

ではどうしたら緊張してても吹けるのか。


私の場合は、緊張しないで吹いてる時と緊張した時の身体の状態の違いを覚え、緊張するとなぜうまくいかなくなるのかを突き止め、意識して緊張していない時の身体の状態に持っていくようにしています。これは掴むのが意外と難しい。何せ緊張している時って言ってみればパニくっているので^^;


で、私の場合…

以前投稿しましたが、私の構えは下の歯並びの関係で楽器を右にかなり振った状態になるので首を左に捻った状態でバランスを保っています。と、言葉で書くと分かりにくいですが、要は頭だけ左を向いた感じで吹いてる。なので左肩、首筋に非常に負担がかかっています。これが緊張状態になると保てなくなって首が正面を向いてくる。そうするとてきめん楽器が鳴らなくなります。もう一点、普段舌根は上がっている(これに関しては本当は詳しく説明が要るけど割愛)んですが、緊張すると下がってきてあくびをしている状態になります。こうなると記譜で五線の第4線くらいから音の当たりが怪しくなります。加えて息の支えも緩んできて重心が下がりすぎてしまう(私は重心はあげると思っています。これも説明が必要ですが割愛!)ので口元でなんとか取り繕うとするので最悪です!

こういう自分の状態を色々わかっていると、どこをどうしたら良いのかわかるので緊張しながらもある程度のクオリティーは保てます。


まずは何度も失敗をしてその度に自分の負の状態をしっかり覚えるようにする。その観察力を身につけることが第一歩です。それがわかれば対処の仕方がわかります。失敗というのは忘れちゃいけないんです。失敗した状況を認めて分析して。それが失敗のリスクを少なくする方法なんです。「失敗は成功のもと」とはよく言ったもんです。皆さんも失敗しても落ち込んで終わらず、いいデータが取れたと思って次へのステップの糧にしてくださいね。


しかし自分の良い時の吹き方、緊張した時の吹き方って自分では意外とわからない物です。そもそもどうやって吹いているのかがすでにわからないというアマチュアの方は多いです。私はそういう方に自分がどう吹いているのかを見つけてあげるお手伝いができると思っています。奏法のお悩み、修正などアドヴァイスがほしいと思った方、どうぞお気軽にお問い合わせくだだい。一緒に考えていきましょう。

なかなか今年度の動きが見えずまた悶々とする日々を抜け、天気も良いので思い切ってプチツーリングに繰り出しました🏍今日は2時間で行けるとこまでと決め、とりあえず行き慣れてる相模湖方面へ出発。

最近ようやく体の力の抜き方、自分の癖がわかってきてますますバイクのコントロールが楽になって来ました。腕の力を抜くのはわかっていたんですが、腹筋背筋がとても重要。そして座るポジションが思った以上に大事。そして腕肩位置も考えると非常に楽に力が抜ける。そしてお尻、ステップ、上体のバランスを考えて荷重移動するとカーブがスムーズに回っていく。そこで自分の弱点もよくわかったのは、左腕の力が抜けてるようで全く抜けてない。やっぱり利き腕じゃ無い分不器用なんですね。だから右ターンより左ターンが苦手。理由がわかるとどこを気をつければいいかが見えてくるので練習しがいも出てきます。

というわけで最近少し普通に乗れる気がしてきたのでいつも車で走ってる相模湖方面、そして大垂水峠をバイクチャレンジ(決して攻めてません!) 🏍1番懸念していたのは下りのカーブ。場所によってはキツいので。
幸い今日の午後は車も少なくとてもマイペースで走れました。下り左カープは曲がりきれないと文字通り命取りですから特に慎重に。

大垂水峠は上りは空気がひんやりしてきてとても気持ちがいい。かなり気温が違うんですね。下り始めたらフワーっと暖かくなってきました。大垂水峠を越えると千木良にでます。ここでバイク乗り始めて初ヤエー!(すれ違いざまに手を軽く上げて挨拶。ヤエーなんて言葉バイク乗り始めてから知った!)
なんかやっぱり楽しい。
そしてその先が小原。ここに「小原の郷」という施設があり展示室、トイレなどがあるんですが、ここまでがで大体2時間。バイクのくせに車と同時間なのはすり抜けしないから😅とりあえずここで休憩して戻ります。なんかだんだんバイクが馴染んできて楽しい!
今度はもう少し足を伸ばします。


小原の郷にて。鯉のぼりが飾ってあります。











しばらくお蔵にしていたKalison。Schmidを吹くようになってからマウスピースをUカップのものを色々使うようになったので、そういうマウスピースではKalisonに合わなくなってしまいました。KalisonにはVカップのPerantucciを合わせていたんだけどリム形状的にどうにも居心地が悪くなってしまい、たまにSchmidに合わせてMOMOで作ってもらったUカップのマウスピースで吹いてはみるもののやはりあのKalisonの「柔軟な」歌い方は出来ず、自分の一時代を支えてくれた遺産としまってたんです。でもこれまたMOMOで作ってもらったマウスピース(HoltonのTuckwellモデルを内径1.6mmほど広げたモデル)で今日吹いてみたらなんとも良い感じ!このマウスピース、オリジナルは内径16.7と小さく、カップもとても浅く見えて実はダブルカップになっていて実は深い。そしてデータ上ボアが4.7mm。これを使っていた当時の自分には「無敵だ!」と思えるくらい自由度が高かったです。今はこんな小さいマウスピースは吹けないのでサイズアップして作ってもらったもの。大きくした分ボアは4.5mmに絞ってもらってあります。これはV、またはダブルカップで吹きたい楽器、主に私の場合はHoltonに使ってるんですがHoltonに使うと抵抗なさすぎて若干大味な感じになります。



因みにこのマウスピース、H104Tuckwellモデルに付属していたもので、マウスピースにHolton Tuckwellと刻印してあるんですが、刻印がHoltonだけのものがあります。単純に時期によるのかシグネチャーが外れてH105というモデルになった時のものなのか。105にはこれは付属してなかったと思うけど。で、今は中古でしか手に入らないこのマウスピースを先日お弟子さんにこのマウスピースを紹介したら、OSMUNでレプリカを販売しているのがわかりました。


左Holton 右MOMO


さすがに径が極端に違う。上吹き用下吹き用みたい。


で、今日なんとなくしまってある楽器に息入れようとKalisonも出してなんとなくこのマウスピースで吹いたら適度に抵抗がかかってとてもコントローラブル。今までなんでこの組み合わせの発想がなかったんだろう。なんかKalisonがまたステキに思えました。どこにどんなヒントがあるかわからないですね。

昨日はお弟子さんの所属するオケの本番を聴きに行って来ました。シュタイナー学園に通う男の子を小学校5年生から今年で6年教えてるんです。(そこにオケがあってホルンはずっとその子だけです。)

シュタイナー教育については私は詳しく説明できないのでお調べください。でもいわゆる「お勉強」をする教育ではなく、個々の感性や芸術的視点からそれぞれの個性を尊重する教育なのかなと思っています。

聞いた話では、ここでは小学校3年生くらいまではいわゆる習い事は推奨していないそうで、おそらく偏りのある人間にならないようにという配慮なんでしょう。とは言え中には当然ピアノ、弦楽器など早くから始めないといけないようなものなど含め、目的を持って習っている子はいるでしょうけど。

学校の音楽などでもとにかく優しい音を追求して、刺激のある音作らないようにしていると聞いたことがあります。

こういう学校のオケ、どんな音がするのかとても楽しみで、今までにも行きたかったのですが時間が合わなかったり、この2年はコロナ騒ぎでできなかったりで、今回ようやく聴きにいくことができました。


学校全体の発表なので小学生から高校生まで何かしらステージに立ちます。会の構成は1部ライアー、2部コーラス、3部オーケストラという3部構成です。



で、私は2部の終わりくらいに行ったのでコーラスの後半をロビーで聴いていたんですが、その声の美しいこと!見にくいですがプログラム中「ひとりぼっちの羊飼い」から聴いたんですが、低音から高音まで抜けるような美しさ。決して声を張らない、でも充分ホールに響く。それはスピーカーを通していてもわかります。結構難しい曲だと思うんですが、軽やかに歌っていました。

「天使にラブソングを」の「Hail Holy Queen」アップテンポで楽しい曲です。派手ではないですが明るい声で充分楽しさが伝わってくる。あー、最初から聴きたかった。普段合唱って特に学校のコーラスって興味ないんですが、これはそう思える歌声でした。


休憩挟んでオケの部。モーツァルトの28番1楽章の出だし4音聴いた途端引き込まれました。美しいフォルテ!どの楽器も無理がなく古楽器を聴いているような軽やかさ。ピアノの繊細さ、ティンパニーも妙にシンフォニックでなくちゃんとオケの中に居て出しゃばらず、かつ支配している。トランペットもこの曲音高いんですが決して張り詰めた音でなく。素晴らしいモーツァルトでした。「カヴァレリア」も美しかった!ベートーヴェンの1番1楽章はちょっとギリギリ間に合ったのかな、という感じでしたが不思議とちゃんとベートーヴェンでした。


私が教えているICU高校と一緒で全ての楽器が揃っているわけではないので、例えば昨日はファゴットのフレーズをトランペットに持っていったり、コントラバスがいないのでチェロパートを分けたりと工夫していましたが、そんなことも参考になりました。

全体的によく気にされる「音程」「縦の線」が合わないことも多いし音間違えも無くはない。ダイナミックレンジも決して広くない。でも充分伝わるものがある。こういうベースをきちんと作り上げた上でそれを発展させていくのが子どもの音楽教育としては絶対必要です。私は子どもたちにホルンを、他の楽器でも教える時に無理はさせません。小、中学生はまだ体力差もありますし上達の時間もまちまちです。難しいことをやるのは体と思考がある程度出来上がって来て自分でいろんなことが理解できるようになってからでいいと思っています。それまでは個々のペースを考え無理のない音作りを中心にしておけばそこから先は高校生になって心身ともに大人になってからで遅くはないでしょう。そう考えるとシュタイナー学園の子達から出てくる音楽は私の理想に近いものを感じます。


オケのステージになって指揮者が出て来た時に「あれ?なんか知り合いに似てる?」と思って改めてプログラムを見たらこの指揮者、私の大学時代の先輩でした^^;なんと世間は狭い。オーケストラ週に1回指導されてるらしいです。いい指導されてるなあと。

そして終演後ロビーでニコニコこちらを見てる方がいる、と思ったら大御所チェリストの知り合いでした!

この方は父の芸大時代の後輩で私の住む三鷹市の井の頭地区を中心に活動する音楽グループの重鎮でもあるお方。なんと世間は狭いなあ。


良い楽音を聴いて久しぶりの方々にお目にかかれて、幸せな1日でした。




今日はいい天気です!


仕事もない日曜日(日曜だから仕事がないわけじゃないんだけど…)庭いじりをちょっとして生き物たちを観察して。さて何しよう。ということでバイクのスクリーンを交換しようと!


ちょと前にブレーキレバーを交換したら左ロックでスクリーンにレバーが干渉しブレーキがかかってしまうことから純正スクリーンに戻したXJ6ですが、やっぱり購入した時に付いていたMRAのロングスクリーンに戻したくて加工することにしました。



結構当たっててブレーキランプのスイッチが作動するところまで当たってます。これは結構切り落とさないといけない。

干渉するところを切り取るためマジックで線を入れカッターでトレースして切っていきます…と思ったら全くらちがあかない!そりゃそうか。そんなにペラペラなはずない。バイク装備ナメてました。結局ホビー用の鋸でギコギコすることにしました。曲線がうまく切れないので意外と苦労。






上下双方から切っていきあとはヤスリで整形。これでいけるかと思って組み付けたらいけるにはいけたんですが、樹脂のライナーをつけたらそれが微妙に当たる。再度外してもう少し削り落としてようやく当たらなくなりました。





左右非対称の形になりますがそれほど気にならないかな。ネットで買った純正のスクリーンはクリアーだったんですが、スモークは引き締まっていい!短い方が特に正面からのバランス的には好きだけど、スモークということと実用性はこっちがいいかな。






そしてトップケースも初めに使っていたものより小さいのにしたので全体バランスも良くなったかなと。

あとで試乗しよう。その前にお昼〜🍛