精美スキンケアクリニックのいきいきワクワク情報ブログ -3ページ目

 

白斑は、「白なまず」と呼ばれることもある皮フの一部が脱色されたように白くなってしまう疾患です。

通常、痛みやかゆみはほとんどなく、身体の他の部分に機能障害などを及ぼすことはありません。

 

しかし、皮フの一部の色素が抜けて白くなり、頭部や顔面、首、腕や手など日常生活で露出して人目につきやすい部位に発症することが多いので、かなり目立つ皮フ疾患といえるでしょう。

白斑はできる部位によって、


全身に左右対称に表れるタイプ〔汎発型〕
1〜数個の白斑がある部位に集中的にできるタイプ〔局所型〕
皮フの神経に沿ってできるタイプ〔神経分節型〕


に分けることができます。

白斑が他人に感染することなどはありませんが、実際に治療に訪れる患者さんの話を聞くと、医学的な知識がない周囲の人たちから「感染する」と言われた経験を持つ人が少なくないようです。

尋常性白斑と呼ばれる一般的な白斑は後天性(生まれつきではない)皮フ疾患で、あるとき(幼少〜成人までさまざま)をきっかけに発症します。

一般的な白斑である尋常性白斑以外にも、先天性の〝限局性白皮症〞や〝脱色性母斑〞、高血圧の薬による〝白斑黒皮症〞、子どもの顔によく見られる〝はたけ〞、皮フの老化現象によってできる〝老人性白斑〞などもあります。

 

白斑ができる原因についてお話します。


皮フにはメラニン色素と呼ばれる色素細胞があり、これが多いと肌の色が濃くなり、少ないと肌の色は薄くなります。白斑は、このメラニン色素がなくなってしまうことで、皮フが白くなってしまう症状です。

白斑の原因として、現在では、「自己免疫説」と「神経説」という二つの説が有力とされています。


●自己免疫説
過度のストレスなどによって起こる自己免疫の異常が白斑の原因になっているのではないか、という説です。

身体には、細菌などの異物の侵入に対して白血球などが攻撃することで生体を守る自己免疫機能が備わっていますが、過度のストレスなどが引き金となってこの自己免疫に何らかの異常が起こってしまうことがあります。

この異常をきたした自己免疫が、メラニン色素を形成する細胞を自分で壊してしまったり、機能を低下させてしまったりすることで色素の脱失が起こって白斑が発症するという説です。

自己免疫説は、尋常性白斑のうち、〔汎発型〕や〔局所型〕の原因と考えられています。

●神経説
自律神経の異常が白斑の原因であるという説があります。

〔神経分節型〕の白斑が、神経の支配領域に目立って現れることや白斑ができている部分に発汗異常など自律神経系の変化が認められることから、自律神経と白斑の関連が指摘されています。

また、近年、皮フの神経とメラニン色素をつくるメラノサイトがつながっていることが明らかにされました。

 

さらに、培養色素細胞において神経蛋白であるカルチトニン遺伝子関連蛋白などが、正常メラノサイトや分節型白斑のメラノサイトに影響を及ぼしていることもわかってきました。

こうしたことを背景に、自律神経の乱れが〔神経分節型〕の白斑発症の要因であるとする説です。

他に白斑発症のきっかけは、怪我や火傷、日焼けなど、皮フに対する刺激が与えられることではないかという説もありますが、はっきりとしたことはまだ解明されていません。

また、いったん発症した白斑が広がるには、お茶やコーヒーの飲みすぎや肌着・衣服に残留した洗剤、体の洗いすぎなどが影響するとも考えられていますが、患者さんによって個人差があり一概には言えません。

 

 

自己評価を下げることが多い脱毛症脱毛症は、内臓疾患や感染症などという病気とは違って、治療しなければ身体全体の衰弱をもたらしたり、生命の危険にかかわってくる事態を招くような疾患ではありません。

しかし、気に病む人にとっては深刻な症状です。

 

脱毛症の治療に訪れた方の話をじっくりと聞くと、「他人の視線が気になる、」と訴える方が少なくありません。

具体的に言えば、

「どうも他人の視線が頭部にちらちらときているようだ」

「電車やバス、飲食店などの公共の場所で、知らない人が頭部をうかがっているような気がする」

あるいは、自分に向けられたものではなくても「禿げ」という言葉に過剰に反応してしまう、等など。

このような、頭髪の悩みがない人には理解してもらえない悩みをため込んでしまうようであれば、知らず知らずのうちに対人関係に悪影響を与えていると考えることができます。

 

また、自尊心を損ね、自己評価が低くなってしまう原因ともなるでしょう。

 

こうした精神的な苦痛を感じるようでは、結果的に仕事や交友関係などの社会生活に支障をきたすことにもなりかねません。

 

毛髪の悩みは、因果関係のあるなしにかかわらず、異性との交際などがうまくいかない、仕事がうまくいかない、などの悩みが頭髪の悩みと結びつき大きなストレスとなることもあるようです。

 

また、そこまではいかなくとも、

○頻繁ひんぱんに鏡を見る
○他人の目線を感じたり、他人に指摘されたことがある
○薄毛が原因で、人に会うのが憂鬱
○髪の分け目の薄毛が目立つ
○髪にボリュームがない
○髪をセットしても、ペシャっとなり決まらない
○抜け毛がひどく、このままでは心配
○髪型が気になって仕方ない
○水泳や入浴の後など髪が濡れているのを見られたくない
○洗髪やブラシのときに抜け毛が気になる
○シャンプーする時、髪の毛が抜ける朝起きた時に、枕に髪の毛がついている
○ストレスで髪が抜けた
○抜け毛がひどく、このままでは心配
○周囲の人から、髪が薄くなったことを指摘されたことがある
○フケが多い
○育毛剤・養毛剤の効果が全くない
○円形脱毛症に、繰り返しなってしまう
○出産をきっかけに髪の毛が薄くなった

上記のうちで当てはまることがあれば、治療を検討なさることが、薄毛や禿げを気に病むことから派生するストレスの解消に結びつく近道でしょう。

欧米での長年の研究によって、レーザーエネルギーが頭皮部分の血液の流れと循環を大きくすることが実証されました。

血液の流れの増大は重要な栄養分を毛包に伝えると同時に、有害な老廃物を除去してくれます。

 

このことにより、衰弱していた毛包は、美しく、太い、健康な髪の毛が育てられる毛包に変わるための基本要素とエネルギーを得ることができるのです。

レーザー照射によって改善された毛髪環境は、毛包を元気づけて健康な発毛を促します。

 

気になるお悩みがある方はお気軽にご相談ください。お問い合わせはこちら

 

②一時的な脱毛症

また、これまで述べた進行型の脱毛症とは違い、一時的に脱毛が起こる場合もあります。

 

抜け毛が気になるようであれば診察を受けて、何が原因か特定することが必要です。

なかには生活指導や体質改善だけで症状が好転する場合もあるので、症状が悪化しないうちにケアできれば安心です。

 

一時的な脱毛の原因としては次のようなものが挙げられます。

○精神的なもの(過度のストレス)
○血流障害によるもの(食生活の乱れや間違ったダイエットなど)
○病気によるもの(甲状腺関連の病気など、鉄欠乏性貧血など)
○薬物の副作用によるもの(抗がん剤やピルなど)
○頭皮のトラブル(脂漏性皮膚炎など)
○パーマやヘアーカラーなどによるもの

こうした一時的な脱毛では、それぞれの原因によって治療・対処法が異なるので、まず原因を突き止めることが必要となります。

 

③子供でも発症する円形脱毛症

円形脱毛症という一〇円玉ぐらいの禿げができる症状は、大人だけではなく子供でも発症することがあります。

子供の場合は学校、大人の場合は仕事場などの社会的生活を送ることが、この疾患のために苦痛になることもあります。

 

時間が経過するにつれて自然治癒することもあるのですが、精神的に負担がかかるようなら治療して、早く精神的な苦痛を取り除くことをお勧めいたします。

 

 

①若年から発症することも多い脱毛症

一般に成人男性の三人に一人ぐらいは若禿(はげ)―男性型脱毛症― の悩みを抱えているといわれています。

 

細かな統計データではありませんが、普通に生活していて体感できる感覚からいって、ほぼ間違いないところでしょう。

この男性型脱毛症は、早い人では一〇代後半から二〇代にかけて発症することが多く、何も治療しないと症状は進行していきます。

精美スキンケアクリニックでも、ここ数年、脱毛症の外来患者さんのなかに二〇代や三〇代の方が増えてきている傾向があります。

 

また、女性の脱毛症のなかにも、この男性型脱毛症と同じような症状があることが分かってきています。

こうした女性における男性型脱毛症の社会的な認知の影響もあるのでしょうが、脱毛症(薄毛、抜け毛)治療の外来患者のなかで、女性が占める割合が増えてきているという実感があります。

脱毛症の場合、いくつで発症したとしても、ほとんどは年齢と共に症状は進行していきます。

 

精美スキンケアクリニックでは、自己の毛髪を再生する治療がメインとなるので、早く治療すれば、それだけ

○治療効果が高くなる
○治療期間が短くてすむ

というメリットがあります。
 

女性の脱毛症先ほども述べましたが、男性ほどではありませんが、女性の脱毛症(薄毛・抜け毛)の方の割合は以前より多くなってきているという印象があります。

一概には言えませんが、三〇.四〇代で全体の一割.二割、五〇代で全体の二割.三割ぐらいの方に薄毛の悩みがあるようです。

 

こうした女性の脱毛症は、男性の脱毛症と比べるとより専門的な診断・治療が必要となってきます。

 

それは、女性の脱毛症は年齢や症状、原因などにバリエーションが多いからです。

一般に女性の脱毛症の多くは、更年期を迎えてホルモンバランスが崩れるとともに発症することが多いのですが、それより若年の脱毛症は割合が少ないだけにそれだけ悩みが深刻なことが少なくありません。

女性の脱毛症の場合も、早く治療にのぞめば、それだけ治療効果も出やすいので、なるべく早い治療が望ましいことに変わりはありません。

 

 

病院・クリニックによって治療法が異なる理由についてお話します。

医療レーザーによる皮フ疾患治療のメリットを何となくでもおわかりいただけたでしょうか。

 

もちろん、医療レーザーなら何でもいいというわけではありません。

 

白斑、乾癬、アトピー性皮フ炎、傷跡の治療には、それぞれの症状に適した専用レーザーを用いる必要があります。

また、傷跡一つをとっても、赤い傷跡、白いキズ跡、茶色がかった傷跡、青味がかった傷跡、ケロイド状の傷跡などがあって、それぞれに適応するレーザーが異なるので症状に応じたレーザーの使い分けが必要となります。

私が院長を務める精美スキンケアクリニックでは、日本でもいち早くアンチエイジングや皮フ疾患のレーザー治療を行ってきました。

 

現在では様々な患者さんの希望に沿った治療を可能にするために、約120台の医療レーザーや光線治療機器を揃えていますが、白斑、乾癬、アトピー性皮フ炎、傷跡の専用レーザー・光線治療機器についても、日本で最も早い段階に導入し治療実績を上げてきています。

しかし、残念ながらこうした最新の専用レーザー・光線治療機器を取り揃えていない美容外科や皮フ科の病院やクリニックも多く、そういった病院やクリニックでは最新の治療が受けられないのが現状です。

施設や治療機器が整っていない病院やクリニックのなかには、最新の治療法を希望する患者さんに、専用レーザー・光線治療機器が揃っている病院やクリニックを紹介してくれるところもありますが、旧来の患者さんに負担が大きい方法や効果があまり期待できない方法で疾患を治そうとするところが多いのも事実です。

 

●そしてベストな治療には病院選びが大事です。●

 

白斑、乾癬、アトピー性皮フ炎、傷跡の最新医療レーザー・光線治療が日本で行われ始めて、まださほど年月が経っていません。

 

そのせいもあり、先ほど説明したように最新医療レーザー・光線治療を行っている病院・クリニックは、まださほど多くはないのです。

そのため患者さんは、最新医療レーザー・光線治療を希望する場合には、自分が希望する施術が可能な病院・クリニックを選ぶ必要があります。

 

極端な言い方をすれば、病院・クリニック選びの時点で、すでにある程度治療の選択をしていることになっているのです。

そのため、満足度が高くて後悔しない治療を受けようとするならば、患者さん自身も自分の疾患と治療法に対する知識を持っておいたほうが良い時代になってきているといえるでしょう。