9月9日、10日の2日間に渡り、挙式が行われたウエディングドレスと

その他のエピソードを綴っています。
5回目の今日は、白のウエディングドレスのお話です。

 

クラシカルでシンプルなスタイルがご希望だった

新婦様のためにデザイン画を4型おこしました。


みなさんで、あーでもない、こーでもない、とワイワイしながら

最終的にコレ!と決めていただいたデザインは、最もシンプルなスタイルでした。

(今、私の手元にデザイン画がないので、当時のアトリエの様子のみUPさせていただきます)

 

お袖は1枚袖だった予定を2枚袖に変更し、新婦さまの素敵な笑顔に

花を添える愛らしさを表現することにしました。

 

 

 

 

ただこのお袖、納得のゆく長さとフレアを出すのに

酒井先生には、おそらく5~6回やり直していただいたという

エピソードがあります。

 

シンプルな白いドレスにフレアの2枚袖。
ベールはお着けになられないご予定で、トレーンもないスタイルがご希望でしたので

その通りにさせていただきました。

 

ただ、スカート部分はあまりシンプル過ぎても、華やかさがないので、

オーバースカートを合わせ、後姿にも華やかを添えたかったので、オーガンジーのお花と

白いオーガンジーのベールに見立てたロングフリルを添えました。

 

 

image

 

ぐっと華やかさが表現で来たのではないか、と思います。

 

グローブは当初シンプルなもので、とのことでしたが、フィンガーレスの

こちらもレースとオーガンジーで華やかなデザインに変更させていただきました。

 

 

髪飾りはドレスのお花のイメージで、髪のサイドに着けていただくよう

アレンジがしやすい長さのある花を集めました。

お越しいただく度、レースやパールが増えて行く様子を目の当たりにされた
新婦様のキラキラ輝く笑顔がとても印象的でした。

ウエディングドレスのお話、まだまだ続きます。

デニムのウエディングドレスの生地探しには

相当苦労をしました。

まず、今回のドレスには3色のデニムが必要で、

当初、濃色のデニムを購入し、ブリーチ加工を予定していました。

 

しかし、大阪では大きな釜がなく、

ブリーチができないと判断。

 

そこで、岡山のデニムメーカーさんをご紹介いただき

直接、購入させていただくことになりました。
 

生地スワッチから選び、届いたデニム40m♪

 





これで、生地の手配は完了です。

 

副資材には、ホースヘアー、ボーン、パールなどなど

細々したものが次々揃ってゆきます。

新郎のタキシードには、3か所、刺繍を入れることになり

こちらは、刺繍専門の会社社長が相談に乗ってくださり、

裁断した生地を持ち込み、刺繍を入れていただく事になりました。

 



裏地は、うーご様からデーターをいただき、連続模様に仕上げました。

いざ裁断の段階になると、弊社アトリエの大きな作業台でもおぼつかないサイズのパターンが並びました。









いよいよ縫製の開始です。



薔薇の花は、一つ一つ手作業で作ります。

トワルのイメージなな近くなるようサイズ調整をしながら進めました。


まだまだ製作秘話が続きます。

 さて、前回からの続きのお話です。

 

デニムドレスのほかに、白のドレスもご注文をいただいた際

”新郎さんは、デニムドレスの横で、どんなお召し物をご予定されていらっしゃいますか?”

とお伺いしてみました。

当初は、全日同様、白のタキシードで、とおっしゃっていたように思います。

そこで、色々お話をさせていただく中で、ここはやはりデニムでタキシードを!という意見が飛び出てき、急遽、新郎のデニムタキシードをお仕立てさせていただけることになりました。

 

実は、この度のお式の主役のもうお一人、新郎は、アーティストでいらっしゃいます。

 


愛らしいリンゴのキャラクターが彼のシンボルで、

今、様々な場所でカラフルウーゴさんの壁画を見ることができます。
絶賛ご活躍中のアーティストさん、活動の詳細は
ぜひ、HPにリンクを張ってくださっていますので、

instaglamなどでチェックしてみてください。

本題に戻ります。

こんなにかわいいキャラクターがあることを知り、私の製作魂にも火がつきました。
そこで、

ご提案その1

裏地に、うーご様のシンボルとなるリンゴちゃんをモチーフにしたオリジナルプリント生地を作りませんか?



ご提案その2

タキシードはデニム素材ですので、ジャケットにも刺繍を入れましょう!

 

とご提案させていただきましたところ、うーご様から

”そんなのやりたかったんです!”
と、キラキラした瞳でご了承をいただきました。

さぁ、準備です!
デニムは岡山から40mお取り寄せしたものを起用。

うーご様にも、どのようなデザインになさりたいのか、アイデアをいただくことになりました。

続きは次のブログで!

 

 

 

 さて、デニム素材のウエディングドレスのお話をいただいた際、

お客様からイメージの画像を見せていただきました。

 

この時、ウエディングセレモニーが2日間に渡って行われること、
白のウエディングドレスもお召しになられるご予定ですが

それは、既にほかでお見立てされていらっしゃることを伺いました。

 

そして、2日間のウエディングセレモニーには、

それぞれ、テーマがあり、私が担当するデニムドレスには

”カラフル””凹凸感”というお題をいただきました。

 

そこでデザイン画を起こし、決まったデザインでトワルを組んだ画像がこちらです。









 

2日目、ガーデンパーティーの際お召しになられるドレスとのことで
カラフルな来賓に負けない、それでいて、全ての色を受け入れられる素材=デニム

との発想でイメージを膨らませたデザインでした。

デニムドレスの下には、オーガンジー素材のロングスカートをセットアップし

少し控えめなボリュームの、ワイヤー入りパニエをセットインしています。

ご試着の際の、新婦さまの華やかにほころんだ笑顔が、とても印象的でした。

ドレスのお話は、まだまだ続きます。

 

 今年6月の、とある日。

酒井先生の教え子さんから1本の電話が入りました。
”ウエディングドレスのオーダーは受けていらっしゃいましたか?”

 

ええ、ええ、勿論です。

弊社の得意分野でもあります。

 

そしてお話を、繋いでいただく事になりました。

 

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今年の9月に挙式のご予定だとおっしゃる新郎さまの親御さんが

アトリエにお越しくださいました。

 

ご要望はフルオーダードレス

素材は、”デニム”です。

 

ネットにある画像も拝見し、大まかなご要望をお伺いさせていただきました。

そして、その日は、次回、私からデザイン画を幾つかご提案させていただく事をお約束し

打合せは終了しました。

 

お慶びの日の特別なお衣装のご依頼には

毎回、胸が高鳴ります。

しかも、今回は、素材が”デニム”

 

ワクワクが止まらないご依頼を、また一ついただきました。

今回は、このウエディングドレス、いえ、ウエディング全部にまつわるお話を

今日から少しずつUPさせていただきます。

よろしくお願いいたします!