C.I.L. -5ページ目

和食のお惣菜として作るアルゴビ

ブログをニコニコのブロマガ に移動させる気マンマンだったのだが、タグによるカテゴリー分けが実装されるまではログを増やさない方がよかろうという判断で絶賛停滞中。

仕方ないので、今までどおりアメブロの方に新記事を載せていきます。

てかさ、ブログサービスなのに記事カテゴリーを管理できないってどういうこっちゃ?



C.I.L.
というわけでさっそく本題に入る。
上の写真は鍋(寄せ鍋からの煮込みうどん)の残り汁である。
原材料は醤油とみりんと具から出たダシである。

まあ普通だったら〆も食べていることだし流してしまうという案もアリなんだが、根っからの板橋っ子であり、それ故の貧乏性でもあるオレ様は、せっかく味が出てるスープを捨ててしまうのが惜しくて惜しくて。

何か流用できないか思案した結果、前々から試してみたかった 「和食のお惣菜として作るアルゴビ」 に使ってみることに。

アルゴビとは、ネパールのジャガイモ(アル) とカリフラワー(ゴビ) の温野菜サラダスパイス風味的な料理なのだが、以前から 「これを和のお出汁味で作ってみても美味しいんじゃないか?」 と考えていたのである。
※正統派のアルゴビのレシピは紹介済み


C.I.L.
今回は鍋の残り汁に旨味がたっぷり含まれているので、通常よりも材料が少なくなっております。

<材料 約4食分>
カリフラワー 1個
ジャガイモ 2~3個(サイズにもよる)
玉ネギ 1個分を適当にスライス
生姜 すりおろしor針生姜にして最後に散らす(量はお好みで大丈夫)
小ネギ&鰹節 最後に散らします

-使用するスパイス-
パンチホロン 小さじ半分
ターメリック 小さじ0.5~1弱(入れすぎ注意)
唐辛子粉 小さじ0.5(※)
※この料理に限っては七味で代替するのもOK。
むしろそっちの方が風味が違和感なく深まって良いかも。


C.I.L.
C.I.L.
まずはいつも通りサラダ油(大さじ1~1.5) を熱して、パンチホロンでスタータースパイス。

ちなみに、パンチホロンとは数種類のホールスパイスが予めブレンドされたもので、手に入らなかったらマスタードシードとクミンシードを合計で小さじ1杯分になるように合わせて代用してください。

ホールスパイスの香りが立ったら、スライスした玉ネギを入れて水気が飛ぶまで炒めます。


C.I.L.
この間に、カリフラワーは軽く下茹でしておき、ジャガイモは皮付きのままレンジに放り込んでチンします。※カリフラワーの茹で過ぎ注意


C.I.L.
玉ネギの水気が飛んだら、すりおろした生姜を加え、ターメリックと唐辛子粉を混ぜ込んで2分ほど炒めます。

もしパンチホロンを使わない場合は、ここでコリアンダーパウダーなど香り付け用のスパイスも加えて炒めてください。


C.I.L.
鍋汁を入れ、火を強めて温度を上げます。(ここまでの調理は中火推奨)


C.I.L.
C.I.L.
汁の温度が高まってきたら、予め加熱しておいたカリフラワーとジャガイモを入れ、満遍なく混ぜ合わせます。


C.I.L.
もし具が固かったら、写真のようにフタを閉めて食べ頃になるまで蒸し焼きにしてください。


C.I.L.
C.I.L.
食べやすい固さに仕上がったら皿に盛りつけ、小ネギを散らし、最後に鰹節をふりかけて完成。

しっかりとスパイスを使っているのに、食べてみるとベタな和食の味がするという不思議な逸品。しかもスパイスの風味と和のお出汁味が全く喧嘩をしておらず、普通に美味しいお惣菜に仕上がっている。

てか、想像してたよりずっと旨くてびっくりした。


どうしてここまで上手く行ったか考えてみると、そもそも和食で芋煮って定番じゃん?

ダシで玉ネギを煮込むなんてのもよくある調理法じゃん?

カリフラワーも和食じゃあまり使わないけど、ダシを吸ってくれるので炒め煮タイプの料理にとても合うのね?

インドにも鰹節みたいな食材があって、スパイス料理によく使われるのね?

こんな感じで1つ1つの要素を考えてみると、このレシピって実は組み合わせに無理な点がないのである。「トマトが入らない、○○を使わない」 といった正統派のレシピとの違いはあるけれども、欠けた部分は別の何かで補っているので、最終的に全く違和感のない料理が出来上がると。

いつもの醤油・みりん・ほんだしで作った味じゃ飽きちゃうなんて時に作ってみると、ちょっぴりエスニック要素の加わった和食って感じで面白いんじゃないかと。

以前アップした初心者向け記事に書いた 「スパイスは香りと刺激が付くだけ」 という点と、「塩気と旨味と全体の風味が調ってれば何をどうしたって旨い」 という2点を理解しておけば、こんな感じで ”日本人ならではのスパイス料理” がいくらでも生み出せる……はず。



■初心者用 超基本手順

<油にスパイスの香りを移す=スタータースパイス>
1.何らかの油を底の深いフライパンか鍋に敷き、中火程度で温める(サラダ油が無難)
2.油が温まったら種状のスパイス(ホールスパイス) を必要量入れる
3.充分に熱してスパイスの香りを立たせ、なおかつ焦げ付く前にみじん切りの玉ねぎを入れてスパイスと絡める(クミンやマスタードなどは丁度いい頃合いでパチパチ弾けるので目安になる)
4.玉ねぎが透き通ってしんなりするまで炒め、必要ならばニンニクやショウガも入れる

<香りと刺激を決める>
5.ターメリックを入れて残っている油と絡めていく
6.火を通す必要がある具材を入れて炒める
7.コリアンダー・クミン・カルダモン・シナモンなどの香りを出すパウダースパイスと、唐辛子(粉)やブラックペッパーといった辛味(刺激) を出すスパイスを入れる

<仕上げ>
8.ざく切りにした生トマトかトマト缶を入れて火を通す(粘度が出るまでしっかり火を通す)
9.必要ならば分量分の水を入れて少し煮込む
10.塩で味を調整し、最後にガラムマサラを振りかけて香りを強調したら完成(※スパイスの中には火を入れ続けると香りが飛ぶものがあるので、最後に補強してやる必要がある)


■初心者用記事
スパイス料理を始めてみようという方は、まずはこれらの記事から読んでください。

・その1【スパイス初心者専用】 スパイス活用の基本的な考え方
基本中の基本となる情報をまとめてます。
・その2(失敗のリカバリー方法として流用できる) 大根と白菜と手羽元のスープカレー
もし失敗してしまった時はこの記事を読んでリカバーしてね。
・その3 香取薫氏、スパイス業界に対して吠える!
スパイスの名称について初心者が最初に知っておくべきお話。


オートモッドのジュネ兄さんを力いっぱい応援中
↑上のバナーをクリックすると私の、下のテキストリンクの方をクリックしていただけますとジュネ@オートモッドのランキングポイントが上がります。(たぶん)

ブログ移動についてさっそく方針変更

というわけで

ブロマガ版 C.I.L.
http://ch.nicovideo.jp/oharan

についてなんですが、相変わらず記事のテーマ(ジャンル・カテゴリー)の設定が出来ないという仕様のため、過去ログを見て回る作業が非常に面倒くさいです。

ブログとメルマガを同時にやれるって点は便利だし、個人的にニコニコを応援しておきたい(慣れておきたい)という気持ちは強いのですが、本格的な移動は何度か仕様変更を経た後の話かなと。

何より致命的なのが、現時点の仕様では 「板橋グルメ記事」 が移せないこと。
所在地や最寄り駅なんかで分けず、ただ2~300件の店の記事が羅列されてるなんて見辛い、探し辛い事この上なし。

なので、板橋グルメ記事はこれまで通りこっちで更新して、それ以外を向こうに書く形にしようかなと。

取り急ぎ、ネトウヨの巣窟と呼ばれるニコニコに、ネトウヨ問題の過去ログを続々と貼り付けてみようかと思います。(炎上商法)

ブログ移動しようと思ったんだが

ニコニコでブロマガが一般開放されたので、せっかくだからそっちに移動しようと思ったのだが、カテゴリー分けが出来ないくさい!

それだと板橋の飲食店情報が探し辛いよなあ。
困ったなあ。

とりあえず、店名の後に最寄り駅を書くとかでごまかすしかないかな?

『龍神(ラーメン・大山)』 みたいな感じで。

ブロマガ版 C.I.L.
http://ch.nicovideo.jp/oharan

作りかけのおはら汁が読めるのは今だけ!(ちなみに誰からも求められないだろうから、現時点ではメール配信はしない方向で考えてます)(最初は過去ログ移動祭りで迷惑だろうしw)

さだお、猪肉料理に初挑戦 「カレー編」

という訳で前回の続き。


C.I.L.
初めての ”お家de猪鍋” を楽しんだ翌日、土鍋に 「カビか!」 ってなくらい大量の脂が浮いていらっしゃった。


C.I.L.
こちらは下茹でした際の茹で汁の余りなんだが、こっちにも穴を開けたらワカサギくらい釣れるんじゃないかと思うような脂の層ががが!

おっかねえ!この脂の量はおっかねえよ!

おいら知らないこととはいえ、こんな脂の塊を食っちまってたのかあああ!!!

不安におののきつつ、食っちまったもんは仕方ないので、証拠隠滅とばかりに脂をすくって捨てる作業からスタート。


C.I.L.
すると、脂の層の下からプルンプルンのコラーゲンっぽいスープが。ほぅ。

試しに舐めてみると、昨晩の脂ギッシュな口当たりがなくなり(当たり前だが)、コクと旨味の凝縮されたなんとも上等なスープさんであった。

するとここでオレ様の脳内に響き渡る炎のファイター!

「カレー!ボンバイエ!カレー!ボンバイエ!ファイッ!ファイッ!」


C.I.L.
元気ですかぁ~!!!

そりゃそうだろ!これだけ力強いスープだったらカレーとの相性が良いに決まってる!

しかも一晩経ったからか、お肉の繊維が緩くなってて、じっくり煮込んだすじ煮込み的な柔らかさに化けていたのだ。脂身の独特な甘さもあるし、これは変にスパイスから作るより、ルーを溶かしこんだお家カレーの方が良さそう。

ちなみにルーカレーにしたのは決して手を抜いた訳じゃないぞ!慣れるとスパイスから作るのもルーで作るのも時間的に変わらなくなるんだから!

<超ザックリレシピ>
猪スープ 7~800ccくらい
猪肉 好きなだけ
カレールー 半箱分
玉ねぎ 1個分を半分をみじん切りに、もう半分を大きめにカット
ジャガイモ 適当にカットしてレンジでチン

でね、でね、基本的には油で材料を炒めてスープとルーを入れて煮込むだけなんだけど、猪って笑ってしまうくらい分厚い脂身がくっ付いているので、切り分けてラード代わりに使ってみた。

鍋に薄くサラダ油を敷いて熱し、そこに小さめに切った脂身を投入。表面に焼き色が付いて中から脂がジャンジャカ染み出すまで炒め続ける。

そしたら脂身を捨てて玉ねぎを炒め、予めレンジでチンしておいたジャガイモを入れ、最後に猪肉を入れて簡単に炒め合わせたらスープとを投入して10分ほど煮込む。

後はルーを割り入れて味と香りを確認し、醤油・ケチャップ・唐辛子(粉) なんかで調整したら完成。(香りが足らなかったらクミンやコリアンダーのパウダーを最後に足す)


C.I.L.
見てくださいこの美しい姿!スパイスから作るカレーも好きだけど、やっぱ日本人たるものルーカレーだよなあ。余計なことを言えば、こういう肉・玉ねぎ・ジャガイモ程度しか入ってないシンプルタイプが ”飲み物として” 優れていると思う。


C.I.L.
猪の風味には甘みが合うと思うので、リンゴの摩り下ろしを別添えにしてみた。

なんかねえ、脂身がうまいのよ脂身が。ラードとして使うのにだいぶ切り落としてしまったんだけど、残しておいた脂身部分のあまりのうまさに後から勿体ない気分になっちまった。ただ柔らかいだけじゃなく、噛むと最初に ”サックリ” とした抵抗があって、その次に ”ジュワ~” っと柔らかい食感が伝わってくる。そしてやたらと濃厚な旨味および甘みっていう。

猪うめえ!特に脂身とスープがうめえ!

よく 「猪は豚に似た味だ」 というけれども、豚なんだか牛なんだか解らない獣の風味があり、むしろクジラなんかにも近いんじゃないかなあ?

という訳で、思いもよらない贈り物だったけれども、初めての猪料理は無事に成功したと言っていいだろう。さすがオレ。頑張ったねオレ。

問題があるとすれば、猪の味を知ってしまったのに、今度いつ猪肉が手に入るか解らない事かな!

さだお、猪肉料理に初挑戦 「鍋編」

奥方様 (絶賛ブログ放置中) が知人から 「イノシシの肉」 を大量にもらってきやがった。お約束の 「さだおなら何とかするだろ」 という希望的観測で暴走した結果らしい。

しかしながら、猪肉を使ったレシピなぞ普通は手持ちにない訳で。もし猪の調理に慣れてるヤツがいたとしたら、そいつは田舎住まいかハンターかの二択であろう。

オレ様は生まれも育ちも板橋区であり、板橋区は腐っても23区であり、いくら板橋が23区でも有数の田舎だとしても流石にイノシシにはお目にかかった事がない。

という訳で、Google先生のお力を借りて猪の調理法を学ぶことに。

すると、どうやら猪肉には臭みがある可能性があり、また肉質が固いという事が判明した。臭みに関しては 「どのタイミングで捌いたか?」 に依るところが大きく、肉質については煮込めば煮込むほど柔らかくなるんだそうな。(逆に言うと煮込まないと固くて食べづらいと)

色々な下処理法を照らし合わせた結果、まずはぶつ切りの生姜と一緒に酒で煮込むのがよかろうという結論に。

鍋で酒を沸かし、そこに生姜をぶち込み、適当なサイズにカットした猪肉を放り込んでアクを取りながら茹でること1時間。


C.I.L.
とりあえず肉は食べられるくらいの柔らかさになった。臭みがどうなったかというと、「うえっ!」 となるような食べられないレベルではなく、むしろ豚肉の風味が濃厚になった感じで……むしろうまい?

ただ、皮だけは固くてどうやっても食べられなさそうだったので、脂身部分と切り分けてみた。で、その脂身ってヤツが非常に味が濃くて甘くて素晴らしい。問題は 「中年のジジイががっついて良いモノなのかどうか?」 という健康面での不安だけである。


C.I.L.
また、茹で汁にこれでもかと脂が浮いており、試しに舐めてみたらすっげー良いスープが取れてやんの!どっちかというと、肉よりこのスープの方が重要なんじゃないか?豚とは比べ物にならないくらい、パワーのあるイカしたスープだぜ!


C.I.L.
という訳で、本日のレシピ決定。この猪のスープでシンプルに鍋を作ります。


C.I.L.
と言いつつ、家にあった野菜を適当に放り込んだら酷いビジュアルになった。

<今回ぶち込んだ具材>
・白菜
・ゴボウ
・ちょっとずつ余ってたキノコ類
・ネギ
+猪肉

猪の鍋というと味噌仕立てのイメージがあるのだが、今回はスープの味をストレートに味わうために、調味料はなるべく入れず、醤油+ポン酢だけで食べてみることに。


C.I.L.
思った以上に脂ギッシュな点だけは気になったが、味自体は問題なし。獣特有の風味も ”独特の旨味” の範疇だし、冬場に身体を温めるのに最高のメニューなんじゃないかと思った。

肉は前情報の通り繊維質ではあるのだが、しっかり下茹でしたからか、噛み切れない固さではない。噛めば噛むほど味が出るパワフルな豚肉って感じで気に入った。これだけ強烈な旨味のある肉ならば、どんな調理をしても風味は潰れなさそうだ。

さて、とりあえず初回は 「猪肉の味を知ろう」 ということでシンプル鍋を作ってみたが、次回は 「より旨い猪料理」 を作ってみる。この肉ならばさだおお得意の ”アレ” との相性が最高なはず!



■板橋区リンク

【日本の特別地域3 板橋区】マイクロマガジンより発売中!!


「Googleストリートビューで行く! ぶらり板橋」のまとめ
板橋グルメマップGoogle版
板橋区のばら
シャバゾウblog
おいしい店・うまい店・安い店
板橋的マダムな生活
ときわ台ぐらし
板橋ぶろぐ
Loveita
板橋のいっぴんを巡るブログ
にんにき日記。
地酒専門店 新井屋酒店のブログ
板橋ハ晴天ナリ。

■番外編 「正しい板橋区の歩き方」 シリーズ
正しい板橋区の歩き方 大山編その1
正しい板橋区の歩き方 大山編その2
正しい板橋区の歩き方 大山編その3
正しい板橋区の歩き方 区役所前編 その1
正しい板橋区の歩き方 志村坂上編
正しい板橋区の歩き方 小竹向原編その1
正しい板橋区の歩き方 小竹向原編その2
正しい板橋区の歩き方 突発徒歩デート編その1
正しい板橋区の歩き方 突発徒歩デート編その2
正しい板橋区の歩き方 突発徒歩デート編その3
正しい板橋区の歩き方 ぶらり東武東上線の旅 その1
正しい板橋区の歩き方 JR板橋駅編その1
正しい板橋区の歩き方 高島平編 その1



オートモッドのジュネ兄さんを力いっぱい応援中
↑上のバナーをクリックすると私の、下のテキストリンクの方をクリックしていただけますとジュネ@オートモッドのランキングポイントが上がります。(たぶん)