本年も残すところわずかとなりました。皆さんはどんな1年だったでしょうか。

私は、これまでの75歳の人生で最高の1年となりました。教育再生実行会議でたくさんの提言ができたこと。全国各地から講演依頼が舞い込んだこと。TV、雑誌のインタビューも多くあり、充実した多忙な年でした。

その上に、地元紙中国新聞社から「71回 中国文化賞」をいただき、振り返ってみてもこれほど充実した年はありませんでした。

来年も皆様にとりまして、よい年となりますことを願い、年末のご挨拶とさせていただきます。

よいお年をお迎えください。

1213日、広島にある株式会社シンコーの創立記念で講演を行った。以前、もみじ銀行で講演を行ったことをお知らせしたが、この講演を聴講され、是非、私に講演をとの依頼がありお引き受けした。

当日訪問すると、講演を依頼されたのは筒井幹治社長のご子息であったことがわかり大変驚いた。

私は広島出身であるが、今回この講演を引き受けるまで同社についてはあまり知識がなかったが、改めて調べてみると、原油タンカー用カーゴオイルポンプ、駆動用タービン、船用LNGポンプで 世界シェア70%のガリバー企業である。改めて日本の誇る技術力と地方にはまだまだ優良企業がたくさんあることを認識した。

さて、講演であるが、「縁」-宿命に生まれ、運命に挑み、使命に燃えるをテーマにした。

私がどのような縁で、アフラックに出会い、運命に挑戦し、使命に燃えたかお話させていただいた。

私は多くの講演を重ねているが、参加された社員を含めた450名以上の方全員が、整然と講演を聞かれていることに感心した。世界トップのシェアであるとともに誇るべき企業文化であると思う。

また、ふる里にこのような素晴らしい企業があることを誇りに思う。今年最後の講演がこのような企業であったことを嬉しく感じた。

1110日、以前から親交のあった小田全宏さんから依頼され、小田さんがラジオのパーソナリティを務められている「アクティブ夢講座」の収録を行った。

小田さんは、松下政経塾4期生として学ばれ、同期には政治家の原口一博さんがいる。以降一貫して人間教育を研究されている。

番組収録では、夢の実現に向けて人がやらないことを、嫌がることを積極的にしてきたから今がある。若い皆さんには、自分しかできないことを手掛けて欲しいとメッセージを送った。そして現在の夢は、チェンジメーカーとして世の中を変える人を発掘することであると。

私の話が少しでも、皆さんの夢の実現に役立つものとなればと思う。

なお、この場組は、1228日(日)538分~550分に放送されるので、早朝ですが聞いていただければ幸いです。

放送日:1228日(日) 538分~550分(「Power Up Morning Saturday」内で放送。なお、「Power Up Morning Saturday」が生放送番組の為、開始時間が前後する場合があります。

放送局:東京FM傘下 Music Birdより全国コミュニティ FMラジオ90局ネット
     ON AIR時間には サイマルラジオでも聴けます。


放送後は、放送されなかったフルバーションがこちらの番組サイトで配信されます。配信予定は、1月中旬予定。http://www.voiceblog.jp/activeyumekoza/

10月18日、当社のアソシエイツである、大分ファミリーの40周年記念会に招かれ、出席した。大分ファミリーさんは当社の優績代理店である。記念会には、大分県知事、大分銀行頭取、商工会議所会頭といった、県の要職を担う方が来賓として臨席されており、いかに地域に根差し、事業を進めているかが改めてわかった。

川野社長には、この40周年を次なるスタートとして、県民の皆様に役立つ企業として成長していただきたいとエールを送った。

29日には、ビリオン大竹塾の皆さんさんから講演を依頼され、東京で講演をした。テーマは、「人材育成―大競争時代を生き抜くため-」。ビリオン大竹塾のメンバーは今、後継者育成、そして競争が激化している生保業界において生き残るための、人材育成が急務であることから、このテーマとした。

是非とも、教育には惜しみなく投資し、よい人材育成をしていただき、当社とともに成長してくれることを願っている。

私は、1999年から本年まで15年間、明治学院大学の理事を務めてきたが、5月をもって退任した。しかし、この度、特別顧問の就任要請をいただき、就任することになった。

10月23日、特別顧問会議が開催された。本年から、三井住友銀行北山会長、三菱商事小島会長と私が顧問に就任した。

第一回目の会議では数時間にわたり、理事長、学長をはじめ学内外の関係者と様々な問題について協議した。

私たちの意見が少しでも同校の経営、そして学生の皆さんのためになるものであることを願っている。

教育再生実行会議は、第五次提言提出後、夏期休暇を終え9月より再開した。9月 17日に開催された会議では、今後、3つの分科会に分かれ開催し、各会には各分野の専門家の方をメンバーに加え討議することになった。

私は第1分科会に属し、副主査を務めることになった。第1分科会は、「これからの時代に求められる能力を飛躍的に高めるための教育革新について」をテーマに議論する。特に、イノベーションの創出、グローバル化を担う人材の育成。新たな価値創造に挑戦する起業家育成。ICT教育及びその活用、教育方法の転換による教育の質の向上について議論を深めるものである。

私は、ビジネスマンとして、イノベーションを創出できる人材育成について提言していきたいと考えている。

早速、第1分会の第一回目の会合が1024日に開催された。

今年の秋は各地でゴルフコンペが開催されプレーを楽しんだ。

103日は、「白朋の会」で軽井沢の大浅間CCでプレーをした。気のあった代理店の皆さんと当社OBとのコンペは、スコアーを気にせず、プレーを楽しんだ。

21日は、「美友会」のコンペが開催され、京都まで足を延ばし、京都ゴルフ倶楽部でプレーをした。秋の京都、紅葉狩りも堪能できると期待していたが、あいにく紅葉には少し早かったようだ。

「美友会」の定例となっている、講師による講演は、メンバーでもある齋藤洋一先生から「人生時の時」をテーマにお話しいただいた。

齋藤先生は、外科医として神戸大学病院に17年間勤務され、その時の学生の一人がiPS細胞を発見した山中伸弥教授である。退官後は日中医療交流に尽力されるとともに、秋篠宮殿下が総裁を務められる大阪府済生会中津医療福祉センター総長を務められた方である。

その齋藤先生から病院経営、そして医者にかかる心得についお話いただいた。私は先にご紹介した広島国際大学での講演があることから大変参考となった。

さて、26日には、広島カンツリー倶楽部で開催されたEXECクラブのゴルフコンペに参加した。この会は、株式会社サタケの取引先企業の中国地方代表者が横の連携を深めることを目的に設立された異業種交流会で、現在27団体、29名が会員となっている。春と秋の年2回開催されており、今回で46回目を迎える伝統あるコンペである。

この会の名誉会長に、以前ブログでもご紹介した株式会社サタケの佐竹様が就任していることからお誘いいただいたのだ。今回は24名が参加し、親交を深められ、私もその一員として加えていただけたことに感謝したい。

先に報告した、中国文化賞受賞式参加を前に、116日に広島国際大学で講演を行った。この講演の依頼は実に「縁」といえるものだった。

教育再生実行会議でもご一緒しており、中東の歴史の専門家である山内昌之先生が、『中東国際関係史研究―トルコ革命とソビエト・ロシア1918-1923』(岩波書店)を刊行されたことから、大学で役立てていただきたいと思い同大学をはじめ、広島県内の大学に本書を寄贈した。

そのお礼状を秋山学長よりいただいたのだが、学長は私と同じ庄原の出身であること。また私の尊敬する同郷で、元日本商工会議所の会頭を務められた山口信夫さんの縁類の方であるとのこと。

さらには、4月に広島経済同友会で行った私の講演を聞いてくださったことなど、大変縁深いことが認められていた。そして、大学の学生にも私の話を聞かせたいので、是非、講演をお願いしたいとの内容であっつた。私はこのお手紙を拝見し大変嬉しく思い、二つ返事でお引き受けした。

さて、講演は、学生を対象とするものであったことから、テーマを「これから働き始める君たちへ」とした。しかし、講演には学生の他、教職員、さらには地域の住民の方も参加。東広島の校舎での講演は、広島市内と呉の校舎に中継され総勢500名が聴講された。 

広島国際大学は、現場で活躍できる専門職業人を養成する医療系総合大学であり、学生の皆さんはすでに、自分の進むべき進路は見出されている。しかし、これから働き始めるにあたって、私は自身の75年間の経験をから「努力した人のみ運が拓ける。諦めず社会でやりたいことに挑戦していただきたい」とメッセージを送った。

後日、学生と教員の方から質問があり、回答した。質問からも皆さん熱心に私の話に耳を傾けてくれていたことがうかがえた。私のメッセージが今すぐにではないが、将来、困難に遭遇したとき、思い出し、より深く伝わることを願っている。

この度、中国地方の文化・学術・地域貢献の各分野で功績を刻んできた人たちを称える、第71回中国文化賞」(中国新聞社主催)に選ばれ、文化の日、113日に発表された。

 受賞理由は、『故郷・庄原市で若い世代を育成する塾を始め、全国に拡がる「きらめき未来塾」に発展。現在は東京広島県人会会長として広島と中央の橋渡しに取り組み、故郷の活性化に尽力している』というもの。

 私とともに、画家、絵本作家、装丁家として、多彩な活躍を続ける安野光雅氏ら7名が受賞した。ふる里のために微力であるが、注力してきたことが認められ大変嬉しく光栄に思う。

11月 8日には、表彰式が中国経済クラブで行われ出席した。大変晴れやかであり、「今後も若い人が力を思い切り発揮するためのお手伝いをしたい」と抱負を述べた。

 広島、そして日本から、一人でも多くのリーダーが一日も早く誕生することを願っている。その支援は惜しまないつもりだ。



少し前となるが7月に、REB-1000社の会セミナー&講演会での講演であった。この会は東京西北ロータリークラブの会員であり、本会の理事長である清水修司さんから依頼されたもので、建設&不動産のビジネス商機を拡大する会として、今回で43回目の開催となる。

毎回200名近くの会員の方がご参加されることをうかがい、そしてその多くが経営者であるということから、私の経営哲学についてお話させていただいた。

今回のセミナーの第二部は、今話題のNHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」の子孫、長政から数え、黒田家16代目当主黒田長高様の講演「軍師官兵衛 その生涯と大河ドラマ」があることから、いつもより参加者が多かったようだ。

 黒田様からは、黒田官兵衛のドラマに描かれている内容と事実との違いなど、お家の方ならでしか知りえないことを含めご紹介いただき、ますますドラマに興味をもった。