新刊「腸を元気にする“つくりおき”発酵食」出版しました。
新刊『腸を元気にする “つくりおき” 発酵食』が本日出版しました。基本の発酵食11項目からの、展開料理43品を掲載しています。項目は、ザワークラウト、発酵玉ねぎ、発酵トマト、甘糀(濃縮甘酒)、しょうゆ糀など、基本は9つで、甘糀に関しては味噌や韓国唐辛子と合わせた調味料にしているので、全部で11です。自分でも11も常にあるの?と思うのですが、掲載の他にも糠床や柿酢、パンの元種サワードゥ、お米酵母、味噌、梅干しを作っているので、これらが暮らしのサイクルに自然と溶け込んでいることがありがたいです。がんばったり、むりは続かないけど、一つずつ習得していったらいつの間にか増えてたという感じです。今は、キャベツが残ったからザワークラウトを仕込んでおこう、とか、大きな白菜があるから、半分は鍋に、半分は水キムチにしておこうといった感じで、料理作りと同時に作ったりします。ポイントはたくさん仕込まないこと。刻む時間もかかるし、それだけで疲れてしまったら本末転倒だから。前はたくさん保存しようと多量に作っていましたが、保存ができても消費しきれていない、無理して同じものばかり食べるということが続き、何かおかしいと気づきました。仕込みに時間がかかって、それももったいないです。今は味噌などの長期保存できるものは、時間をとって作りますが、常備菜的な発酵食は料理しながら同時に仕込める量にしています。今回の本は、スーパーにも置いてもらえるということで、どこでも買える食材、日常の食事、忙しいお母さんが仕事帰りに、基本の発酵食があるから時短で作れるということをコンセプトにしました。例えば、パエリアなどはサフランの代わりにターメリックや、ムール貝の代わりにあさりにしたり、基本の発酵食はすでに刻んで熟成されているので、鍋やフライパンに入れて加熱時間も短縮されます。ザワークラウトや発酵玉ねぎは、サラダやスープ、オムライスやカレーなど、すぐに使えて便利です。発酵食品は、そのまま置いておくと萎びる食材を菌のおかげで長期保存ができることと、菌が作り出した栄養素、それを食べることによって腸内細菌が活性していくことが利点といつも思っています。そのまま食べるのもいいですが、調理に使うと酵素の力で食材を柔らかくしたり、旨味を引き出してくれるので、菌活といって効能を求めて食するより、普段の生活の中に自然と取り入れていくのが好きです(^^)毎日の食事で前より体調が良くなった、風邪をひきにくくなったという感じが好みです。最初、覚えるまでは大変かもしれないけど、ザワークラウトは、キャベツ半分の大きさに対して、塩小さじ2、と覚えてしまえば、その後、保管にも、料理にも、体調にも活用できると思います。今回、豆乳ヨーグルトは発酵に慣れていない方用に市販の牛乳ヨーグルトを使いました。お米から作る効能は実感しているので不動のものですが、発酵に慣れていなかったり、公で使う時は市販の菌を借りてもいいと思います(^^)お酢作りでイーストを入れるというのも、確実性を狙う時は一案かと思います。ただ、本来は伝統で作られてきたものなので、自然の素材だけで作れるということを念頭におき、その上でアレンジしていくという考え方をしています。煮物にも基本の発酵食を使っています。普通の食事で発酵の力をかりること、それを食べていつの間にか腸内環境が整っていること、それが私にとって心地よい暮らし方です。明日に店頭に並ぶと聞いていたのですが、すでに並んでいるようですので、ご覧下さると嬉しいです(^^)発酵の世界を一緒に楽しんでくださると嬉しいです*:.。.:*・゜゚・*