熱闘!後楽園 -79ページ目

ブシロードレスリング〜長島☆自演乙☆雄一郎プロレスデビュー戦 by キャットウーマン

カードゲーム会社主催のイヴェントマッチなので場内の雰囲気もプロレスの観客っぽく見えない人が多数。ゲームサポーターおよび声優ユニット「ミルキィホームズ」のファンなのでしょう。要するにプロモーション・イヴェントです。
<Presented by ブシロード・produced by大谷晋二郎from ZERO1・featuring DDT・co starring 新日本プロレス>といったところか。同日昼興行のアイスリボンをレポートしたチャン・マメルトン氏の記事を見ると、場内の設えはほぼ昼間の居抜き状態。

行きがかり上厚かましくも参加していますが、長島☆自演乙☆雄一郎選手と同じく私はこの日が後楽園デビューでプロレス観戦自体恐らく6~7年ぶり。素人のヌルい感想文、ご容赦のほど。

南側ほぼ中央5列目くらいで観戦、以前行っていた武道館やドームと比べリングが近く(当然)期待感が高まります。
プロモーションなので入場時にブシロードの宣材いろいろが入った袋を貰いますが、ゲームを知らない人間には意味が分からない物ばかり。それより対戦カードが書かれたチラシ1枚でも良いので供給頂きたかったです。ブシロードの社長も出過ぎ遊び過ぎ。丸抱えして自分も楽しみたい気持は分かりますが、だったらもう少し入場料安くて良かったんでは、とセコい事も言いたくなります。もうちょっとスマートにまとめましょうね。

試合開始前、リング上でブシロード木谷社長の挨拶が済むと、北側スクリーンに自演乙選手のインタビューなど流れ、その後試合順に選手がコールされ入場~整列。最後、中央にポーズを決める自演乙選手。プロレス会場でこのようなシーンは初めてでやや驚きました。しかしここには全員登場ではなく、お付き合いした人と出なかった人との区別にしばし考えが及びます。

第一試合のDDTチームは初見でしたが、ほのぼのとした感じが地方巡業相撲のしょっきりみたいで楽しめました。飯伏選手はさすがIWGPジュニアタッグチャンピオンらしく華麗なプロレスしてました。動きがきれいで好みのタイプ。マスカラスやハヤブサやカシンのファンである私としては、個人的に是非別ネームでマスクマンをやって欲しい。
第二試合は私でも知っている中西選手や田中選手。10年前と全然変わってない中西選手、お約束の野人ダンスやバックブリーカーは懐かしさいっぱい。それはそうと、田中選手の髪が随分薄くなっているのが心配です。
ここで雰囲気は変わりコスプレお姉さんの3分間デモ。プロモイヴェントならではの出し物ですが、受けが上手な菊タロー選手が相手でも空回りする場面も。お仕事とはいえ苦労でしょう。聞けば昼間もアイスリボンお姉さんとのお仕事とか。重宝な人材です。
第四試合の大谷ZERO1社長の相手は“帝王”シュヴァルツことサプライズ登場の高山選手。本人たちが楽しそうにやっているところが観ているこちらも楽しい。全出場メンバー中やっぱり一段と大きい高山選手は一目でバレバレ、黒いマスクとコスチュームで嬉しそうにシュヴァルツを演じていました。映画「アウトレイジ」に出たがる有名俳優たちが嬉々として悪役を演じるのと似ているのかも。大谷選手に思い切りフェイスウォッシュされ続けるサービスぶりでした。ここでもキッターニ男爵こと木谷社長のお遊び盛ん。
ミルキィホームズのアトラクションライヴ(これが無ければ20分早く帰れた)を挟んで、メインの自演乙選手と佐藤選手のシングル戦。自演乙選手の登場コスプレ、怪盗アルセーヌだそうですが全く分からず。試合用の赤いヘアとロングタイツは結構似合っていました。
これがプロレスと言えるのか、いろいろ言われるのだろうけれども、とりあえず練習して来た技を披露する事ができました。フランケンシュタイナーやりたい、ドラゴンスクリューもやってみよう、と盛りだくさんにお稽古をした事でしょう。嬉しさ溢れるその身体を88キロに増量したのは後から知りました。周囲が大きすぎるので気づき難いのです。K-1の現状を見れば優勝したとて将来安泰とは思えず、自演乙選手はこれからもキックの試合も続けるのであれば、せいいっぱいのボリュームアップなのかもしれません。

久しぶりのプロレス、ミーハーの私にはそれなりに楽しめました。豪華な面々がきっちりと各々の役割りを果たし、決め技や見所もちゃんと折り込まれているし、プロレスファンにとっては余計なプログラムもあったものの、2時間で収まったのも上出来と言って良いでしょう。
プロレス社会復帰のリハビリ観戦としてはちょうど良い感じでした。

【ブシロードレスリング~長島☆自演乙☆雄一郎プロレスデビュー戦】
2011年5月5日(木)18:30試合開始 1351人

■ 開会式
ブシロード木谷社長の開会挨拶~選手入場式
■ 第一試合 DDT提供試合
飯伏幸太、美月凛音、平田一喜× vs 男色ディーノ○、中澤マイケル、DJニラ
15分4秒 ゴッチ式男色ドライバー → 漢固め
■ 第二試合 タッグマッチ
田中将斗、柿沼謙太×(以上ZERO1) vs 中西学○、キング・ファレ(以上新日本プロレス)
13分29秒 アルゼンチンバックブリーカー
■ 第三試合 シングルマッチ
ブラック★ロックシューター(浦えりか)○ vs デッドマスター×
3分28秒 ブラックロックトルネード
■ 第四試合 タッグマッチ
大谷晋二郎○、崔領二(以上ZERO1) vs ヴァイス×、“帝王”シュヴァルツ
10分2秒 スパイラルボム → エビ固め
■ ミルキィホームズ スペシャルライヴ
■ メインイヴェント
長島☆自演乙☆雄一郎(K-1MAX2010日本王者)○ vs 佐藤耕平(ZERO1)×
14分3秒 飛びつき回転十字固め

アイスリボン GOLDEN RIBBON 2011 by チャン・マメルトン


「子供の日」に子供がリングに上がるアイスリボン。北側をクローズしスクリーンと入場通路を設けた仕様で、残った三面の客入りは見た目でおよそ8割。しかし、既に固定客を掴んでいるのだろう。実数発表で749人ながら、会場熱はそれ以上に感じた。


ところで、まず書いておきたいのは、私は元々アイスリボン否定派である。昭和50年代前半に日本中を熱狂させた「ビューティーペア」でプロレスの“産湯”を浸かって以降、クラッシュギャルズの時代も、90年代前半の北斗晶狂い咲きに象徴される対抗戦時代もリアルタイムで観てきた者とすれば、読み聞き伝え聞く情報を精査した限り、それはおのずと「女子プロレスに非ず」という結論に行き着き、結果見る必要もないとして興味の対象外にあった。それこそこの企画に参加しなければ、一生観ることはなかっただろう。よって今回、個人的な興味としては自身の認識を一つでも二つでも改めるような内容があるのか、どうなのか?


12時の試合開始。暗転になるやオープニングVTRが場内に流される。この日の各試合に至るストーリーラインを紹介するものだ。VTRの作り自体分かりやすいのだが、ここでまず最初の違和感を覚える。使われるBGMが、聴き慣れた闘いへの期待を煽るロック調あるいは勇壮な音楽ではなく、萌え系アニメに使われるようなそれで、色使いも赤やオレンジではなくパステル系のスカイブルーが基調だ。団体のシンボルカラーでもあるが、この時点で既存のプロレスとはやはり一線を隔している。そして場内が明転すると、さくらえみを中心に選手全員がリング中央にぎゅっと集まった状態でのご挨拶。ここでの言葉には違和感を超えて、嫌悪感しかなかった。「見るよりする方が楽しい女子プロレス。小学生でも出来る女子プロレス」。ならば、さくらえみが主張する女子プロレスとやらを、その試合で見せてもらおう。

試合は全11試合。そのうち8試合が、さくら曰く「お祭り感を出したい」という意図で行われた“ゴーゴーゴールデンミックスドタッグ”1dayトーナメント戦で、決勝戦の10分1本勝負以外はすべて5分1本勝負。個々の試合感想はいちいち書かないが、全体としてまず入退場で時間がかかり過ぎで長い。正直飽きた。またタッグを組む男性レスラーが、下手に怪我をさせてはいけないという思いからか、まるで保護者のように労わりながら試合「ごっこ」に付き合っていた。その中で魅せたのは安藤あいかに対する菊タローの“お約束”セクハラ攻撃と、小学生のくるみに対して澤宗紀が放ったシャイニング・ウィザードだろう。もちろんヒットはさせていないものの、当然受ける側に衝撃はあるはずだ。「やり過ぎくらいがちょうどいい」が澤のキャッチフレーズだが、今回に関しては「大人気ない」と言うべきか…。その澤と組んでいたのが、最近他団体にも上がるようになった真琴。確かに体は大きい方だが、運動神経のなさがすべてだろう。


後半はタイトルマッチが3つ。

JWP認定ジュニア&POP選手権、王者・花月vs挑戦者・都宮ちい。花月は見るからに里村明衣子の弟子という体つき。どう見ても現状で小さな都宮が勝てるわけもなかったが、向かっていく姿勢は十分に見せてくれた。

インターナショナルリボンタッグ選手権 王者・さくらえみ、Ray vs 挑戦者・志田光、朱里。この試合が一番プロレスの試合だった。挑戦者チームの志田は将来的な可能性を感じさせるようなファイトだったし、朱里も1月のsmashで観た時よりキックが良くなっていた。とは言え、やはりベテラン・さくらの存在が大きい。元々、豊田真奈美や堀田由美子たちがいた全女でも試合巧者だったからプロレスは出来る。そのさくらが、とにかく相手の技を受け切るのである。やはりプロレスは相手の技を受けられる体があってこその競技。そうでないと相手も思い切って技を出せない。そうやってプロレスの試合は成立し、その試合をファンは長い間見続け興奮してきた。この試合自体、お世辞にも良い試合と言えるレベルではないが、それでも“オアシス”のように感じたのは、その他の試合は言わずもがなである。

メインはICE×60選手権 王者・藤本つかさ vs 挑戦者・つくし。藤本は、この中では出来る部類に入るんだろうし、つくしも“中学生にしては”頑張っていると言えるだろう。でも、メインなんだよなぁ…。


午後3時、全11試合が終わった。まず思ったことは、もう少し短く出来ないのかということと、この会場の客は何を観て喜んでいるのかということ。可能性がありそうな選手もいたにはいたが、アイスリボンという団体に対する自身の思いは観た後も何ら変化はなかった。自分にとってこれは女子プロレスではない。体を作ることに時間を割くのではなく、プロレスの「所作」を覚えるのに時間を割いた者たちによる、ストーリーと映像・音楽を加味した「プロレスごっこ」ショーであり、そこにプロレスの本来はない。それを「女子プロレス」と言い切るさくらえみの図々しさ、ふてぶてしさには恐れ入る。

ただ、その試合を観に749人が足を運び、その多くが喜んでいた事実は否定できない。彼らにとってこれがプロレスだとかどうかはどうでもよく、目の前で展開される世界観を自身が楽しめればそれでいいという事か? プロレスファンというより、アキバ文化をも受容できる人々がお客の主層なのか? 自分とは異次元のアスリートではなく、自分が助けてあげられるような身近な存在感を求めているのか? だとすれば、さくらが選手たちの体を必要以上に大きくさせずに女の子らしさを維持させ、また技ではなく「所作」を体得させる程度でリングに上げているのも納得はいく。


それにしても「プロレス=世間との闘い」という図式を洗脳された昭和からのプロレスファンにとって、これを本気で女子プロレスだと思って楽しんでいる人がいるなら、その感性はどうしても理解できない。そして、アイスリボンが世間から女子プロレスとして認識されたとしたら、こんな屈辱的なことはないと思った初観戦であった。もちろん「これはこれ、それはそれ」で割り切って観ても良いとは思うんですけどね…。




『ゴールデンリボン2011』観衆749人


◆第1試合 『ゴー!ゴー!ゴールデンミックスドタッグトーナメント 1回戦』5分1本勝負
安藤あいか 矢郷良明○ vs りほ× 菊タロー
(時間切れ引き分け→じゃんけん)
※安藤あいか&矢郷良明、準決勝進出

◆第2試合 『ゴー!ゴー!ゴールデンミックスドタッグトーナメント 1回戦』5分1本勝負
みなみ飛香× 大家健 vs 新田猫子 大石真翔○
(2分18秒 横十字固め)
※新田猫子&大石真翔、準決勝進出

◆第3試合 『ゴー!ゴー!ゴールデンミックスドタッグトーナメント 1回戦』5分1本勝負
たま子× 怨霊 vs くるみ 入江茂弘○
(時間切れ引き分け→じゃんけん)
※くるみ&入江茂弘、準決勝進出

◆第4試合 『ゴー!ゴー!ゴールデンミックスドタッグトーナメント 1回戦』5分1本勝負
真琴○ 澤宗紀 vs 内藤メアリ× THE101
(3分32秒 W・W・ニー→体固め)
※真琴&澤宗紀、準決勝進出

◆第5試合 『Shall we dance?』タッグマッチ 15分1本勝負
松本都 成宮真希○ vs 星ハム子× 宮城もち
(5分41秒 丸め込む→エビ固め)

◆第6試合 『ゴー!ゴー!ゴールデンミックスドタッグトーナメント 準決勝』5分1本勝負
安藤あいか 矢郷良明× vs 新田猫子○ 大石真翔
(時間切れ引き分け→じゃんけん)
※新田猫子&大石真翔、決勝進出

◆第7試合 『ゴー!ゴー!ゴールデンミックスドタッグトーナメント 準決勝』5分1本勝負
くるみ× 入江茂弘 vs 真琴 澤宗紀○
(2分43秒 やりすぎボーイ)
※真琴&澤宗紀、決勝進出

◆第8試合 JWP認定ジュニア&POP選手権 30分1本勝負
【王者】花月○ vs 【挑戦者】 都宮ちい×
(9分32秒 脇固め)
※第20代JWP認定ジュニア王者並びに第10代POP王者2度目の防衛に成功

◆第9試合 『ゴー!ゴー!ゴールデンミックスドタッグトーナメント 決勝』10分1本勝負
新田猫子○ 大石真翔 vs 真琴× 澤宗紀
(8分26秒 カサドーニャ)
※トーナメント優勝は、新田猫子&大石真翔の、にゃん'sクラブ

◆第10試合 インターナショナルリボンタッグ選手権試合 20分1本勝負
【王者】さくらえみ○ Ray vs 【挑戦者】志田光× 朱里
(17分26秒 ラ・マヒストラル )
※第15代王者3度目の防衛に成功。

◆第11試合 ICE×60選手権試合 20分1本勝負
【王者】藤本つかさ○ vs 【挑戦者】つくし×
(13分40秒 ビーナスシュート→片エビ固め)
※第11代王者3度目の防衛に成功。

ユニオン by hitomaro-ex


 ユニオン3回目の後楽園ホール大会。

 昼間のDDTとの昼夜興行なので、昼から流れたお客さんもそこそこに入っていたらしい。

 いちおう、DDTの七割くらいの客入り。ユニオンとしては悪くない。

 ちなみに、私が買った席は4500円の当日券。南側E3番。

 ロビー側の階段から入って、いちばん右の壁側の五連の椅子の真ん中。女性客一人をふくめて、一人で来た客ばかり五人が並んで観戦となった。ここはおそらく、当日券用に残しておいた席だろうから、ユニオンに4500円払ってもよいという人ばかり五人がそろっ

たわけだ。たとえ、一緒に見てくれる友達がいなくたって、ユニオンを見れば楽しいGWさ。暖かい心の持ち主ばかりが集まった今夜の後楽園ホール。


 ダークマッチで、いきなり大森隆男さんが登場したのは、サプライズだったが、メジャー団体時代や名門旅館の若主人時代を思えば、そこはかとなく落ちぶれて行く感じが漂っているのが哀しいな。


 第一試合のタッグマツチ、新北京組がパンダマークのベルトを巻いてきて、新北京プロレス華北大会で獲得した中原タッグチャンピオンのベルトだと言ったりする小ネタが効いていて面白い。真琴姫のチャイニーズ・ディーバもきちんとキャラが立ってきて、違和感がなくなった。ぜひ、このスタイルでWWEに行かせてやりたい。デビュー戦の福田洋は、アマレススタイルだが、柔道出身らしい。見た目は大阪プロレスの原田大輔を思わせるが、趙雲子龍に一回きれいに払い腰をきめて見せた。今後が期待できる。


 三試合目、13分の試合の10分以上を、妻木が天龍につっかかっていた。天龍とやりたいのはわかるが、もう少し、先輩の菊池毅や期待の星・冨永真一郎にも、出番をつくらなければバランスが悪い。あっという間に10分経過してしまい、入江にマトリックスをやらせて、フォールをとらせた冨永がいちばん仕事をわかっている。冨永は、HARASHIMAみたいな良いレスラーに育ってほしいものだ。


 第四試合は、ドクロマスクで登場した葛西のサービス精神を讃えたい。いつもどおり、小高が一人負けだったが、ヒールターンした矢野ケイスケは生彩なし。何がやりたいのか不明のまま試合が終わってしまった。


 そして待望の大家健登場。金本にスピアーを三回きめてみせた上で、アンクルホールドでタップ。かつて、インディー選手殺しと言われた金本も、ユニオンのリングでは「いいひと」になってしまう。リングと観客の一体感が試合を成立させてしまう、ユニオンならではの不思議な空間を楽しめた。


 セミファイナルはまともにプロレスができるのがセコンドの円華だけというありさま。

矢郷、村上は存在感だけで勝負。真霜は成長が止まってしまっているし、諸橋にいたっては、存在感すらない。小さなボディビルダーとしか見えないのが哀しい。こういう試合がセミにくるのも、ユニオンならではか。試合終了後、諸橋はビッグ村上からビッグの称号を譲られた。次回からはビッグ諸橋になるのかな。まあ、どうでもいいけど。


 そしてメインイベントは、昼間、ディック東郷からKOD無差別級ベルトを奪った新チャンピオン石川が高木三四郎を迎え撃つ。ユニオンのレスラーはほとんどみんな不器用だが、石川修司もきわめて不器用。身体はでかいのだから、もう少しスピード感を出せれば、迫力が生まれると思うのだが、現時点ではやはり、暖かい目で見てあげなければ苦しいか。

 ダイハード関西をかけようとして、わざわざ高木が腕を出してくれているのに、巧くフックできずに、そのまま崩れてしまったり、ちょっと困った不器用さんだ。

 とりあえず、スプラッシュマウンテンで高木からフォールをとる。試合後のマイクで、高木三四郎が、七月の国技館で引退をにおわせて、思わず駆け寄った石川にスタナー一発と、あいかわらずのWWEテイストを見せてくれたのがサプライズ。

 今日の結論は、お客さんがやさしかったということにつきる。でも、ユニオンのお客はいつでもやさしいんだよな。強くなければ生きてはいけない。やさしくなければユニオンを見る資格がない、ということで、今日はこれまで。


試合結果

▼ダークマッチ 10分一本勝負
○男色ディーノ vs ばってん多摩川●
3:48
 漢固め
※ゴッチ式男色ドライバー

▼オープニングマッチ 30分一本勝負
ゲイロン・サマーズ、●福田洋 vs 趙雲子龍、曹彰○with真琴姫
12:24
 片エビ固め
※落空鳳破

▼第二試合 30分一本勝負
○チェリー vs バンビ●
9:26
 春夜恋

▼第三試合 30分一本勝負
菊池毅、妻木洋夫、●冨永真一郎 vs 天龍源一郎〈TKG48会員番号17番〉、澤宗紀〈4番〉、入江茂弘〈36番〉○
13:27
 片エビ固め
※垂直落下式バックフリップ

▼第四試合 ハードコアマッチ 30分一本勝負
●木高イサミ、矢野ケイタ vs MIKAMI○、葛西純
14:20
 片エビ固め
※ヴォルカニックボム

▼第五試合 30分一本勝負
●大家健 vs 金本浩二○
9:28
 アンクルホールド

▼セミファイナル 30分一本勝負
○諸橋晴也、ビック村上 vs 矢郷良明●、大家拳號
14:47
 片エビ固め
※クォーラルボンバー

▼メインイベント 60分一本勝負
○石川修司 vs 高木三四郎〈TKG48プロデューサー〉●
21:17
 エビ固め
※スプラッシュマウンテン