ヨーロッパ出張レポート
先週末にヨーロッパ出張から帰りました。
今回はフィレンツェ、ミラノ、ロンドンの3都市を12日間で回りました。
正月の北陸の地震で帰省先の新潟市も震度5強の揺れ。
幸い被害はなかったのですが、新幹線が止まり東京へ戻れない可能性もありました。
なんとか一日半で復旧し東京へ戻り、一日だけ出社し出張の準備をして8日の朝の便でフィレンツェに向かいました。
今回のフライトはパリで6時間待ちの乗り継ぎでしたが、さらに2時間遅れてホテルに着いたのは翌日の深夜1時近く。
フィレンツェ滞在中は原因不明のわき腹と背中の痛みを抱えながら会場周り。
ミラノに入ってからは風邪をひいてしまい、喉の痛みと軽い咳をしながらショールーム周り。
ロンドンは久しぶりの極寒の中でのリーサーチ、最終日には食事中に奥歯の詰め物が割れて、羽田に着いて出てきたリモワのキャスターが無残にも折れて無くなっている始末。
年始からトラブル続きのバタバタの出張でしたが、仕事は精力的にしっかりとやってきました。
今回は現地でブログを書くのをやめました。
今までは寝る時間を削ってブログを書いていましたが、体調管理の面から睡眠を優先し、代りにインスタライブの配信を増やしました。
ご覧になっていない方は、私のインスタのアカウントにアーカイブを残していますので是非ご覧ください。
ということで、今回はPITTIだけではなく、ミラノやロンドンも見たうえでの2024年秋冬の傾向をレポートします。
まずは色の傾向から。
ご覧の通り、ピュアホワイトから生成り、オフホワイトとホワイト系のカラーバリエーションの提案がとても多く見られました。
クリアーなホワイトからクリーミーなオフホワイト、少しくすんだような落ち着いたトーンまで、様々なアイテムに乗せて提案されていました。
ドレスからカジュアルまで幅広く提案されていました。
ライトグレーはオフホワイトと並び最も多く見られたカラーです。
この2色に関しては、昨年プレコレコレクションを見た時点で、既にトレンドカラーとなることは分かっていましたが、今回の出張で答え合わせが出来たかなと言う印象です。
ベージュから王道のキャメルまでのトーン。
ブラウン系は濃い色は少なく、濃くてもミディアムブラウンくらいのトーンまで。
とにかくこのくらいのキャメルのトーンがとても多く見られました。
そして、これらのカラーを合わせたコーディネートやVMD(ビジュアル マーチャンダイジング)が多く見られました。
ホワイトとライトグレーは相性が良く、とても上品な印象に見えます。
ただし、寒色系のコーディネートなので、ちょっと寒々しく見えるところがマイナス点でしょうか。
ヨーロッパの冬のリゾートにはいいですが、日本の雪国だと難しそうですね。
ベージュ、キャメルとホワイト系。
この色合わせは王道ですね。
PITTIやミラノだけでなく、ロンドンのショップでも多く見られました。
そして、オフホワイト、ベージュ、キャメル、ライトグレーを合わせたカラーコンビネーション。
一番下のTAGLIATOREのジャケット、現地のインスタライブの時にもお見せしましたが、かなり良い柄でした。
小林も気に入っていたので多分オーダーすると思います(笑)。
2024年秋冬のメインのキーカラーはこの3色になるのではないかと思います。
カジュアルなブランドではラギッドな色も見られましたが、ドレス系のブランドでは、このような上品で都会的な色がとにかく多く見られました。
自分的にはシンプルで上品な色づかいが好きなので良い傾向だと思います。
もう既に着ていました(笑)。
自分の好みで、そっちの方に目が行っているわけではありません。
自分のレポートは私的な嗜好は全く入ってなく、全体の流れをじっくり見てフラットな目線で書くことをずっと心がけてきました。
好きとか嫌いとか、感度が高いとか高くないとか、そう言うことではなく、このブログを見ている一般の方々が、現地で見ているような感覚になるようにリアルな情報をお知らせすることを常に心がけています。
今回も大きな変化はありませんでしたが、しっかりと見れば小さな変化はありました。
ということで、何回かに分けて2024年秋冬の傾向をレポートします。
次回もカラー編で、他の色の傾向をレポートします。
お待たせしました。
2024春夏 トレンド解説動画 NAKAMURA NOTE アップしました。
初回はアイテム編です。
是非ご視聴ください。
80年代のフレンチアイビーの定番でもあったアスコットタイ。
最近はネッカチーフばかりでめっきり見なくなったので、BEAMS Fの大定番であったJOHN COMFORTのドットのアスコットタイを復刻しました。
偶然ですが、80年代に私のフレンチアイビーの師匠だった方も最近ドットのアスコットタイをしてるみたいです。
タブカラーにアスコットタイ、パンツは2インプリーツ。
我々世代でフレンチと言えばこうなりますよね。
新しいコート
暖冬と言われてきましたが、例年通りクリスマス近くになると寒波がやってきます。
私の生家のある新潟市でも先週はかなり雪が降ったようです。
自分はあまりダウンは着ないのですが、そのかわりオーバーコートはよく着ます。
なので、暖冬であろうが寒波であろうが、毎年何かしら新しいコートを新調しています。
なので、暖冬であろうが寒波であろうが、毎年何かしら新しいコートを新調しています。
最近古いコートを何着か断捨離して新しいコートを購入したので、今日は新しくクローゼットに仲間入りしたコートをご紹介します。
MACKINTOSHのBALFIELDのグレンプレイドのバルカラーコート
昨年から継続展開しているモデルです。
昨年買いそびれて、やっと購入しました。
昨年買いそびれて、やっと購入しました。
ここ数年ビンテージバーバリーのブーム?で、一枚袖がどうのこうのと言うことばかりが独り歩きしていましたが、久しぶりにマッキントッシュのコートに袖を通してみると、そんなウンチクはどうでもいいかなと思わせてくれる洗練されたカッコよさがあります。
袖は一枚袖ではないですが、肩のふくらみもなく一枚袖にある袖のネジレもありません。
ボディーも丁度いいAラインのシルエットがとてもエレガント。
袖は一枚袖ではないですが、肩のふくらみもなく一枚袖にある袖のネジレもありません。
ボディーも丁度いいAラインのシルエットがとてもエレガント。
このBALFIELDというモデルは、個人的にかなりの名品だと思っています。
生地は梳毛のグレンプレイドなので、オーバーコートにしては軽い部類に入ります。
逆にツイードはウェイトがありますが、風を通すので実は結構寒いんです・・・
BEAMSのオンラインではサイズ40しか残っていませんが、これは本当にいいコートなのでサイズが合えば皆さんにおススメしたいコートです。
TAGLIATOREのオリーブグリーンのダブルのオーバーコート
生地スワッチで見た時は起毛感があって、カセンティーノっぽい生地かなと思い個人オーダーしましたが、出来上がって来たら普通のモッサの生地でした・・・
素材的にも着ているうちに少し毛玉ができそうなので、経年変化が楽しめそうです。
後はこのコートの色が自分に似合うかどうかですね。
以前同じタリアトーレでカセンティーノのグリーンを着ていた時は、周りの人たちにいい色だと褒められましたが・・・
以前このブログでも紹介した、ネイビーのコットンギャバジンと同じモデルです。
生地はブラウンとベージュとサックスブルーのいわゆる ”中村好み” の色づかいのチェックです。
このコート、元BRILLAのバイヤーの高田くんが尾州の機屋で別注した生地を使っています。
本人が最高の仕上がりの生地と言っているうえに ”中村さんが絶対に似合うチェックだと思う” と言われれば、手に入れるしかないですよね(笑)。
高田くんが主宰しているWEARLNESSのサイトで購入できます。
ちなみに、私はサイズ1を購入しました。
チェックのコートをお探しの方には是非オススメしたいコートです。
ネットで偶然見つけて、直感的に ”あっ、これいいな” と思い購入しました。
普通のツイードのコートと思いきや、生地の裏面に吸湿発熱機能のある繊維を織り込んでHEAT TWEEDなる生地を使用しています。
ツイードは生地が重いので暖かいと思われていますが、実は風を通すので風が強いときは結構寒いんです。
このコート、黒の無地とグレーのヘリンボーンが人気のようで既にほぼ完売状態ですが、自分は逆にこのチェックしか目に入りませんでした。
ベージュとブラウンと黒にマスタードイエローのオーバーペンのカラーリングが絶妙です。
このガンクラブチェックはまだ在庫があるようなので、気になる方は是非チェックしてみてください。
ベージュとブラウンと黒にマスタードイエローのオーバーペンのカラーリングが絶妙です。
このガンクラブチェックはまだ在庫があるようなので、気になる方は是非チェックしてみてください。
LECTEURでオーダーしたツイードコート
LECTEURの代表を務める元BEAMSの五十嵐くんが着ていたコートが気に入って、そのコートに少しだけアレンジを加えてオーダーしました。
バルカラーとスポルベリーノをミックスしたような感じと、袖のターンナップカフが特徴。
既成にはないこんなコートが着たかったんです。
生地は英国W.BILLの幅の広いヘリンボーン。
生地は大柄の千鳥格子かギンガムチェック、幅広のヘリンボーンというイメージだったので、イメージどおりの生地が見つかりました。
今シーズンは、四着断捨離して5着新しいコートが加わりました。
断捨離したコートは長く着ましたが、シルエットがタイトだったり着丈が短かったり、さすがに今の時代感ではなくなってしまい手放すことにしました。
10年前くらい前のタイトで着丈の短いコートもまた10年くらいたてば着られるようになるかもしれませんが、クローゼットも限界なのでアーカイブ的なもの以外は手放しました。
このブログでも何度もお話ししていますが、クラシックなスタイルにも必ず流れ(時代性)はあるので、何十年も着続けられるものはないと言うのが私の持論です。
勿論、そんな流れや時代性など全く関係ないという方には自分の持論を押し付ける気は全くないので、それはそれでいいのではないかと思います。
ということで、久しぶりにクローゼットのコートのバリエーションが大きく入れ替わったかなと言う感じです。
世の中ダウンやバブアーが大人気ですが、”男なら冬はオーバーコートを着なさい” と言いたいところですが、オッサンの小言みたいになるのは嫌なので、”男なら冬はオーバーコートを着ましょう” くらいにしておきます。
あまり変わらないか・・・(笑)。
あまり変わらないか・・・(笑)。
B印MARKETで毎回入荷後即完売する、BRILLAのセッテピエゲのネクタイがB印OF THE YEARに選ばれました。
お買い上げいただいた皆様ありがとうございました。
追加分が2か月ぶりに入荷していますので、ご興味がある方は是非チェックしてみてください。
追加分が2か月ぶりに入荷していますので、ご興味がある方は是非チェックしてみてください。
https://www.beams.co.jp/special/bjirushi_market/special/10057/
B印MARKETに新たなネクタイが入荷しました。
触った瞬間カシミアだとわかるトロトロの風合いのネクタイです。
ご興味のある方はチェックしてみてください。
https://www.beams.co.jp/special/bjirushi_market/kojin-shoten/4976/post/10013/
2024春夏 プレス内覧会
先週末は2024年春夏のプレス内覧会でした。
半期に一度メディア関係の方々をご招待して、次シーズンのラインナップを見ていただく大事な会です。
今回のBEAMS FとBRILLAコーナーのメインディスプレイは、ホワイトとナチュラルでまとめました。
来シーズンは多くのサプライヤーがホワイトやナチュラルカラーを展開しているということもありますが、隣のBEAMS PLUSのコーナーが色柄を使ったコテコテなディスプレイなので、それとの対比を考えてということもあります。
コーディネートも単にBEAMS FとBRILLAのテイストと言うだけではなく、各メディアのテイストに合うように9体の中でテイストを分けてコーディネートしています。
自分はクリエイティブ担当ですが、そういう細かな部分もしっかり考えてコーディネートするようにスタッフに伝えています。
自分はクリエイティブ担当ですが、そういう細かな部分もしっかり考えてコーディネートするようにスタッフに伝えています。
春夏の打ち出しのストライプ。
シャツ、ジャケット、パンツ、ショーツとかなりのバリエーションでストライプを展開しているので、コーナーとディスプレイでしっかり提案しました。
マルチストライプやオルタネートストライプは、我々世代は過去に何度も流行しているので馴染みがありますが、若い方たちは見たことがないという方も多いようです。
マドラス風のチェック。
ジャケットやシャツ、ネクタイで幅広く展開しているので、こちらもコーナーでしっかり提案しました。
私のおススメも何点かありますが、それは別の機会に。
グレンプレイドも次シーズンを象徴する柄です。
定番の白黒からブルーやブラウンのトーン、そしてトレンドカラーのライラックまで。
幅広い提案をお見せしました。
ニットは豊富なカラーバリエーションで。
次の春夏は秋冬と同様に綺麗な色が重要になるので、ニットのコーナーは発色が良い色でまとめました。
BEAMSと言えば、リネンのシャツのカラーバリエーション...と勝手に思っているので(笑)、リネンのシャツもニットと同様に綺麗なカラーバリエーションでコーナーを作りました。
今年の春夏もBRILLAのオリジナルのカラーリネンシャツが大人気だったので、今回はインポートブランドでもカラーバリエーションを多く展開しています。
綺麗な色のリネンシャツが大人気と言うと、メディアの方々も驚いていました。
そんな話を聞くのはBEAMSだけらしいです。
綺麗な色のリネンシャツが大人気と言うと、メディアの方々も驚いていました。
そんな話を聞くのはBEAMSだけらしいです。
そりゃそうですよね。
このくらいのバリエーションを展開しなければ、お客様にも響かないと思います。
このくらいのバリエーションを展開しなければ、お客様にも響かないと思います。
クラシックなスーツはストライプの流れが少し戻って来ているのとグレンプレイドの流れがあるので、この2体のディスプレイを組みました。
色はライトグレーのストライプと明るいグレーに見えるグレンプレイド。
明るいグレーのトーンを引き立たせるために、あえてシャツは白にしました。
BEAMSのスタッフだとベージュやグレーのシャツやクレリックなどを合わせがちですが、このコーディネートはホワイトなんです
シャツを白にしたのでネクタイの色柄の選びは重要です。
カラーのシャツや柄シャツを合わせたくなる気持ちもわかりますが、会場内は色柄がたくさんあるので、夏の日差しに映えるようなシンプルなVゾーンにした方が明るいグレーのスーツが映えるんです。
来シーズンは例年以上にコットンやリネンのスーツが充実しています。
タイドアップするも良し、ノータイでカジュアルに着るも良し、コットンやリネンのスーツはコーディネートの幅が広いのもいいところです。
ジャケットはいつもの通り素材、色柄のバリエーションが充実しています。
手前味噌ですが、こんなに素材と色柄のバリエーションがあるショップは世界を見てもなかなかないと思います。
事実海外の業界人の方たちからもそのように評価されています。
事実海外の業界人の方たちからもそのように評価されています。
次の春夏はホワイトとライトグレーのカラーは外せません。
春夏らしい上品でリッチな色づかいです。
ちなみに、既に色々なブランドの2024秋冬のプレコレクションを見ましたが、このホワイトとライトグレーは来年の秋冬も継続する傾向です。
ちなみに、既に色々なブランドの2024秋冬のプレコレクションを見ましたが、このホワイトとライトグレーは来年の秋冬も継続する傾向です。
ネクタイは左に見えるホワイトカラーのネクタイが新しい傾向。
リネン素材のネクタイも増えています。
ネクタイに関しては、メディアの方々の注目度は低いのかな・・・と思い少なめのディスプレイ。
ネクタイに関しては、メディアの方々の注目度は低いのかな・・・と思い少なめのディスプレイ。
実際にはこの3倍くらいのバリエーションのサンプルがあります。
会場を見終わった後は、カウンタースペースでショートブレイク。
渋谷のGOOD GOOD NOT BADのコーヒー。
コーヒーはもちろん美味しいですが、カフェラテも美味しいらしいです。
今度お店に行ってみます。
COCO FARM&WINERYのワインとジュース。
自分はお酒が飲めないので、ミカンジュースとモスコミュール風のジンジャエールを頂きました。
とても美味しいオトナなジュースです。
ワインも美味しいと酒飲みの方々が言っていました(笑)。
滋賀県近江八幡のGOING NUTS。
無添加や有機ナッツにこだわったナッツ専門店のナッツです。
これは白ワインと合うかな・・・(笑)。
三宿のハンバーガショップMONICHIKI HOUSEのモニチキロール。
お客様用ですが、ランチ抜きだったので夕方に頂きました。
普段この手のものはほとんど食べないのですが、メチャクシャ美味しい!
味付けも濃くなく自分好みの味でした。
普段この手のものはほとんど食べないのですが、メチャクシャ美味しい!
味付けも濃くなく自分好みの味でした。
BEAMSが新たに始めたビューティーコミュニティサイト ”b/beaut BEAMS”のコーナーでは来場者にお花のプレゼント。
女性の方々にはとても好評でした。
男性は花を持って飲みにいく不届きな人も・・・(笑)
最後にフォトブースで自撮り撮影。
お洒落さんの安武はアーティスティックな自撮り、自分はちょっと茶目っ気を出して(笑)。
今回のプレス内覧会を最後に退職するプレススタッフと記念撮影。
写真はプリントアウトして来場者の皆さんに差し上げました。
とても喜んでいただけました。
とても喜んでいただけました。
今回もたくさんのメディアの方々にご来場いただきました。
ご来場いただいた皆様ありがとうございました。
お会いできなかった皆様申し訳ありませんでした。
好評だったかどうかは・・・分かりません。
ただ、他社さんと比べて色柄のバリエーションが圧倒的に多かったのと、ドレスクロージングのボリュームも圧倒的に多かったのは間違いなさそうです。
皆さんオトナななので、いいことはたくさん言ってくれますが、悪いことは言いません。
でも自分は褒められても木には登らないので大丈夫。
そういう部分はいつも冷静に見ています。
何事も自己満足で終わるのは良くありませんから。
年内の大仕事が終わったと思いきや、今週は2024春夏のMR_BEAMSのコーディネートやVゾーンコーディネートが始まります。
年末年始は一人暮らしの父親のいる新潟に帰省して、年明け8日から出張でイタリアと英国へ。
プライベートも仕事も本当にバタバタです(苦笑)。
2024春夏 リコメンドアイテム
2024年春夏のプレスサンプルもかなり集まり、自分のリコメンドアイテムも揃ってきたので、今回は今の時点でお見せできるリコメンドアイテムをご紹介します。
まずは軽いものから。
BLU BREのボーダースキッパー。
昨年大人気だったスキッパーに細いボーダーを乗せたBEAMSの別注モデルです。
BLU BREのスキッパーは個人的にも好きで夏場の休日にかなり着ていたので、ボーダーのスキッパーは個人的にも着たくて別注しました。
子供っぽくならないようにボーダーの幅にはこだわりました。
毎シーズン定番で展開しているBEAMS FオリジナルのマドラスBD。
今回のおススメはこの柄です。
自分で選んでバリエーションに入れました。
グリーンと赤とネイビーのカラーコンビネーションが絶妙です。
これは着たいです。
今年大人気だったCOLONY CLOTHINGのBEAMS別注プールサイドシャツ。
今回のおススメはこの2色。
どちらも2024春夏のキーカラーです。
夏になったら絶対に欲しくなると思います(笑)。
夏になったら絶対に欲しくなると思います(笑)。
COLONY CLOTHINGの10周年を記念してBEAMSとコラボして作ったマルチストライプのプールサイドシャツ。
ディレクションは私がしました。
80年代や90年代前半頃に流行したマルチストライプの柄を当時の色柄のイメージで作りました。
イメージどおりの柄が出来ました。
マルチストライプの流れが来ているので、良いタイミングで良いマルチストライプが出来たと思っています。
マルチストライプの流れが来ているので、良いタイミングで良いマルチストライプが出来たと思っています。
こちらも10周年コラボのマドラスチェックのプールサイドシャツ。
特にグリーンの色目にはこだわり別注した生地です。
自分で言うのもなんですが、とても中村らしいチェックです(笑)。
こちらも10週年コラボのダークマドラス調のプールサイドシャツ。
少しパープルがかった色目が絶妙です。
昔はこういう色のマドラスは必ずあったのに今はほとんど見かけないので、今回のコラボでは絶対に入れたかった柄なんです。
私と同時期に入社したスタッフに見せたら、やはりかなり刺さっていました(笑)。
昨今のBEAMS Fでは珍しい?クリーンで洗練された配色のチルデンセーター。
MORGANOに別注しました。
ライトグレーとブルーの配色がとても綺麗です。
この配色はかなり自分好み(笑)。
インナーに白いTシャツを着てさらっと着たいニットです。
COLONY CLOTHING 10周年コラボのアイテムはシャツだけではありません。
これも80年代や90年代前半頃に何度か流行したイカット柄というエスニックプリントのジャケットとパンツとショーツ。
当時はイカットやバティックプリントの生地をのせたシャツやパンツが結構ありました。
BEAMSでも当時色々なアイテムで展開していましたが、自分もバティックプリントのリラックスパンツを気に入ってはいていました。
こういう柄を使ったアイテムをまたやりたいとここ数年思っていたので、良いタイミングCOLONY CLOTHIHGの10周年コラボで実現できました。
こちらもCOLONY CLOTHING 10周年コラボのジャケットとパンツ
このストライプも80年代から90年代前半頃に流行したマルチストライプがイメージ。
マスタードの色がちょっとエスニックな雰囲気を感じさせるのもポイント。
ちなみにセットアップで作っていますが、スーツで着るという提案ではありません。
どちらかと言えば、単品で着ていただくイメージです。
今回の10周年コラボは、80年代や90年代前半頃にヨーロッパやアメリカのブランドが提案していた色柄を今の時代感にアップデートさせ、COLONY CLOTHINGらしいリゾートウェアに落とし込むというコンセプトでディレクションしました。
BOGLIOLIのマドラス風のチェックのジャケット。
展示会で一目惚れしてオーダーしました。
おそらく日本ではBEAMSだけの展開です。
数量はかなり少ないです…
こんなにいい柄なのに…
TITO ALLEGRETTOのリネンのグレンプレイド。
少しスモーキーなグリーンのグレンプレイド。
英国っぽい色のグレンプレイドですが、発色の良いイエローとオレンジのウィンドウペンがとても綺麗なので野暮ったさはまったくありません。
生地を見たときにコレは絶対にオーダーすべき生地だと思いました。
BELVESTのダークマドラス風のジャケット。
PITTI UOMOのブースで生地コレクションを見た時に一番刺さったチェックです。
ダークマドラスのような色柄が刺さりオーダーしました。
生地はウールなのであくまでもダークマドラス風ではありますが、私のようなリアルアイビー世代には刺さる色柄のチェックです。
ある意味、BELVESTっぽくはないのかな・・・
STILE LATINOの一押しはこのブラウンのグレンプレイドのスーツ。
ミラノのショールームでディスプレイされているのを見て、これはオーダーすると即決しました(笑)。
生地はFOX BROTHERSに別注した生地です。
ウィンドウペンの色と入り方が絶妙です。
これは個人的にもかなり着たい一着です。
TITO ALLEGRETTOのモヘア混のスーツ。
いわゆる夏の定番のトニックと呼ばれる生地のスーツです。
生地はなんとTAYLOR & LODGEのデッドストック。
値段は破格の17万円台。
生地のランクから言えば倍の値段してもおかしくないクオリティーの生地です。
こんな価格で出せるのも今回が最初で最後です。
生地はなんとTAYLOR & LODGEのデッドストック。
値段は破格の17万円台。
生地のランクから言えば倍の値段してもおかしくないクオリティーの生地です。
こんな価格で出せるのも今回が最初で最後です。
色が気に入れば絶対に手に入れておいた方がよい一着です。
BRILLA オリジナルのE ZEGNAの生地を使ったブラウンのスーツ。
2022年の春夏に同じ生地で展開していましたが、ほとんど店頭に並ばすすぐに完売してしまいました。
私が今年の6月のPITTI UOMOで着ていたのが、この生地を使ったスーツです。
2022年に購入してすごく気に入って着ているので、同じ生地で再度展開しようということになりました。
画像ではわかりにくいですが、なんとも言えない絶妙なトーンのブラウンなんです。
E ZEGNAのBIELMONTEは、英国生地のようなハリコシがあってとても気に入っています。
VALSTARのリネンのドライビングブルゾン。
毎シーズン定番で展開しているコットンの生地で綺麗な色を展開したいとリクエストをしていたのですが実現できず・・・
諦めていたらなんとリネンで綺麗なブルーがありました。
自分にこんな綺麗なブルーを見せたらオーダーしないわけにはいきませんよね(笑)。
AUBERGEのオフホワイトのバルカラー。
フレンチアイビーなバルカラーをAUBERGEで別注しました。
このコートが何故フレンチアイビーかと言うと・・・
80年代のフレンチアイビーを象徴する一人、ポールウェラーが着ていたこのコートをオマージュして作りました。
彼が着ていたこのコートはAQUASCUTUMと言われていますが(諸説ありますが)、裾にかけて広がるAラインではなく、どちらかと言えばまっすぐ落ちるIラインに近く着丈が長いのも特徴です。
そのあたりも忠実に再現しました。
我々リアル80年代フレンチアイビー世代にとっては、オフホワイトのバルカラーは無くてはならない定番なんです。
ネクタイはサラッと紹介します。
HOLLIDAY & BROWN
ビジネススーツにおススメのストライプ。
FRANCO BASSI
FRANCO BASSI
スモーキーなグリーンがとてもいい色です。
FRANCO BASSI
こちらは明るいグリーン。
最近グリーンの入っているネクタイが気になっています。
FRANCO BASSI
ブラウンやベージュのスーツやジャケットに合わせたい一本。
FRANCESCO MARINO
ブラックとマスタードイエローの組み合わせが絶妙。
こんな色出しのネクタイなかなかありません。
こんな色出しのネクタイなかなかありません。
HOLLIDAY & BROWN
青みがかったパープルがとてもいいです。
シンプルな小紋は色出しが重要なポイント。
シンプルな小紋は色出しが重要なポイント。
FRANCO BASSI
良く見ると凝った柄の小紋。
パープルとブラウンのコンビネーションもいいですね。
パープルとブラウンのコンビネーションもいいですね。
FRANCO BASSI
中柄のジャカード。
大柄よりこのくらいの大きさが流れです。
大柄よりこのくらいの大きさが流れです。
少しかすれたボルドーは合わせやすいトーンです。
FRANCO BASSI
HOLLIDAY & BROWN
ありそうでない、ビンテージ調のジャカード。
クラシックなスーツにとても合うネクタイです。
FRANCESCO MARINO
マリーノらしい、どこにもないプリント。
これはいいですね。
これはいいですね。
FRANCESCO MARINO
このペイズリーも見たことないです。
こんな柄作れるのはマリーノだけ。
個人的にはもっとFRANCESCO MARINOのネクタイを展開したいと思っています。
個人的にはもっとFRANCESCO MARINOのネクタイを展開したいと思っています。
ROSS MILANO
リネンやコットンのスーツと合わせたいリネンのペイズリー。
ROSS MILANO
パープルとブラウンのコンビネーションが絶妙です。
ROSS MILANO
ちょっとかすれたブルーがいいですね。
一気にご紹介しましたが、いまサンプルがある中でのおススメを全てご紹介しました。
いつもはMR_BEAMS CHANNELでご紹介していますが、春夏のオススメの紹介動画がアップされるのは1月末頃になりそうなので、今回はこのタイミングでご紹介しました。(トレンド解説動画は12月末アップ予定です)
詳細を全て書くとかなり時間がかかるので、今回はあまり細かなウンチクなどは控えさせていただきました。
詳細を全て書くとかなり時間がかかるので、今回はあまり細かなウンチクなどは控えさせていただきました。
値段や素材や展開サイズなどは最寄りの店舗にお問い合わせください。
ご予約は12月13日(水)から最寄りの店舗で承ります。
オーダー数量がかなり少ないものもありますので、気になるものがありましたら最寄りの店舗にお問い合わせください。
よろしくお願いいたします。
コンパクトカー
イタリアに行っても街中でフェラーリやランボルギーニを見かけることはあまりありません。
ミラノのモンテナポレオーネのような高級店が並ぶエリアは別ですが、東京の方がよほど走っているのを見かるというのが実情。
ミラノでもフィレンツェでも大通りから裏道に入ってしまえばかなり道が細いので、小回りが利くコンパクトカーは日常の脚としてはとても重要です。
イタリアを代表するコンパクトカーと言えばFIAT 500。
2007年に発売されて以来イタリアでの人気は全く衰えず、現在も街中で一番見かけるコンパクトカーです。
ミラノの街中の路上駐車で100mに一台は見かけるのではないかと思うほどFIAT 500だらけ。
そんな車、日本にはないですよね。
ちなみに、ミッションはほぼMT。
このクラスでATに乗るイタリア人はほとんどいないです。
理由を聞くと、ATは高くて運転も退屈だから・・・
いかにもイタリア人らしい答えですね(笑)。
FIAT 500と同じくらい見かけるのが、2シーターのSMART FORTWO
日本ではあまり見かけない2シーターのスマートですが、イタリアの街中では本当に良く見かけます。
フィレンツェでもミラノでも裏道に入ると、ここ曲がれるの?というコーナーがたくさんあり、路上駐車も車間がとても狭いので、ある意味街乗りとしては最強のスモールカーかもしれません。
日本ではあまり見かけないと言いましたが、中古車サイトを見ると結構な台数があるので、自分が気づいていないだけで実は日本でも結構人気があるのかなと思います。
日本のファッション業界でSMART FORTWOに乗っている人をほとんど聞かないですが、自分の知り合いで一人乗っている人がいました。
この車でサーフィンに行くと言っていたので、イタリア人みたいに暮らしの道具として乗りこなしているという感じです。
結婚してお子さんも生まれて、今はSMARTとは真逆の大きな車に乗り換えたようです。
日本車で一番小さいのはTOYOTA IQ
以前はかなり見かけましたが、今はちょっと少なくなったかなという印象。
発売当初は3人乗りで最後は4人乗りになっていたので、SMART FORTWOと同じくらいのサイズで人や荷物が積めるのがアピールポイントだったのかも。
ナポリの名店EDDY MONETTIのオーナー、SALVATORE MONETTIがミラノショップに居る時の脚として乗っていました。
SALVATORE MONETTIはイタリアのクラシコ界の重鎮なので、彼のようなセレブでもTOYOTA IQ乗るのか・・・ と当時は思ったものですが、サルトリアで仕立てたスーツを着てこの車に乗ってレストランに現れた時は、イタリア人の車に対しての価値観は日本人と明らかに違っていると感じました。
日本でも少し見かけるようになった電動のFIAT 500E
現地ではかなり見かけるようになりました。
サイズが少し大きくなり、エクステリアもインテリアも質感が向上した感じ。
6月のPITTI UOMOの会場に展示されていたABARTH 500E
ABARTHもとうとうEVの時代ですね。
日本でも10月末に発売されましたが、実車を先日ABARTH 松濤で見ました。
ブルー好きの自分にこれ見せないでくださいね(笑)。
めちゃくちゃそそられるいい色です。
内装の質感もすごくいい。
EVなのに、レコードモンツァの音がするらしい・・・
値段は600万超え、乗り出しは650万超えですね。
アバルトももはや高級車です。
次回イタリアに行くときは、街中で走っているのを見られるかもしれません。
ヨーロッパではコンパクトカーもEV化が進んでいるようです。
イタリア人やフランス人に聞くと、都市部はインフラ整備がかなり進んでいますが、反面地方都市はかなり遅れているので、泊りがけの遠出はハイブリッドでないと難しいのが実情のようです。
まあ、イタリアでこのクラスのクルマはほとんどセカンドカーか街乗り専用なので、遠出に使われることはあまりないと思います。
そういった意味では、電動コンパクトカーにインフラの問題はないのかもしれませんね。
今やイタリアブランドのコンパクトカーはFIAT 500一択のような状況ですが、少し前はLANCIA YPSILONが同じくらい見られた時期もありました。
LANCIA YPSILONはニューモデルが出るという噂もありますが、正式な発表はまだありません。
これを見ると全長4mを越えると書いてありますね。
ちょっと大きくなり過ぎかな・・・
ランチアと言えば、自分的にはこっちですかね。
新型DELTAはかなり興味があります。
でもやはりEVなんでしょうね。
ALFAROMEOはMITOの後継が出ると思いきや、小型SUVになるらしい。
EVとハイブリッドみたいですが、SUVは興味ないんです・・・
ラテンのクルマと言うことを考えれば、フランス車まで入りますが、悪くはないけど決め手に欠ける感じ・・・
あのルノー5が大復活!! 新しくて懐かしい新型はサンク・アルピーヌも復活!? - 自動車情報誌「ベストカー」 (bestcarweb.jp)
ルノー サンクがEVになって復活するようですが、サンク アルピーヌが出るという噂も。
サンク アルピーヌならEVでもちょっと興味がありますね。
アルピーヌと言えば、実は一番乗りたい車がコレ。
値段を考えなければ、いま本当に欲しい車はこれしかないかな・・・
ディーラーが都内に一軒しかないのと、トラブルがちょっと心配。
マイナーチェンジして中古だと手が届きそうなのも出てきました。
アルピーヌA110 - イタリア車・フランス車のことならCOLLEZIONE コレツィオーネ
COLLEZIONEであれば整備も心配ないので悩ましいところです。
愛車ABARTH 595Cも来年4月に車検をむかえます。
なにも不満はなく楽しい車なのでまだしばらく乗ると思いますが、仮に乗り換えるとすれば欲しいコンパクトカーは今のところないんです。
AUDI TTに乗ってABARTHに戻ったように、頑張ってALPINE A110に乗って新しいコンパクトカーが出るタイミングでまた戻るか。
真剣に悩んでいるわけでもないのに、こんなことを考えている時が一番楽しいですね(笑)。
イタリアやフランスに行くとコンパクトカーがとても洒落て見えるので、日本的なヒエラルキーとはちょっと違った風に見えるんです。
まあ、自分は洋服も車も時計も金持ち風に見られたいとは全く思わないので、人の目より自分の価値観を一番大事にしています。
いろいろな価値観があると思いますが、自分らしさを大切にするのが服選びも車選びも大事だと思います。
正しくないドレスダウン?
以前このブログでも少し触れましたが、1月と6月のPITTI UOMOの会場を見てもドレスのカジュアル化が進んでいるように感じました。
日本と違いネイビーやブラックの化繊系セットアップスーツを着ている人はそれほどいませんが、テーラードジャケットやスーツにTシャツやスニーカーを合わせてドレスダウンするようなスタイリングはかなり見られました。
特にスニーカーを合わせるコーディネートは本当に多かったです。
自分が撮ってきたスナップは自分なりに理解できるスタイリングですが、”いくら何でもこれはないな” というのもかなりありました。
当然そういうスタイリングは撮っていません(笑)。
そのような傾向を見つつ、その後ミラノに行くと、ミラノではまさにドレスダウンの風が吹いていました。
コットンスーツにタイドアップしてベースボールキャップをかぶり足元は白スニーカー。
テーラードにベースボールキャップはPITTIの会場でもよく見かけました。
ただドレススタイルにベースボールキャップかぶりましたみたいな人も多く、個人的にはなんだかな~・・・という感じ。
BEAMSのスタッフにもいるかな・・・(苦笑)
上半身はエレガントなジャケットコーデで下半身は細身のジャージパンツにスニーカー。
自分的にはとてもちぐはぐに見えます。
パンツがピンタック(日本では永久クリースなどと言われていますが・・・)と言うのもかなり違和感があります。
どう見ても上半身は今までどおりで、下半身だけスポーティーにしてドレスダウンしましたとしか見えない不思議なコーディネートです。
右のカジュアルのコーディネートがそこそこいい雰囲気なので、さらに違和感を感じますね。
イタリアらしい綺麗なチェックのジャケットにブルーのワイドのシャツを合わせて足元はスニーカー。
パンツはクリースが入っていないのでジャージのパンツだと思われますが、これなら普通に軽いスリッポンの方が良いのでは?と思うのは自分だけでしょうか。
おまけのスニーカーはブランドのロゴが大きく入った謎な?スニーカー・・・
どう見ても普段スニーカーなどほとんど履かないオジサンが無理して履いている風にしか見えないんです。
襟腰の高い派手なプリントシャツにダブルブレストのジャケット、足元はスニーカー。
このコーディネートも、いつものコーディネートにただスニーカーを合わせただけと言う風にしか見えないコーディネート。
右のチェアの上に白ソールのスリッポンが置いてありますが、普通にこれを合わせた方が良かったのでは?
スニーカーブームなので無理にでもスニーカーを合わせたかったのでしょうか・・・
ウールのベージュのダブルブレストのスーツにネイビーのポロ、足元はスニーカー。
これは少しマシな方でしょうか・・・
でもポロシャツではなく、上質なTシャツやニットを合わせてフロントのボタンを外して着た方が良いのでは・・・
そういった引き算のようなコーディネートやこなしもほとんど見られません。
今のミラノの実情はこんな感じなんです・・・
PITTIがかなりカジュアル化していて、ドレスダウンしたコーディネートも多く見られたのである程度は予想していましたが、ミラノのショップがまさかこんな感じになっているとは・・・
さらに深刻なのは、彼らがこのようなコーディネートをイケてると思っていることなんです・・・
ドレスダウンという流れは確かにあるのですが、捉え方が完全に間違っているように感じます。
スニーカーのブームが、ある意味間違った方向に向かわせているのではないかと思ってしまいます。
コロナ過でジャケットやスーツを着る機会が減った→コロナ禍が明けてまたジャケットやスーツを着る機会が増えてきた→でもコロナ禍の時はカジュアルだったのでコロナ禍前のようにきちっと着るような気分でもない→スニーカーが流行っているみたいなので、手っ取り早く持っているものに合わせてみよう→足元がスニーカーだとリラックス感のあるドレススタイルに見えてなんだか新鮮→お洒落な人は今スニーカーでしょ。
こんな感じなのかなと思います。
確かにドレスダウンもスニーカーも2024年春夏の傾向ではありますが、個人的にはミラノで見たディスプレイは明らかに間違っているように思います。
来春夏のNAKAMURA NOTEの中にもドレスダウンをトピックスとして上げています。
最後の3行。
注意しなければならないポイントは、まさにコレなんです。
今回のミラノのディスプレイコーディネートは完全に反面教師でした。
ではBEAMSはどのように提案するのかということですが、提案しないかもしれません(笑)。
ただ言えることは、ドレスダウンするのであればコットンやリネンのジャケットやスーツをメインアイテムに、他の合わせるアイテムは全て揃っているので、あとはどのようにコーディネートするかだけなんです。
次のMR_BEAMSで紹介するかどうかはこれから考えます。
6月のPITTIのドレスダウンの画像をかなり見ましたが、チャンピオンはウチの王子かな。
足元はサンダルですが、スニーカーだったらなにを合わすんだろう・・・
スニーカーだったらコーディネートが全て違うのかも。
今度聞いておきますね(笑)。
太郎はまだまだ・・・
ナチュラル感が足りない・・・(笑)。
自分は全くドレスダウン感なし。
人のことを言えるような立場ではありません(笑)。
一番早いNAKAMURA NOTEのお話しです。
是非ご一読ください。
FRENCH IVYとタータンチェック
YVES SAINT LAURENT RIVE GAUCHEの1989年秋冬のカタログのスタイリング。
タータンチェックのジャケットにタータンチェックのシャツを重ね、ドットのネクタイを合わすと言う、かなりコッテリとしたコーディネート。
ちなみに、当時のパリでは綺麗な色のダッフルコートが流行っていたので、サンローランのようなブランドでもこのような綺麗な色のダッフルコートを展開していました。
今シーズンBEAMSで展開しているINVERTEREのロイヤルブルーがコレに近い色です。
このロイヤルブルーのヘリンボーンの生地を見たときに、”まるで80年代のサンローランみたいだな” とすぐに思いましたが、おそらく社内では誰も知らないので誰にも言いませんでした(笑)。
タータンチェックのジャケットにタータンチェックのシャツを合わせていますが、このタータン オン タータンの合わせ、実は自分も80年代にフレンチアイビーが流行った頃にしていました。
当時の写真がないので、いま自分が持っているアイテムでコーディネートしました。
ブラックウオッチのパンツにドレスゴードンのタブカラーシャツ、ネイビーのカーディガンを羽織り、足元はホワイトバックス。
まさに、こんな感じのコーディネートでした。
とにかく当時はタータンチェックのパンツが流行ったので、自分も柄違いで3本くらい持っていました。
最初は無地のオックスフォードBDやタブカラー、ラコステのポロシャツなどと合わせていましたが、なんとなくワンパターンで、先輩に「無地以外のシャツを合わせるとしたらなにがいいですか」と質問したところ、「タータンチェックのシャツを合わせればいいよ」というアドバイス。「タータンのパンツにタータンのシャツを合わせるのはアリですか?」と聞くと、「普通でしょ」という答え・・・
「普通じゃないよな・・・」と思いながらも、先輩のアドバイスを受け入れてコーディネートしてみると、他の先輩から「いい合わせだね」と褒められて、調子にのってよくやっていたというエピソードなんです。
当時のBEAMSを物語るエピソードですね。
このカタログは、1989年に自分が初めてパリに行った時に、YVES SAINT LAURAN RIVE GAUCHEの本店でもらったもの。
このスタイリングを見て、先輩の言っていたとおりタータンチェックとタータンチェックを合わせてもいいというのが、自分の中で確信に変わった時でした。
これは、3年前にInstagramにアップしたコーディネートですが、これも80年代のフレンチアイビーのイメージなんです。
ブラックウオッチにドレスゴードンはよく合うので、タータン オン タータンにチャレンジしてみたい方は是非試してみてください。
80年代のフレンチアイビーの事をよく質問されますが、タータンチェックはフレンチアイビーを象徴する柄のひとつである事は間違いありません。
このブログで何度も紹介している1984年のポパイのフレンチアイビー特集にも、タータンチェックのシャツやパンツが多く出てきます。
左のタータンチェックのパンツは、当時フレンチアイビーの憧れのブランドでもあったKENZOのパンツ。
このタータンチェックのパンツは、パリのビクトワール広場にあったフレンチアイビーの名店、ISLAND(イスランド)のパンツ(ビームスでもシャツやチーフを展開していました)。
この2インプリーツのパンツもKENZO。
このタータンチェックのシャツもISLAND。
ショップ紹介のページには、当時のフレンチアイビーを代表する名店HEMISPHERES(エミスフェール)のネルのタータンBDが掲載されています。
ご覧のように、タータンチェックは当時のフレンチアイビーには欠かせない柄でした。
フレンチアイビーの教祖的な存在の一人に高田賢三さんがいますが、当時の賢三さんのパーソナルなスタイルを今ネットで探してもほとんどヒットしません。
自分の記憶では80年代に日本のファッション誌で何度か紹介されているのを覚えています。
綺麗なカシミアニットにタータンチェックのパンツ、足元はホワイトバックスというコーディネートが強く印象に残っていますが、どこの雑誌だったかは覚えていません。
今ネットで検索して出てくる画像はこのような感じです。
最初のサイトのタータンチェックのシャツにベージュのチノパンの画像が1982年で、それ以外は1999年以降の画像ですが、それでもタータンチェックのパンツを穿いています。
晩年はモノトーンの服を着られることが多かったようですが、それでも赤いタータンチェックのパンツを穿いた画像もあります。
このような感じで、自分の中では80年代からずっとタータンチェックを身に着けた賢三さんは、フレンチアイビーのアイコンでもあるのです。
ちなみに、賢三さんご自身の服はシャツはロンドンのターンブル&アッサーのオーダーだったという話を何かで見ましたが、ニットもスコットランド製のカシミアのニットだったようで、パンツはベルナールザンスだったのではないかと言うのが、自分の勝手な憶測・・・(当時既にフランス製のパンツブランドはジャンブルジョワとベルナールザンスしかありませんでした)。
現在のベルナールザンスの社長のフランク ザンスさんが、若い頃パリのKENZOのショップで働いていたという話を本人から聞きましたが、KENZOさん本人が穿いていたパンツがザンスだったかどうかは聞いていません。
次回フランクさんにあった時に聞いてみますね。
今回は80年代のフレンチアイビーの定番であったタータンチェックについてのお話しでした。
YVES SAINT LAURAN RIVE GAUCHEに始まってKENZOでしめる感じになりましたが、当時はいわゆるメゾン系ブランドもトラディショナルなテイストの服を展開していたので、いわゆるフレンチアイビーと言われるものは、大きな意味ではパリを中心に流行していたトラディショナルテイストのファッションであったとも言えるのではないかと思います。
自分が初めてフレンチアイビーについてブログに書いたのは12年前の2011年。
そして、数年前からフレンチテイストが少し注目されるようになって、最近はネットで検索するとフレンチアイビーというものを結構見かけるようになりました。
コーディネートを見ると、当時を知る自分にとっては「ウーン・・・?」というのもあるのですが、そもそも今のパリにフレンチアイビーのテイストは全くないので、想像で着るしかないのも仕方のないことかなとも思います。
そもそも、今は2020年代であって、80年代のスタイルをそのまま取り入れる必要もないですしね。
ただ、当時のことは知っておいた方がいいので、自分が分かる範囲でこれからも読者の方にお知らせして行こうと思っています。
そんなことを言っているうちにフレンチではない流れが来るかも知れませんね。
そうなった時は、また皆さんにわかりやすくご説明します。
アイビー、プレッピー、ヘビーデューティー、フレンチアイビー、80年代イタリアンデザイナー、ブリティッシュ、イタリアンクラシック etc・・・
意外と守備範囲は広いです。
渋カジは世代が違うので自信がありません・・・(笑)
フレンチアイビーと言えば、80年代にベージュのM65の後にパリで大流行したカナディアンコート。
AUBERGEで別注しました。
詳しくは、デザイナーの小林さんがインスタのライブで熱く語っています。
是非ご視聴ください。
聴くカルチャーストーリー by BEAMS ARCHIVES Vol.2(続編)アップされました。
今回もここでしか聴けない色々なエピソードをお話ししています。
是非ご聴取ください。
BEAMS F オリジナルジャケット ファーストモデル
BEAMSのオフィスの3階にあるアーカイブの展示スペース。
一般の方には公開していないのですが、創業の1976年から現在までのアーカイブアイテムが展示されています。
1978年からスタートしたBEAMS Fのコーナーもあります。
オープン当時から展開していたブレザーやSALFORD(当時のシャツのオリジナルネーム)のバンドカラーやレギュラーカラーのシャツ、ネルのチェックのボタンダウン、ノベルティーのキーフォルダーやプレートなど、当時展開されていたものが展示されています。
実は本格的にアーカイブのアイテムを集め始めたのは数年前から。
80年代や90年代のものは自分も含めまだ在籍しているスタッフが多いので、比較的集めることができます。
それでも多くはないので、簡単に集められるものではありません。
70年代のものになると、当時在籍していたスタッフも殆どいないので、集めることはかなり難しく、OBやOGの持っているものに頼るしかありません。
そのようの状況の中、OBが所有しているBEAMS F創業当時のツイードジャケットを借りることが出来ました。
そのジャケットがコレです。
おそらくBEAMS Fで初めてのオリジナルのジャケット。
生地は当時から80年代中頃までオリジナルのジャケットによく使われていた、CALEDON(カレドン)というアイリッシュツイードです。
そして、このジャケットを作っていたのがRING JACKET。
BEAMSとRING JACKETの長いお付き合いを物語っています。
モデルは2Bズートと言われた、2つボタンで前ダーツがなく、ウェストシェイプのないモデル。
60年代のアメリカの古着をサンプルに、当時のアメリカントラディショナルの雰囲気をBEAMS Fなりに解釈して作ったモデルで、このモデルを作ったのが、重松さん(現ユナイテッドアローズ 名誉会長)だと聞いています。
襟はナローラペルで肩はナチュラルショルダー。
60年代のアメリカの古着がベースになっているので襟はナローラペルです。
肩は薄いパッドの入ったナチュラルショルダー。
ナチュラルショルダーと言っても、現在の肩パッドの入っていないBEAMS Fのオリジナルに比べるとしっかりパッドが入っている感じがします。
胸のパッチポケットも今のものと比べると大きいですね。
袖ボタンは二つ。
60年代のアメリカントラディショナルがベースであれば、袖ボタンは2つですね。
ベントは短めのセンターベント。
アメリカを意識していますが、当時日本のトラッドショップで売られていたようなリアルアイビーモデルではないので、センターフックベントではありません。
ボタンはホーンボタン(水牛の角)。
二重たらいと言われる、ボタンの中心にくぼみがあるクラシックな形状のボタンです。
ボタンのクオリティーも当時から最上級なモノを使用していました。
前振りの袖、一枚襟、裏地の手縫い処理と、40年以上前に既に現在と近い縫製レベルで作られています。
自分も改めて見ると、当時からよくここまで凝ったものづくりをしていたなと感心させられます。
どのような流れでRING JACKETにお願いすることになったのかは、BEAMSの歴史をまとめた資料を見ても明記されていませんが、いずれにしても今も続くBEAMSとRING JACKETの初めてのコラボだったことには間違いありません。
このBEAMS Fの2Bズートモデルは、当時ファッション業界人達にも大人気で、有名なデザイナーの方々が自分用に買っていったそうです。
ちなみに、私がBEAMSのアルバイトで入社した1985年当時、この2Bズートモデルの進化版がまだBEAMS Fで展開されていました。
80年代中頃は、BEAMS FのオリジナルネームはWINDSOR&SIMPSONに変わっています。
WINDSOR&SIMPSON(ウィンザー公とシンプソン夫人)って、今になってみればかなりベタなネームですね(笑)。
生地もCALEDONを使ったものがまだ展開されていたので、BEAMS FにとってCALEDONのアイリッシュツイードはハリスツイードより定番だったのかもしれません。(ハリスツイードを使ったものもありましたが、CALEDONの方が多かったような記憶があります)
ちなみに、このジャケットに使われているCALEDONのツイードはおそらく600グラム以上あるので、今であればコートで使うくらいの重さがあります。
当時はツイードジャケットと言えばこのくらいのウエイトが普通でしたが、今は難しいですね。
そして、この後BEAMS Fのオリジナルジャケットは、 MEN'S EX ONLINEの中村アーカイブでも紹介した 2ボタンで短いサイドベンツの入ったモデルに移行して行きます。
このジャケットの詳細に関しては、MEN'S EX ONLINEのこちらの記事をご覧ください。
実はこのBEAMS F オリジナルのファーストモデル、持ち主のOBから返却依頼があり、近々返却しなければならなくなりました。
さすがにこの当時のものは着数もそれほど作っていなかったので、古着屋やネットオークションでもなかなか見つかりません。(WINDSOR&SIMPSONネームのものは、たまに見つかることはあります)
RING JACKETにもさすがに型紙は残っていないので、このジャケットを送ってリプロできないか福島社長に相談中です。
ネームは当時のものが数枚残っていたので、あとはどれだけ再現できるかです。
ちなみに、このジャケットを復刻させる予定はありません。
当時はベーシックなモノでしたが、今着てみると野暮ったくてとても着れるものではありません。
自分の ”ずっと買った当時と同じ気持ちで着続けられるものはない” という持論は、まさにこう言うことなのです。
もちろん、今の時代感に合わせてこのジャケットをアップデートさせることはできます。
少なくとも自分の中ではすでにイメージはありますが、作る予定はありません(笑)。
今回は読者の方もおそらくほとんど知らないと思われる、BEAMS Fのオリジナルジャケットのファーストモデルを紹介しました。
皆さんが知っている今のBEAMS Fのオリジナルのジャケットは、この後80年代後半から始まる英国調のトレンドを取り入れて作ったものがベースになっています。
その話もまた別の機会にしたいと思います。
アーカイブの話は結構深いものがあります。
ブログで書くのは正直に言うと、かなりの根気と労力を必要とします。
今回も軽く書こうかと思ったのですが、無理でした・・・(苦笑)。
逆に書いているうちに、もっと詳しく書かなければという思いも出てきて、結局数時間もかかり・・・
いつもこんな感じなんです。
なので、できるだけ多くの方にじっくり読んでいただけると嬉しいです。
ポッドキャスト番組 ”聴くカルチャーストーリー by BEAMS ARCHIVES” でBEAMS Fの歴史について色々お話ししています。
是非お聴きください。
来週末はBEAMS新潟店でトークイベントやります。
伊藤さん、初のトークイベント。
何を話してくれるのか自分も楽しみです(笑)。
お近くの方は是非お越しください。
BEAMS 岡山店 サンクスデイ
先週末、岡山に出張でした。
要件は、BEAMS岡山店で行われたBEAMS THANKS DAYSでトークショーを行うため。
岡山は初めてと言っていましたが、岡山駅から岡山店に向かう道を歩いていたら、なんだか見覚えのある風景・・・
店に到着すると、アレ?やっぱり来たことあるぞと・・・
岡山の皆様大変失礼しました。
岡山店が今のビルの3階から1階に移転した時に来ていました。
もの覚えのいい自分が度忘れするなんて、還暦を向かえて本当にボケてしまったのではないかと思ってしまいました。
到着してすぐに昼食へ。
お店の近くに美味しそうな蕎麦屋を見つけて行ってみると。
アレ?この店来たことがあるぞ・・・
そうなんです。
以前岡山店に来た時もこの店でお昼を食べました。
お腹いっぱいになるとトークのキレが悪くなるので、軽めの天ざるで。
蕎麦も天ぷらもとても美味しくいただきました。
お腹いっぱいになるとトークのキレが悪くなるので、軽めの天ざるで。
蕎麦も天ぷらもとても美味しくいただきました。
実は蕎麦好きなので、蕎麦にはちょっとうるさいんです。
トークイベントは今回も満員御礼。
本当にいつもありがとうございます。
今回は、自分と西口とプレスの芹沢、少し前までBEAMS HOUSE 丸の内にいた間瀬の4人でトークイベントを行いました。
芹沢と間瀬は初めてのトークイベントでちょっと緊張気味。
司会は、高松店のトークイベントに続き2回目の川谷。
高松店のトークイベントの時はちょっと硬かったですが、今回は場慣れしたのか冒頭から滑らかなトーク(笑)。
今回はMR_BEAMSの中から今シーズンのキーワードである、ホワイトパンツとブライトカラーについてのお話しからスタート。
ライトグレーにベージュのストライプの入ったTAGLIATOREのジャケットにGRANSASSOのキャメルのタートル、パンツはPT TRINOのコーデュロイ。
柔らかい色合いの都会的なコーディネートでまとめてみました。
柔らかい色合いの都会的なコーディネートでまとめてみました。
ブライトカラーはこんな感じ。
MR_BEAMS CHANNELのトレンド解説でもお話していますが、ニットで綺麗な色をコーディネートに取り入れてみました。
BEAMS F オリジナルの英国製のケーブルニットは、今シーズン私のおススメのニットです。
タイドアップするときはニットタイのようなカジュアルなネクタイがいいですね。
西口はシェファードチェックのジャケットにパープルのシェットランドセーターを肩掛けで。
あれ? 本人の格好とダブってる・・・
肩掛けが西口のマイブームみたいですね。
肩掛けが西口のマイブームみたいですね。
肩掛け王子ですか・・・(笑)。
ジャケットの柄にパープルが入っているのでよく合いますね。
ジャケットの柄にパープルが入っているのでよく合いますね。
次のテーマは、思い入れのある靴と愛用の小物に関して。
自分は80年代に購入して当時よく履いていたALDENの海老茶のタッセルをご紹介しました。
今はほとんど見られない色ですが、当時は最もBEAMSらしい色と言われていました。
ちなみに、同じ色のローファーも持っています。
ちなみに、同じ色のローファーも持っています。
小物は、海外出張の時に使っているFAROのネイビーのクロコダイルのミニウオレット。
ベタ張りという職人技で作られるこの財布は、自分の中ではある意味究極の一生ものでもあります。
残念ながらFAROはリブランディングして、今では手に入らなくなってしまいました。
西口は今やBEAMSでベストセラーにもなっている、ENZO BONAFEのビットローファーをご紹介しました。
制作の秘話など、トークイベントでしか話せない裏話も・・・
こう言うオフレコな裏話を話せるのもトークイベントならではです。
間瀬のお気に入りのアクセサリーはプリントのストール。
フリンジ付きのストールは、80年代や90年代前半頃によく展開していたので、自分にとっては懐かしい感じですが、間瀬の世代にとっては新鮮なアイテムのようです。
何周か回って若い世代にとって新鮮なモノって本当に多いですね。
最近流行って人気のあるものは、ほとんどそういうモノという感じがします。
芹沢のおススメはビンテージのサングラス。
自分が振りました(笑)。
一瞬引くて、いつもこたえてくれる間瀬です。
いつも無茶ぶりしてごめんなさい。
いつも無茶ぶりしてごめんなさい。
トークイベントの際中、岡山店のショップマネージャーの西丸さんと芹沢が似ているという話になり、並んでみると・・・
似ていますね(笑)。
髪型やコーディネートも似ているので兄弟みたいです。
終盤はお客様からご質問を頂き、トークイベントは無事終了。
来場者の皆さんと記念撮影。
一時間半という、これまで最長のトークイベントでしたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
我々も記念撮影。
間瀬くん、緊張が解けたのか満面の笑顔です(笑)。
その後店頭で19:00頃までお客様のご案内。
私もコーディネートの質問などを頂き、色々アドバイスをさせていただきました。
閉店後は東京から来たスタッフと岡山店のスタッフと懇親会。
飲んで食べて笑って、皆いい笑顔。
このHAPPYな感じがBEAMSなんです。
二次会は近くの焼き肉屋で軽く飲んで食べて、有志で三次会へ・・・
自分は翌日もお客様のご案内があるのでホテルに戻りました。
三次会はカラオケスナックだったようで、翌日皆顔が腫れていました(笑)。
翌日も11時から帰りの新幹線の時間まで店頭でお客様のご案内。
嬉しいことに、たくさんのお客様にご来店にただき、昼食も取れずそのまま岡山駅に。
時間も遅いので、新幹線の中で軽く食べられるものを探したのですが、普通のお弁当しかなく、端っこにあったカニいなり三個入りというのを買って新幹線に乗り込みました。
やっとありつけた遅い昼食は、岡山名物と思いきやなんと鳥取名物・・・
こう言うことって、よくありませんか?
最後まで岡山名物にはありつけなかったですが、味は良かったので良しとします(笑)。
今年三度目のサンクスデイでしたが、多くのお客様にご来店いただき大盛況でした。
岡山だけでなく、鳥取や島根、高松からお越しいただいたお客様もいらっしゃり、本当に嬉しい限りです。
ご来店いただいた皆様ありがとうございました。
たくさんのお客様にお会いできて、とても充実した二日間でした。
また岡山に行きたいと思います。
そして、来月は新潟に行きます。
11月11日(土)にトークイベントを行う予定です。
詳細決まり次第またお知らせしますが、是非ご来店いただければと思います。
新潟の皆様、ご来店お待ちしております。
2014年に購入して、今でも気に入って使い続けているトートバッグをアップデートさせて別注しました。
数多くのトートバッグを所有する私が、最も気に入って使い続けているトートバッグのアップデート版です。
レザーの選定から色出し、裏地のカラー、細かい仕様まで、かなり拘って作ったので時間がかかりましが、昨日からB印マーケットで販売を開始しました。
紹介ページ是非ご覧ください。
https://www.beams.co.jp/special/bjirushi_market/kojin-shoten/4976/post/9099/
WESTERN SHIRTS
先日ウエスタンシャツを2枚新調しました。
持っているシャンブレーのウエスタンシャツがかなり色落ちしてきたので、綺麗目なシャンブレーのウエスタンが欲しくなり購入しました。
今までGUYROVERのウエスタンシャツはXSを着ていましたが、最近はもう少しゆとりがあった方が気分なので、今回はワンサイズ上げてSサイズを購入しました。
もともとこのモデルはスリムなシルエットなので、ワンサイズ上げてもゆったりとしたシルエットになるわけでもなく、今の自分の感覚からすると丁度いいフィット感です。
少し生地が硬めなので、洗いこんでいくといい感じになりそうです。
シャンブレーのウエスタンシャツはREMI RELIEFという選択肢もあるのですが、自分はビンテージ加工がいらないんです・・・
ビンテージ加工がREMI RELIEFの特徴でもあるのは理解しているのですが、ジャケットやスーツに合わせることを考えると、ダメージを入れず素のシャンブレーを少し色落ちさせるくらいの加工がいいんです・・・
そういうの別注で受けてもらえないですかね・・・
もう一枚は同じくGUYROVERのオックスフォードのウエスタン
以前GUYROVERでパーソナルオーダーしたものを持っているのですが、それもXSなのでサイズアップしたものが欲しくなり購入しました。
ホワイトのウエスタンシャツは夏っぽい感じもしますが、自分は昨年こんなコーディネートに取り入れていました。
生地がオックスフォードなので、ウエスタンシャツと言っても普通の白シャツの感覚で合わせてもいいと思います。
カーディガンやVネックのニットなど、ウエスタンシャツの特徴であるスナップボタンが見えるニットと合わせるのもおススメです。
ちなみに、もう2枚欲しいウエスタンシャツがあります。
今シーズンのMR_BEAMSのNAKAMURA NOTEの中にも使われています。
自分が気に入っているモノは当然使いますよね(笑)。
特に上のグリーンのジャケットと合わせて、首元にスカーフをアスコットタイのように巻いたコーディネートはお気に入りです。
スカーフをアスコットタイのように巻くというのがポイントだったのですが、あまり見えてませんね・・・(苦笑)。
細部にこだわってコーディネートしているのですが、こういう事って意外とあるんです。
下はホワイト~ベージュ~キャメルのグラデーション。
上品な色づかいでまとめました。
もう一枚は、先月追加入荷したストライプのウエスタン
春夏に私のおススメとして紹介したシャツですが、初回はすぐに完売して買い逃してしまいました。
生地的にはオールシーズン着れるものなので購入しようと思っています。
コーディネートはシンプルにネイビーのブレザーと合わせるのがいいかなと思います。
手持ちのウエスタンシャツも随分増えました。
イタリアのブランドもあればアメリカや日本のブランドもあり、オリジナルもある。
イタリアのブランドもあればアメリカや日本のブランドもあり、オリジナルもある。
〇〇でなければダメだというこだわりはないので、直感的にいいなと感じたものを購入しています。
昨今の古着ブームからすると、邪道ということになるのでしょうか・・・
シャンブレーやデニムは色のトーンと落ち具合で使い分けています。
チェックのウエスタンも結構あります。
古いものが多いので、いいチェックがあれば新調したいのですが、なかなかイメージどおりにモノが見つかりません。
実はネイビーのウエスタンも好きなんです。
奥のタイプは生地感もネイビーの色の濃さも気に入っているのですが、襟がカッタウェイなのが今となってはいまひとつ・・・
20年くらい前に購入したものなので、ちょっとイタリア臭が強いんです・・・
手前のものはパーソナルオーダーしたものですが、青みが強くて後染めで濃く染めたのですが、後染めの過程で縮んでしまいタイトになってしまいました・・・
手前のものはパーソナルオーダーしたものですが、青みが強くて後染めで濃く染めたのですが、後染めの過程で縮んでしまいタイトになってしまいました・・・
ネイビーのトーンにはうるさいんです(笑)。
今となっては、こんなにウエスタンシャツを所有している私ですが、実はウエスタンシャツを着るようになったのは、ここ20年くらい。
大学生の頃、渋谷のBEAMSのウィンドウディスプレイにラングラーのデニムウエスタンに501を合わせ、足元はチャーチのブラックスエードのフルブローグと言う、衝撃的にカッコいいディスプレイに感動しましたが、童顔で体も華奢だった私はラギッドなウエスタンシャツが全く似合わず、手が出せずにいました。
その後1985年にBEAMSにアルバイトで入社すると、先輩たちがツイードジャケットにウエスタンシャツ、ミリタリーパンツと言う、今で言うミックスコーディネート(当時はそれがフレンチっぽいと言われていました)をしていましたが、自分は小奇麗なコーディネートが好みだったので、やはりなかなか手が出ないアイテムでした。
なので、自分が初めてウエスタンシャツを着たのは40歳を過ぎた頃から。
ミラノのERAL55のオリジナルブランドだったAVINOのウエスタンシャツをバイイングしたのがきっかけでした。
アメリカのウエスタンシャツしか知らなかった自分が、初めてイタリア製のウエスタンシャツを着てみたら、アメリカ製のものとは違う洗練されたシルエットとサイズバランスに、これなら自分も着れるなと思ったのがきっかけでした。
まあ、イタリア製のウエスタンシャツから入るなんて、昔のBEAMSだったら邪道ですね(笑)。
それ以降、ブランドやどこ製と言うウンチクにはこだわらず、本当に色々なウエスタンシャツを購入してきました。
そして、今も気に入ったものがあれば、ブランドや蘊蓄は関係なく買い続けています(笑)。
若い頃の私のように、ウエスタンシャツは手が出ないという人もいるのではないかと思います。
そういった方は、アメリカのブランドや古着などには手を出さず、ドレスシャツの要素を取り入れたイタリア製のモノから入ることをおススメします。
おそらく、食わず嫌いだったことに気づくのではないかと思います(笑)。
そういった意味でもGUYROVERのウエスタンシャツはおススメです。
そして、あるブランドの展示会で見たウエスタンシャツが欲しくて個人オーダーしました。
細畝コーデュロイのブルーのウエスタンシャツ。
中村っぽいでしょ(笑)。
本当に作ってくれているかわかりませんが・・・
手に入ったらご報告します。