戦士! 一夢庵 -2ページ目

戦士! 一夢庵

最近、とある本を入手した。
とても興味深いので、珍しくまじめに読んでいる。
読んでも忘れてしまうので、覚書を作ることにした。

私の言う通りにしなさい。それが一番うまくいくのだから

 

実用主義は『吸収』の軸の態度である。

 

この態度の人は『こうすべきだ』という言い回しをすることが多く、受位効率的で非実際的な行動を嫌うのが特徴とのことである。物事の機能や形をぎりぎりまで単純化するので、コンサルタントのような立ち位置で、優れた仕事ができるそうである。

この態度は人気があり、全人口の約20%に相当するとのことである。

 

実用主義者は、モノゴトを単純化し、効率を追求するあまり、活動に伴う喜びや楽しさまを省略することもあり、それが問題の原因になることがしばしばある。極端な場合には、感情や人間関係、美、娯楽などを無視した末に感情が干からびて無感動で孤独な人間になることもあるそうである。

 

 

<この態度の有名人>

マーシャル・マクルーハン、ホー・チミン

 

 

<陽極>

実際的。効果的。単純。機能的。分別のある規則を作る。

 

 

<陰極>

独断的。頑固。心が狭い。融通が利かない。形式主義的。説教好き。変われない。

 

 

『実用主義』は、物事をありのままに見て、実際的に用いようとするという点では『現実主義者』とにているが、『実用主義者』はそれに加えて効率を重視するという特徴がある点が特異的である。また、規則や規制を重視するという特性もある。

 

以上で、7つの『態度』についての解説が終了したが、次の記事では、『態度』全般についてまとめようと思っている。

多分こうなりますよ

私は状況を多角的に見ることができます

 

『現実主義』は『行動』の軸の高位の『態度』である。

『皮肉主義』とは補完的な態度で、全人口の約 30% と非常に人気のある『態度』である。

 

この態度の人は、ありのままの現実を見て、それらを多角的に理解することができ、他の態度の人であれば混乱してしまいそうな状況でも把握することができる。特徴的なのは、『皮肉主義者』は『多分違う』とよく言うのに対し、『現実主義者』は『多分そうだ』とよく言うことである。

 

『理想主義者』は多角的の物事を捉えるために、物事のいろんな側面が見えすぎてしまうために決断を下すことや物事を一つに絞り込むことが苦手な傾向がある。

 

 

<この態度の有名人>

ロバート・オッペンハイマー、ジョージ・パットン将軍、アルフレッド・ホワイト、ベラ・アブザック

余談ではあるが、『クマのプーさん』は『現実主義者』、プーさんの仲間の『ロバのイーヨー』は『皮肉主義者』とのことである。

 

 

<陽極>

客観的。現実的。多面的に見る。ありのままを見る

 

 

<陰極>

主観的。間違った情報に基づく仮説や偏見

 

残るは『吸収』の態度であるが、それについては次回の講釈で。

失敗する可能性があることは必ず失敗するものだ

 

『行動』の軸の順序の『態度』である。

 

この態度の人は、間違ったことや失敗がないか、悪いことが無いかを絶えず見張っている状態である。隠れたリスクや将来的な問題などを目ざとく見つけることから、役立つことも多いが必ずしも良いものではない。ともすれば『あらさがし』に熱中することにもなり、これは本人にとっても周囲の人にとっても良いことではなく、時として深刻な状況にもなり得るのである。

『皮肉主義』は、非常に難しい態度であると言える。

基本姿勢が『どうせいつかはダメになる』と言うものなので、やがてはそのような結果を招いてしまうため、何かをやり遂げるのは非常に困難なものとなる。できるだけ多くの失敗を予見しようとする性質は、より多くの可能性を見ようとする『理想主義者』や『精神主義者』と正反対なもので、当然ながら『理想主義者』や『精神主義者』とは気が合わない傾向がある。

 

『皮肉主義者』は、反論することが得意で、他の態度の人たちとは別の観点から物事を見ることができる。

 

この態度は自己防衛的な態度で、最悪の事態を回避することに役立つので、例えば精神的・肉体的に虐待を加える親の元に生まれるなどの厳しいカルマと取り組む人生を選択した時にこの態度が選ばれることは少なくない。ただし、態度は人生の中で何度も変えることができるので、本質的な危険が無くなればポジティブな『現実主義』に変わることが多い。

 

 

<陽極>

反論。物事の裏面を見る。一般的信念を疑う・

 

 

<陰極>

中傷。悪口を言う。こき下ろす。破棄する。拒絶する。

 

以上が『皮肉主義者』である。次はこれと補完的関係にある『現実主義』について解説する。 

私にはもっとよい方法がわかります

正しくやらなくてはいけません

 

『表現』の軸の高位の『態度』である。

この態度をとる人は、常に物事が以下にあるべきかについて語り、その会話には『こうあるべきだ』、『こうするべき』という内容の話が多い傾向がある。

この態度をとる人は、全人口の約 30% と多いそうである。

 

『理想主義者』は思想や状況を『以下に進歩していくべきか』という観点から物事を捉え、そのために絶え間なく努力する性質を持つ。この性質のおかげで、多くの分野で活躍する人は多い。

一方で、個人崇拝に陥る傾向があるという欠点があり、自分の崇める対象の人物が『普通の人』であることに落胆することも少なくない。

別な特徴としては、自分自身に対して厳しく、過度な要求水準を自分に課すことも少なくなく、それを達成できない自分に対して欲求不満や自己嫌悪に陥ることもしばしばあるという点である。この性質が良い方向に活かされれば自分の能力を最大限に生かすことも可能である。

 

また、理想主義者は他人にも厳しい傾向があるが、それは他人も自分と同じような考え方をするはずだと信じていることによる。そして、そうではないことを知ると困惑することもある。

『理想主義者』は、今ある物事には常に完全の余地があると考えるが、うまく機能すればモチベーションにつながるが、逆の場合は常に自己嫌悪に陥ることになるそうである。

 

なお、『表現』の軸には、人間関係においては『理想主義』、それ以外は『懐疑主義』という場合もあるらしい。

 

 

<『理想主義』の有名人>

アール・ワレン、ガリレオ・ガリレイ、ゲーテ、アドルフ・ヒットラー、ジョン・F・ケネディー、毛沢東、ジミー・ヘンドリクス、アーネスト・ヘミングウェイ

 

 

<陽極>

統合、あらゆる可能性の中から最善の組み合わせを生み出す、発展させる、すべての部分をまとめる、実際的

 

 

<陰極>

幼稚、非現実的、理に足が着いていない、完全主義

 

 

人が生きていくうえで、常に物事を考えることと思考力を鍛えることが必要であるが、特にこの態度の場合はそれが求められるのではないかと感じるのである。うわべだけを捉えて『理想主義』で生きていると、この世界は落胆に満ちているように見えるのではないかと思うのである。

 

次回は『行動』の軸の『態度』を取り上げる予定である。 

私はちゃんと証明できるまでは信じません

重要なことについては特に念入りに調査します

 

『表現』の軸の順序の『態度』である。

 

文字通り、物事を疑う態度である。

目につくもの触るもの、あらゆるものを疑ってかかり、良く調べて納得しない限り信じたり買ったりしない傾向がある。非常に良いと思った物事に対しても際限なく確かめ続けることもあるそうである。自分にとって重要と感じる物事に対しては尚更厳しく確認を続けるそうである。

 

この態度は、深く考えて探求するという性質から知性的な態度の一つで、この態度をとる人は全人口の 5% 程度とのことである。

 

 

<陽極>

調査。物事をあらゆる角度から見ようとする。偏った判断をしない。関連する事実をすべてたしかめる。知識を求めて努力する。

 

 

<陰極>

疑念。あら捜しをする。すべてを疑う。信頼の欠如。

 

 

陽極の『調査』の『懐疑主義者』は社会的に大きな貢献をすることがあり、『社会の浄化係』として機能することがあるとのことである。

『吟味されない人生は生きるに値しない』と言ったソクラテスは、『調査』の『懐疑主義者』の代表的な人物である。

 

次は『表現』の軸の高位の態度である『理想主義』である。相変わらず更新が滞りがちであるが、できるだけ早く書こうと思っている。

この問題を解決するには十六通りのやり方があります

自分の可能性が分かっている人はほとんどいませんね

よく神について考えます

 

『霊感』の軸の高位の『態度』である。

この態度にいる人は、起こりうるあらゆる可能性を考える傾向があり、視野が広く、常に全体を俯瞰することができる。この態度をとる人は全人口の5%程度と言われている。

 

精神性(スピリチュアリティ―)という言葉から連想される、神、神学、宗教などのようなことがらと深くかかわり、魅せられる傾向がある。

 

この態度にある人は、あらゆる分野で洞察力を示すので、時にはビジネスや政治の分野でも活かされることもある。

 

この態度は、生活に支障をきたすようなことも無く、取り立てて相性の悪い役割もないとのことである(『奉仕者』、『聖職者』とは特に相性が良い)。

 

 

<『精神主義』の有名人>

ジャンヌ・ダルク、アリストテレス、スワミ・ムクナンダ、トマス・メルトン、ルードヴィヒ・ベートーベン、ウィリアム・ブレイク

 

 

<陽極>

証明。先見力がある。他の人にはわからない可能性が分かる。哲学的本質を追求する。

 

 

<陰極>

盲信。物事を疑わない。陰極の『聖職者』に似ている。必要な調査をしない。非現実の世界に生きている。冗漫。

 

 

以上が『精神主義』である。精神世界に深くかかわることを志向する人の多くはこの『精神主義』ではないかと思うのである。

精神世界の事柄については詳しくない、と言うよりほとんど知識が皆無なのではあるが、些細な経験から思うことは、その世界で頭角を現すと、やがて陰極に移りそのまま突き進んでしまうということが少なからずあるように感じるのである。

常に自分を客観視することと、理詰めの思考が求められるところではないかと思うのである。

 

次回は『表現』の軸の『態度』に移る予定である。

 

 

私は感情を表しません

 

『霊感』の軸の順序の『態度』である。

この態度は、一言で言えば「何が起ころうと気にしない」と言う態度で、感情を表に出さず、無表情でいるとのことである。

この態度をとる人たちは、感情を表に出さずに、いるだけで何も感じていないのではなく、人並みに感情を動かし、時には激しく感動することもある。

 

彼らは原則として他人に干渉せず、反対意見を述べることは無い。

やりたくないと思っていることですら、意見を言ってまで状況を変えたいと思わないために甘んじてやってしまう傾向がある。

 

この態度を選ぶのは、全人口の5%程度と少ないのは、この態度が他の態度よりも難易度が高いからであるが、『役割』によっては比較的容易にこの態度をこなせる場合もあるそうで、『戦士』はこの態度を好む傾向がある一方で、『賢者』や『職人』にとっては極めて苦手な役割である。

 

 

<禁欲主義の有名人>

マーロン・ブランド、ジョーン・バエズ、ジュリア・チャイルド

 

 

<陽極>

平静。有能。どんなことでも扱える。平穏・平和・調和を好む。とても安定しているので決して失敗しない。

 

 

<陰極>

あきらめ。運命に甘んじて立ち向かおうとしない。苦労する。絶望的。疲れ果てる。

 

 

『禁欲主義』にある人は、陽極にいれば穏やかで安定していて、周りの人たちに安心感をもたらす存在であるが、陰極にいる場合は困難な状況に陥ったような状況に対しても甘んじて立ち向かおうとしない。その姿勢は必要な忍耐をしているのとは異なり、状況に甘んじて苦労しているだけなので、まわりからの同情や援助を得ることは無く、むしろ不快感を与えることすらあるとのことである。

 

 

以上が『禁欲主義』である。

次は、同じく『霊感』の軸の高位の『態度』である『精神主義』である。

『態度』とは基本的な物の見方・考え方で、行動の決断方法である。現在起こっていることに対して、どう考えるべきか、何をすべきと思うかは態度によって決まるものである。

 

『態度』は『目標』や『モード』と作用しあうもので、『態度』を通して目指すものを決め、『モード』によって行動や手段を決め、『目標』に向かう。そして、『態度』を変えることができ、それによって人生の行先も、そこへ行く方法も変わるとのことである。

また、意識のレベルが『態度』に反映するそうである。なお、『哲学者!』で鑑定を受け付けている『意識レベル』と、ここで言う意識のレベルは同一ではないと思うが、同じ方向性のものと思われる。

 

自分の態度を知ることで、他人と意見が食い違った時に、短絡的に自分が変わり者だとか相手が間違っていると思いこむこと、自分の個性を無視して他人に迎合することなどの『自分への裏切り』ともいえる行為から逃れることができる。

 

態度は7つあり、この後一つづつ解説していく予定である。

まずは『霊感』の軸の『態度』から始めようと思うが、それは次回の講釈で。

①注意

②力

③忍耐

④攻撃

⑤自制

⑥情熱

⑦観察

 

モードは、今回の人生で厳選して決めたことなので、滅多に変わることは無いそうである。

陰極にいてもそれが生き延びるために役立つのであれば、陰極でい続けることも可能とのことである(ここで、陽極が良くて陰極が悪いという思い込みは禁物である)。

もし、陰極でいることをやめたいと願うなら、補完的なモードの陽極に移り、そこから自分のモードの陽極に移ることができる(観察の場合はどのモードの陽極にも移ることができる)。

 

この陰極から陽極に移る過程は他のオーバーリーフや役割にも応用できるものである。ぜひ覚えておくことをお勧めしたい。

 

以上で、モードについての解説を終わることとする。ここまでで、『哲学者』のほうからお知らせがあるので、興味のある方はご覧いただきたい。

 

次回からは『態度』である。ものの見方、考え方、物事を決断する方法と言えるのであるが、それは次回の講釈で。

私はあらゆる情報を集めてから、慎重に決断することにしています。

重要な決断についてはよく考えます。

どんな場合でも、うまくいかない可能性はありますから、安全を第一に考えます。

 

私は、たいていいつでも自分のするべきことがわかっています。また、指導的な立場に立っても、ものおじしません。

よく他人から意見を求められます。

私は自分の意見を言って、その通りにしてもらいたいと思っています。私の考えは正しく、その通りにすればうまくいくからです。

 

私はいったん何かをし始めたら、どんなことがあってもやめません。

私は驚異的に規律正しく、なんでも最後までやり抜くことができます。

新しいことや変わったことをするのには抵抗感があります。

 

私は自分から積極的に人に近づきます。

よく人から怖がられます。

私は危険を恐れず、冒険好きで、平気で賭けに出ます。

 

私は上品さを好みます。

他人から洗練されていてセンスが良いと思われることが多いようです。

時々思っていることを言えないことがあります。

 

他人からは生き生きとして、感情の起伏が激しい人だと思われているようです。

私は自分と無関係なことに首を突っ込む癖があります。

何かに夢中になって我を忘れてしまうことがよくあります。

 

私は、まず、他の人のやり方を見て学びます。

よく見てから結論を出すことにしています。

私は人や出来事、事物など、あらゆるものを観察するのが好きです。

 

 

これら7つの中から、あなたに当てはまるのはどれでしょうか?

ちなみに私は①です。

 

どれがどのモードにあたるのか?

それは・・・後半に続く。