中津宮のある大島には天真名井がある。日本書記では天真名井と言う霊泉が記載されており、この『天真名井』で、天照大神と須佐之男命の誓約(うけい)により、天照大神が須佐之男命の剣、十拳剣(とつかのつるぎ)をとって、三っつに割り、『天真名井』の聖水を口に含み、勢い良く吹きかけ、その吐噴霧から3柱の女神が化生いたしました。
参考
湍津姫神(たぎつひめのかみ)をお祀りする中津宮は、島の南西岸に海を隔て、辺津宮と向かいあって鎮座しています。
島の北側には沖津宮遥拝所があり、天気の良い日にはここから遥か沖ノ島を拝することが出来ます。
「正平年中行事」(1346)には「七月七日、七夕虫振(むしふり)神事」とあり、境内にある牽牛社(けんぎゅうしゃ)、織女社(しょくじょしゃ)に参籠(さんろう)し、水に映る姿によって男女の縁を定める信仰があると記されています。