女の子フィギュアの作り方☆超初心者向け講座 -45ページ目

フィギュア作成講座:完成品ギャラリー

今回のテーマは顔を中心とした胸像だったので、これでいったん作例は完成です。
塗装の解説は残念ながらありません。

はじめは胸像のつもりでしたが、ポニーテールが大きすぎて、結局膝まで作ることになりましたが。
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女の子フィギュア自作|超初心者向け作成講座

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もともと胸像のつもりで作り始めたため、腰から下はベースの一部だという解釈なので、かなりやっつけですゴメンナサイ。前後左右で安定させるためと、このキャラクターのイメージマークなのでアルミ線をハート型にしてスタンドを作りなおしました。
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特異なデザインのキャラですが、ねんどろいどのような頭の大きいキャラを作りたい場合や、今回のポニーテールやリボンのように、大きくて薄さが要求されるパーツを作りたいときの、参考にしていただければ幸いです。

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書籍「フィギュアの達人 上級編」の紹介

フィギュアの達人 上級編/模型の王国

¥1,995(記事作成当時)
Amazon.co.jp

フィギュア初心者へのおすすめ度☆☆☆(3点/3点中)
同じシリーズに初級編もありますが、いきなりこっちを買っても問題ないでしょう。もちろん両方買った方が勉強になります。ねんど系素材が苦手な人のためにポリパテと切削による作り方が紹介されています。

よかったところ
●「エヴァンゲリオン」のアスカを作例としているため、アスカを作りたいもしくは、アスカに似たキャラを作りたい人にピッタリ。
●自作系の教材としては珍しく、ポリパテを使った作例を紹介。
●ポージングについての記事があり、人体の骨格と関節の構造と、筋肉の付き方についての詳しい解説がある。
●パンツ造型の記事がある。
●複製を前提とした際の、パーツ分割についての記事がある。
●二次元を三次元で表現する場合の注意事項、アニメやマンガキャラを作る上での落とし穴などの記事が、ところどころで詳しく解説されている。
●制作中のチェックポイント、バランスチェックや陥りやすいミス、ケースごとの修整の方法についての記事がある。
●スカートや袖など薄さを表現しながら、強度を確保する方法についての記事がある。
●複製の手順についてマテリアル選びや、パーツ配置、分割線の入れ方などが詳細に説明されている。
●エアブラシの構造と操作方法、選び方の記事がある。
●サフレス塗装についての記事がある。
●ワンポイントとして、机の高さや作業姿勢について、重要でありながら、ほかの教材には見られない記事がある。

気になったところ
●塗装の解説はエアブラシを使用。
●ポリパテのにおいが気になる人には、向かないかも。

フィギュアの達人 上級編/模型の王国

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▼四年後に同じ筆者による新書が出ております。そちらは素材がエポキシパテによる造型となっており削りだして作るというスタイルはそのままです。この書籍が気に入ったひとはそちらもおすすめ。
「フィギュアの教科書 原型入門編」


ファンド、スカルピーなどねんど系素材で作りたい人向けの二冊
1「かわいい女の子フィギュアを作ろう!」- 小柄な少女の作り方
2「かわいい女の子フィギュアを作ろう!-動きのあるポーズ編」 -ナイスバディなお姉さんの作り方

※上記の一冊目に挑戦した後さらなるレベルアップを目指したい人向け
萌えフィギュアスーパーテクニック(ツンデレ妹を自作する!) -小学生くらいの少女の作り方
テキストは少ないのですがDVDつきで3500枚以上の高画質画像がついてきて大変お得です。

※さらにリアルな造形技術を探求したいという人向けの究極の教科書
アナトミー・スカルプティング
完璧なリアル造形を実際に粘土を盛りながら詳細に紹介しております

二頭身フィギュアの作り方を紹介しており、ねんどろいどの作り方を知りたい人向け
「すぐできる 美少女フィギュアの作り方」の紹介(ねんどろいどの作り方) -素材はスカルピーです。
※かなりおおざっぱな説明しかないので初心者向けではありません。でもある程度技術が身についた人がねんどろいどっぽいものを作りたいと思ったときに役立ちます。

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フィギュア作成講座:ジャケットとベルトの作成

ジャケットはからだとの隙間を作るために、あらかじめマスキングテープを巻いてからねんどを盛りつけるか、アルミホイルなどで空間を作っておきます。

今回の作例ではこれをやっていなかったので、ジャケットが小さくなってしまいました。できあがってから気づいたので、写真ではなく手書きの図を載せておきます。
$女の子フィギュア自作|超初心者向け作成講座-ジャケットの作成

襟と裾と肩口はジャケットを乾燥させてから盛りつけます。

背中のハートマークについて。
ポニーテールでほとんど隠れてしまうので、けがき針で溝を掘るだけでも十分です。でもちょっと目立たせたかったので凸モールドにしました。
鉛筆で下書きをして1mm程度盛りつけます。そのあと内側のハートを削り込みます。
削り方は鉛筆で下書きをして、けがき針で溝を掘って、内から外に向かって彫刻刀でちょっとずつ削っていきます。

ベルトとコンパクトの作成。
まず帯を作り乾燥させます。
バックル部分はコンパクトが収まっている設定になっています。
まず円盤のバックルを用意します。このときパイプなどに押しつけるときれいな円ができます。

中央を一度切り抜いて凸レンズ状に盛りつけて形作っていきます。盛るより削る方が得意な人は切り抜かないで、コンパクトを削り出すといいでしょう。
ここは瞳や背中のハートを作ったときの感覚に近いです。
$女の子フィギュア自作|超初心者向け作成講座

こういう単純で正確な円が求められるところは、市販のディテールアップパーツを使うことをおすすめします。メカを改造するための円や半球状のパーツが、いろいろサイズがそろって模型店などでよく扱われています。ねんどとのくい付きが悪いので、接着剤などを使用する必要があります。

ここができあがれば胴像としてのパーツは一通りそろいました。
表面を紙ヤスリできれいに仕上げましょう。

できあがった胴体パーツ
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スカートの作り方

今回一番作り方に悩んだところ、スカートの作成です。

まず腰の周りにマスキングテープを貼り、この上からねんどを盛っていきスカートの形を出していきます。

今回はミニスカートですが、ロングスカートを作る場合は、先に脚まで作ってからにします。
そのあと紙などで脚をまいて、その上にねんどを盛りつけて形を出していきます。
もしスカルピーなどを使っていて、オーブンに入れて加熱させたいときは、アルミホイルかアルミテープをつかいましょう。
削り込むので厚めに作ります。厚さは形状によるので一概に言えませんが、完成予定より5mm以上あった方がいいでしょう。

今回使用したツール。使う順番も上から順にだいたい使っていきます。
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-使用ツール
上から順番に
レザーソー
目立てヤスリ
半丸形ヤスリ
デザインナイフ
マイクロ彫刻刀

乾燥して固まったスカートに、分割するためのガイドラインを引きます。
今回は八分割してあります。
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-ガイドライン

スカートには種類がいくつかあり、折り目が一方通行の波形プリーツ、山と谷が交互になっているボックスプリーツなどがあります。

波形プリーツは比較的作りやすい部類で、しかも市販のフィギュアでよくある形なので、資料も豊富なので難しくはないでしょう。

問題なのはボックスプリーツで、その通りにつくろうとすると、非常に複雑でしかも明らかに強度不足で割れやすくなり、こまったことに市販のフィギュアでも、あまり参考になるものも見つからないという、悩みどころがいっぱいです。しかも今回作っているキャラは、このボックスプリーツでした。
$女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-スカートの断面

そこで自分なりにあらゆる方法を、試行錯誤して試してみたのが、今回の作り方です。

ガイドラインに対しレザーソーで溝を掘り、目立てヤスリとナイフ、彫刻刀を使って溝の幅を広げます。
次に溝に対し斜めに切り込みを入れていきます。まずはレザーソーで切れ込みを入れて、またヤスリやナイフで溝を広げます。
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-切り込みをいれる

内側にもガイドラインを引きます。内側の方が削る面積が大きくなりますが、基本的な作り方は表と一緒です。ロングスカートの場合は、前後で2分割したほうが作りやすいでしょう。

ここで重要なのはスカートのすそ付近のみ削り込むということ。すその付近だけ薄くしておけば、錯覚で中まで薄く見えてきます。きっちり腰の根本まで溝を掘ると強度が落ちて、ちょっと握っただけでつぶれます。
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-途中経過

あと一息ってところでこれをやると、相当へこむので、くれぐれもご注意ください。
これを防ぐためにもミニスカートの場合、腰の根本を塞いで強度を確保するといいでしょう。
$女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-スカートをふさいで強度を稼ぐ

画像は\(^o^)/の瞬間・・・
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-\(^o^)/オワタ

できあがったスカート。写真は胴体とすでにくっついてます。
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座

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スカートのヒダを自然に見せる作り方
ミニスカートの作り方1
ミニスカートの作り方2

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フィギュア作成講座:リボンの制作

ポニーテールの次にやっかいなのがこの大型リボンです。

面積が大きい割に、本体とつながっている部分が極端に少ないため、みたまま作ってしまうとすぐにひび割れするのは間違いないです。

そこであらかじめ針金で骨格を作っておき、これにねんどを盛りつけていきます。
さきに用意した図面にあわせて一回り小さめに骨格を作ります。ひとまわり小さめにする理由はヤスリをかけたときに飛び出さないようにするためです。
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-リボンの骨格

女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-帯の骨格

蝶々型のパーツと帯状のパーツはそれぞれ分けて作った方が、形だしやヤスリがけがしやすくなります。

蝶々型パーツはただの平面状ではなく、中央から後ろ向きに傾斜するようにします。
でも実際組んでみるとこれがけっこうきつい。アニメの劇中や設定資料のとおりに、頭部のこの角度に取り付けると、牛の角みたいに前に向いてしまうんですよ。だから弓なりにして傾斜をつけて、なおかつ帯状パーツが理想の位置にもってくるようにするのに、苦労しました。
この辺が2次元>3次元への変換が必要な部分ですね。

そのあと蝶々と帯が重なる部分を削り込んだり、骨格の角度を調整したりして、理想の角度になるまで4~5日はかけたと思います。

さらに最初大きく作りすぎて、帯状パーツがポニーテールとぶつかりました。
なのでこれも短くして、バランスを取り直すのに時間がかかりました。
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-リボン仮組

できあがったリボン。
帯状パーツは左右対称にこだわっていません。たぶんその方が素材的にリアルっぽい気がするので。
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-リボン完成 正面

蝶々型パーツはレンズのように正面は凸状で、裏面は凹状にしてあります。このとき縁だけを薄く削って、実際にはそこそこ厚みはあるけど、見た目は薄く見えるようにしてあります。
帯状パーツはいったん厚めに作っておき、ヤスリで断面が波形になるように整形しています。こちらも縁だけ削って薄く見えるようにします。
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-リボン完成 横

形状が整ったら紙ヤスリで表面をのキズや凹凸を綺麗に消します。目立つところなので丁寧に作業をしましょう。

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フィギュア作成講座:ポニーテールの制作

今回作っているキャラの最大の難所、巨大ポニーテールの作成です。

まずは頭部への接続部分の位置決めをします。
中央に分割線をいれて、横からみたとき45度あたりに位置決めをします。
ガイドラインはマスキングテープを、利用すると引きやすいです。
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-位置決めガイドライン

まず頭部と接続するための金属線を用意。十分な強度がほしいので3mmのアルミ線を使用します。
アルミ線とねんどはくい付きがよくないので、アルミ線に若干キズをつけておきます。

まずは付け根からポニーテールの頭頂部までねんどを盛り、この状態で乾燥させます。
オーブンに入れて200度、15分程度焼くとコチコチになります。
オーブンの使用の仕方についてはこちらからご覧ください。
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-作り始め

ちょうどいいサイズの空き缶があったので、盛りつけます。
要注意!
このままオーブンに入れると爆発するので、少し乾燥させてはずしてからオーブンに入れましょう。
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-空き缶に巻き付ける
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-第二段階くらい

最長16cm以上になる巨大パーツなので、補強剤として針金を仕込みます。
ポニーテールの両端と中心の、合計3カ所補強します。針金は瞬間接着剤で固定しました。

このときおおよその、完成後のラインを針金で作っておきます。
あとは2cmほど盛りつけて乾燥させて、また2cmほど盛りつけて乾燥させて、を繰り返します。
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-針金で補強
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-ちょっとずつ延長する
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-延長完了

今回きれいな曲線を描くために何度も盛り直しました。
厚みは1mm程度はないと、強度不足で割れてしまいます。

大まかな形ができあがったら、ペーパーヤスリでひたすら表面の凹凸をならしていきます。
石粉ねんどは水研ぎができませんが、ねんどに水につけてべちゃべちゃになった状態のものを、ひたすら指でならしていくと、400番以上のヤスリをかけたくらい綺麗になります。
ここは相当大変ですが、作品の完成度にとても影響する部分なので、辛抱強く丁寧に仕上げましょう。

ちなみにこういう広い面積のヤスリがけは、『Mr.ポリッシャーPRO』というアイテムがあると、非常に便利です。一般に「スピンやすり」といわれているツールです。興味がある人は検索すると一発で見つかります。

表も裏もキズも凹凸もなくなったら、髪の切れ目をいれます。エンピツ等でガイドラインを引いて、カッターとやすりで丁寧に丁寧に切れ目を入れていきます。
このときうっかり割ってしまってもだいじょうぶ。割れた部分を挟み込むようにねんどを盛って、乾燥させましょう。その後また接続面が見えなくなるまで、丁寧にヤスリをかけていきます。

補強剤の針金が出てきたら、そこだけ切り落とすか、周りを多めにねんどを盛りつけて、また丁寧にヤスリをかけましょう。

髪の端っこは金ヤスリで「うすくみえるように」削って仕上げます。ここも完成度に影響するところなので、丁寧に行いましょう。

最終的にこんな感じに仕上げました。
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座

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フィギュア作成講座:からだの作成

頭と体のサイズをゲージにして、ポニーテールを作りたいので、体をさきに仕上げます。
先に用意しておいた図面とサイズを合わせながら作っていけば、バランスはそんなに狂わずにできます。
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-フィギュア作成講座:からだの作成

本当は骨格や筋肉の付き方にこだわれば、きりがない部分なのですが、今回は幼児体系キャラなので、あっさりいきます。

石粉ねんどで一発で作ろうとすると、中身までなかなか乾燥しないので、薄い板状にしたねんどの固まりをあらかじめ用意します。これを貼り合わせてちょうどいい厚みにしていきます。
オーブンがある人は最初から理想のサイズで作って、焼いて乾燥させるとすぐにできあがります。
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-フィギュア作成講座:からだの作成

体は横から見たとき綺麗なS字を描くようにすると、姿勢がよく見えます。
このあとジャケットとベルトを追加するので、厚みを考えて若干細めに作ってあります。
写真の脚の長さはスカート丈程度ですが、結局ポニーテールがあまりにも大きいので、最終的に膝まで延長しました。

今回衣服に隠れて見えなくなるので、作ってありませんが、鎖骨を作っておくとリアルさがアップします。
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-フィギュア作成講座:からだの作成

後でスカートを作るために、腰から切断します。
切断する前にピンバイスで股間から先に穴を開けておきます。こうすることで金属軸を通すときずれずに綺麗に軸が決まります。
マスキングテープを巻いて、ガイドラインにすると切断面が綺麗になります。

女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-フィギュア作成講座:からだの作成

女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-フィギュア作成講座:からだの作成

女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-フィギュア作成講座:からだの作成

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フィギュア作成講座:頭の作成2 接着防止処理

前回うっかり手順をとばしてしまったので、捕捉記事です。

後頭部と前髪を盛りつける前に、顔にくっついてしまわないように処理をします。
具体的には以下の方法になります。

石粉ねんどなど水に溶ける素材の場合は、マスキングテープで接続面を覆い、表面が半乾き状態のねんどを押し当てて、乾燥させる。

パテやオーブンねんどの場合は、接続面にワセリンやメンタムなどグリス等を塗ってから、盛りつける。

こうすることで、取り外しが可能になります。

画像クリックで拡大。
写真は試作品のころのものなので、現物と異なります。

女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-頭 マスキングテープ 正面

女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-頭 マスキングテープ 裏

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頭の作成1 後頭部と前髪の作成

後頭部と顔を接続します。

このときもみあげは前髪と一緒に作ります。
こうすることで、前髪と後頭部を分解できるようになり、あとあと塗装がしやすくなるためです。

あたまの大きさが30mm程度ならば、前回紹介したダボを作って接続する方法が使えます。

でも今回作っているものは40mm以上あります。これだけ大きいものをそのままつくると、頭が重たくなり、さらに石粉ねんどなので乾燥させることも難しいと予想されます。

後頭部は前回紹介した方法で、まず木球にねんどを盛って半球を作り、顔とつなげます。
この木球はダイソーで手に入りました。
$女の子フィギュア自作|超初心者向け作成講座-木球に盛りつけ

顔との接続方法は顔の上部に溝を掘り、そこに引っかけるようにしました。
石粉ねんどは非常に摩擦に弱く、組み立て分解を繰り返していると、すぐにすり減ってユルユルになってしまいます。
でもこのように上からかぶせる方法ならそれを防ぐことができます。
女の子フィギュア自作|超初心者向け作成講座-顔と髪の接続

実際の作り方は、まず顔に溝を掘ります。
次に後頭部へ接続部を大きめに盛りつけて、ナイフやヤスリで整形します。
$女の子フィギュアの作り方☆超初心者向け講座

おまけ 樹脂粘土で作りなおした時の例。
顔に溝を掘るまでは一緒ですが、接続基部だけを個別に作り焼き固めます。
そのあと後頭部へ接着しました。
$女の子フィギュアの作り方☆超初心者向け講座
どちらが正しいというわけではなく、状況によります。
使っている素材の特性と、作品の大きさや、キャラクターのデザインによって、このへんは自分で試行錯誤するしかありません。

場合によってはこちらで説明したような、接続方法のほうが最適なこともあります。
顔の作成15 首の基礎と後頭部

接続部の次は顔と頭の境界線を埋めます。
よこから見たときの分割線はこうなります。
女の子フィギュア自作|超初心者向け作成講座-あたまの分割線

首にピンバイスで穴を開け、金属線(アルミ線)を通します。
なぜ金属線を通す必要があるかというと、
ひとつめの理由は
パーツを持ちやすくして、作業をしやすくするため。
ふたつめの理由は
あとで体と接続するとき首から折れないように、強度を持たせるための補強材です。


このキャラの特徴であるもみあげは、まず針金にねんどを盛りつけ、それを前髪にピンバイスで穴を開けて、接続するようにしてあります。
女の子フィギュア自作|超初心者向け作成講座-もみあげの接続


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フィギュア作成講座:顔の作成15 首の基礎と後頭部

首の付け根、髪の生え際の基礎を作ります。
衣服で首がほとんど見えない場合、首も一緒に作るといいでしょう。
鎖骨から肩辺りまで、首元が見える場合は、体に首をつけるといいでしょう。

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女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-首の付け根の盛りつけ

ここで注意点。今回作っているキャラは、4頭身程度のいわゆる「ぷにキャラ」と、言われているもので、ねんどろいどに結構近いです。
そのため首周りが、かなりデフォルメされています。下記の図で示しているように、えらがありません。
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女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-えらの違い ぷにきゃらとスタンダード

一般的、スタンダードなデザインの、キャラを作る人は、ここを注意してください。

次に髪の毛との分割部分を彫り込みます。
このようにしたほうが、あとで後頭部との分解が、やりやすくなります。
ここはキッチリ左右対称にする必要はないので、アバウトで大丈夫。
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-髪の生え際を彫る

ここでまた注意です。
ここから下は、ねんどろいどのような、頭の大きいキャラを作るときの限定記事です。

今回のキャラは頭が非常に大きいので、このまま後頭部を作ると、非常に重たくなり、しかも石粉粘土なので完全に乾燥しないでしょう。
オーブンに焼く場合にも限度があります。

これが1/6以下で6頭身以上の一般的なキャラなら、図のようにダボを作り、そのまま粘土を盛りつけていけば大丈夫でしょう。
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-ダボを作り後頭部と接続

そこで今回は木球に盛りつけて、中空の半球をつくり、これを後頭部としました。
木材は熱に強いので、このままオーブンにいれても問題ありません。
女の子フィギュア作成|超初心者向け講座-木球に盛りつけ

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フィギュア作成講座:頭の作成1 後頭部と前髪の作成右上矢印
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