一応漢詩ネタ。ですが、明日、三国志クラスタさんの前でちょっくら講義的なもの?をやる流れになっているので、なんかフレッシュなネタを…ということで、新たに載せていなかった漢詩を持っていこうかと。

そのためのメモです。まぁ何かのお役に立てれば。。


今回は曹丕の秋胡行です。三篇あるうちの其の三です。個人的に三が一番好きだから!w



泛泛綠池 中有浮萍

寄身流波 隨風靡傾
芙蓉含芳 菡萏垂榮

朝采其實 夕佩其英
采之遺誰 所思在庭

雙魚比目 鴛鴦交頸
有美一人 婉如清揚

知音識曲 善為樂方


広々たる緑池の 水中に浮草あり
流れる波に身を寄せ 風に随いなびき傾く
芙蓉は芳しきを含み 蓮華は栄を垂る
朝にその実を採り 夕に其の英を佩びる
採ったら誰に贈るか 思う所は庭に在り
双魚は目を比し 鴛鴦は頸を交える
美しきひとり有り 婉如にして清揚
音を知り曲を解し 善く音楽の則を修める



庭にいる美しい人に花を贈りましょう、だなんてロマンティスト子桓様☆

…文帝様の名誉のための弁解は後ほど。

最初3行で情景を詠んで、4・5行目で自分(詩の主人公)の思い、6行目で情景と見せかけて仲良しカップルを表現m7・8行目では相手の女性の説明、で終わりですね。

6行目が上手いです。

一旦ブレイクを入れることで、その後の女性の美しさの描写を際立たせますし、つがいの魚とオシドリ(どちらも幸せ夫婦の象徴)を持ってくることで、こんな風になりますようにという恋愛成就への想いが表れます。

婉如は「おしとやか」という意味ですが、「清揚」の意味がまた興味深くて。

日本国語大辞典先生によると、「目もとが涼しく眉じりが上がっていること。また、そのさま。美しい眉目の形容。」とのこと。

後者の形容という方を取って、おしとやかな雰囲気のみならず眉目秀麗でルックスも抜群!とするのが無難なんでしょうが、もし前者だったら「目もとが涼しく眉じりが上がっている」女性の顔が曹丕のタイプだったのかなーと妄想できて楽しいですw可愛い系より綺麗系が好きなのね、みたいな(笑)

以前も書きましたし、今回もうちょっと詳しく触れようと思うのですが、詩は必ずしも自分のことを詠んでいるとは限りません。でも、極限の美しさを表現しようとしたら、自分が一番美しいと思ってるものが出ません?(笑)


ちなみに、花を贈る描写にはおそらく元ネタがあります。

「雜詩九首 其四」です。


渉江採芙蓉    
蘭澤多芳草    
採之欲遺誰    
所思在遠道


江を渉りて芙蓉を採る
蘭澤芳草多し
之を採りて誰にか遺らんと欲する
思う所は遠道に在り


秋胡行とは違って、こちらは「思う所は遠道に在り」ですから、想い人と遠く離れている(死別かもしれません)寂しさを詠ったものになります。

詩人の名前を明らかにするようになったのは、それこそ建安文学の時代からなので、こちらの詩は詠んだのが女性か男性か分かりません。芙蓉は女性の象徴ですが、男性から女性に贈る場合も大いに有り得ます。

この詩を受けて曹丕は対照的に身近な想い人に対する詩を作ったわけですね。花を贈れる人が傍にいる当たり前で貴重な幸せを大切にしたいということかもしれません。

更にちなみに、もうちょい後に陸機もこの「雜詩九首 其四」を模した詩を書いています。曹丕のは引用だけど、陸機のは擬作です。

脱線するので今は詳しくは触れませんが。二陸も好きなのでそのうちね。この人達はどうしても曹操ネタでいじりたくなってしまうんだけど(笑)「短歌行」がヤバイ。


さて、この「秋胡行」、これが本人の気持ちそのものです!と言われたらすごく萌えるのですが(w、そうとは限りないと言っておきましょう。

昔は、文学は本人の気持ちを察せる史実だと夢見てましたが、そんなことないよ虚構もあるよ。何でって私も作詞しますもん。嘘は書かないけど虚構しか書かないですもん。シンガーソングライターではなく提供するだけなので、作曲者の意向、歌い手の意向、企画者の意向ありきで言われたことのまとめを書きます。

当時の詩人達は自分で作って自分で歌うことも多かったようですが、曹丕に関しては特に、そうでもない可能性があります。


『楽府詩集』の引用です。


《古今樂錄》曰:“王僧虔《技錄》雲:‘《短歌行》“仰瞻”一曲、魏氏遺令、使節朔奏樂、魏文製此辭、自撫箏和歌。歌者雲“貴官彈箏”、貴官即魏文也。此曲聲製最美、辭不可入宴樂。

とあります。魏文が曹丕のこと。自分は伴奏したりハモリ?を入れる程度で、歌は別の人に歌わせていたようです。
初めて七言詩を作ってみたりと新しいものを生み出していってることからしても、単なるカタルシス的要素にとどまらず芸術としての意識が強かったと思われます。現代のクリエイターにも通じます。
「燕歌行」や「寡婦」のように女性になってみたり、「上留田行」のように民になってみたり、明らかに自分のことではない詩も多数ありますからね。
リスナーがあっと驚いて話題になる斬新さを追求したり、かと思えばときには時勢に合った共感されるものを目指したり、まさにアーティストですね。
曹植もいわゆる「物語音楽」みたいな世界観のものが多いですが、(「洛神賦」や「野田黄雀行」など)登場人物に自分を投影していると思われる節があります。


これだけ書けばネタ拾えるかなぁ…ここから(弱気)

20日で終わっちゃうので、帰りにゲーセンに駆け込んでみました、前回の結果に満足いかなかったので(笑)
携帯をスマホに変えたらデータが最初からになっちゃって、初めなかなか得点源になる難問が出ず。

ちょっとずつ難しい問題出るようになってくるので、5回くらいやりました(苦笑)


で、こんな感じ。
ちなみに間違えたのは1問のみです。地名関係のだったかな?地名、年号、役職苦手です…。




5000点行かなかったぁorz
1位の人はどうやってるんでしょう?
でもまぁ、総合人数から見るとまぁ良い方なのかもっと思っときます。
少し得点上がって安心しました!

制限時間にテンパってど忘れしたり、タイピングが激遅な低スペック脳味噌の割には頑張りました。


歴ドルの小日向えりちゃんが答えの問題があって、出題幅の広さにびっくり。
一度一緒に飲んだ時、一杯で真っ赤になっちゃう根っからのアイドルっぷりに萌えました(笑)
あと鋼鉄三国志とか出てきました。2007年といえば私が一瞬声優ヲタを通った時だったのですぐにピンと来ました(笑)

あのED曲から宮野真守さんにハマって(笑)

陸遜が主役って聞いて放送開始前はかなり期待値高かったんですが(主役になってもいいほどの人物だと思うのに、そういえば代表作がピンと来ないので)、初っ端から微妙にBLだったり赤壁丸という船が出てきたり(wと、if通り越してとんでもファンタジー三国志だったって印象。。

と言いつつ歌劇舞台まで観に行ったのは内緒です。


魏の三祖を全員答えさせる問題が、正解したら一気に得点が上がって、「あぁ、正解者少ないんだな…」とちょっと切なくなりましたw

みんな曹操・曹丕・曹叡を三代愛してあげてね。

他にキターwってなった問題は、○○の七賢(竹林を入れればOK)とか、○○の詩(七歩を入れればOK)とか、孔融&陳琳&曹丕のうち建安七子はどれとか(曹丕を抜けばOK)。

陳琳の詩とか大昔取り上げた気がするーとか思ってました(笑)最近の漢詩ネタは曹兄弟ばかりで七子さん達がご無沙汰ですね…^^;


本家の三国志検定も、結果が届き始めたみたいですね。
私は「受かる気がしない!!」というヘタレな理由から受けていませんが、合格された方おめでとうございます☆彡
一級記述で「曹丕に対する思慕の気持ちを35940文字以上で述べなさい」という問題はまだですかー。(※読むのが苦行)

大変なことに気付きました。

前回のブログで、文帝誄はいつかの命日に引いてきたと書きましたが、ページ内検索したところタイトルに一行だけ引用しただけで全文は載せてないことが発覚(笑)

もうね、自分で過去に何書いたか覚えてないのバレバレですね。曹丕の短歌行の話といい毎度すみませんね。

ちょうどいいので来月、今度は現代版(西暦)の命日に載せるかーとも思ったのですが、一ヶ月以上後の予定なんて読めん!ということで、思い立ったが吉日、文帝誄にちょっと触れてみたいと思います。

なっがいので本文および訳はぐぐって引いてきました。多分以前はこれを訳そうとして心折れたんだと思う。



魏陳王曹植文帝誄曰.
天震地駭.崩山隕霜.陽精薄景.五緯錯行.哀殊喪考.思慕過唐.擗踴郊野.仰愬穹蒼.
考諸先紀.尋之哲言.生若浮寄.徳貴長伝.朝聞夕逝.死志所存.皇雖殪没.天禄永延.
何以述徳.表之素旃.何以詠功.宣之管絃.乃作誄曰.元光幽昧.道究運遷.乾迴暦数.
簡聖授賢.乃眷大行.属以黎元.龍飛践祚.合契上玄.五行定紀.改号革年.明明赫赫.
授命自天.風偃物化.徳以礼宣.詳惟聖質.岐嶷幼齢.研機六典.学不過庭.潜心無内.
抗志高明.才秀藻朗.如玉如瑩.聴察無響.視睹未形.其剛如金.其勁如瓊.如冰之潔.
如砥之平.爵功無重.戮違無軽.心鏡万機.鑑照下情.宅土之中.率民以漸.道義是図.
弗営厥険.六合通同.斉契共検.導下以純.民由樸倹.紼冕崇麗.衡紞惟新.尊肅礼容.
瞻之若神.方牧妙挙.欽於恤民.虎将荷節.鎮彼四隣.朱旗所勦.九壤披震.疇克不若.
孰敢不臣.懸旌海表.万里無塵.回回凱風.祁祁甘雨.稼惟歳豊.登我稷黍.家佩恵君.
戸蒙慈父.在位七載.九功仍挙.将承太和.絶跡三五.宜作物師.長為神主.壽終金石.
等算東父.如何奄忽.摧身后土.俾我焭焭.靡瞻靡顧.嗟嗟皇穹.胡寧忍予.明鑑吉凶.体達存亡.
深垂典制.申之嗣皇.聖上虔奉.是順是将.乃啓玄宇.基于首陽.擬跡穀林.追堯纂唐.
合山同阪.不樹不疆.塗車蒭霊.珠玉靡蔵.百神警侍.賓于幽堂.於是侯大隧之致功.陳元辰之叔禎.
潜華体於梓宮.憑正殿以居霊.悼晏駕之既俟.感容車之速征.
浮飛魂於軽霄.就黄墟以蔵形.背三光之昭晰.帰窀穸之冥冥.嗟一往之不返.痛閟闥之長扃.



魏の陳王曹植は、文帝のご崩御を悼んで申し上げます。
 

1:天はふるえ地はおどろき、山は崩れ霜がおります。日の光は薄れ、
水・金・火・木・土の五星は錯行します。その悲しみは父を亡くしたほどに特別に大きく、
思慕の情はかつての偉大な堯の都の唐を過ぎるほどの大きさです。
わたしは郊外の平原で、手で胸を打ち、地を足で蹴って嘆き、蒼穹を仰いではうったえます。


2:先人が記したものを鑑み、その哲学的な言葉に申しますには、生命とは定めがなく、
仮に身を寄せるが如きもので、ただ貴い徳だけが長く伝わると存じます。
孔子は、君子は朝に人の道を聞けたならば、その夕に没しても惜しくはないと言います。
死んでも志は残ります。皇帝といえども病に倒れ没しますが、その天の恵みは永遠につづきます。
何をもって陛下のその徳を述べ、それを白い旗にあらわし、何をもってその功績をうたい、
それを音楽に宣べればよいのでしょう。


3:すなわち、ここに亡き陛下を悼んで誄を作って申しあげますには、
元来、この世は薄ぼんやりとしていたものを、陛下は道をきわめ良いことをもたらし、
天の月日の巡る仕組みを明らかにし、その言葉をえらんで賢い者に授けました。
ここに陛下のりっぱな事業を顧み、民衆としてこれに従います。


4:陛下は階段を登ってご即位なさってから、人の最も貴いあり方に合致し、
天地をつくる木・火・土・金・水の五つの元素のあり方を定め、
年号を黄初と改号して年をあらため、明らかにあかあかと輝き、天命を授けられておりました。
風習をやめさせて、徳をもって礼を宣べられました。
尊い考えに詳しく、ご幼少のころから優秀さは飛びぬけてあられました。
治典・礼典・教典・政典・刑典・事典の六典をよく知って究め、
その学びは政務にとどまることがございません。
心を謙虚にしてその内を無にし、志は高明を願っていらっしゃいました。
才は秀で、その文章のお言葉は朗らかで、まるで玉の如く透き通った石の如くであられ、
音のないものを聞いて察し、見えないものをご覧になられておりました。
その武勇は金のごとく、その強さは美しい石のようで、まるで氷の潔いがごとく、砥石の平らなようでした。
功をさずけるに重すぎることはなく、誤りを罰するに軽すぎることがなく、
鏡のように澄みきったお心はどんなときにも、しもじもの情を汲んで照らしてくださいました。
人が住む土地の中で、人を感化して率い、道義を大切になさいました。
その険しさを苦労とせず、天地と四方の六合を同じく通じて治められました。
皆を平等に大切にし、共に考えとりしらべ、しもじもを導いて良きものにし、
民衆にもまさって倹約し、印の紐をもって(皇帝として)冤罪をあきらかにし、
冠の垂れ紐をもって(皇帝として)度量衡を新しく改められました。
礼儀正しさを尊び慎み深いことは、まるで神のようであらせられました。
地方の長官を絶妙に推挙し、民衆をあわれみいつくしまれました。
勇猛な将軍たちは陛下の旗印を荷い、四方の隣国を鎮めました。
陛下の朱旗がほろぼすいきおいに、中国の九つすべての州は震えさせられました。
どこに陛下に従わない土地があったでしょうか。どこに敢えて陛下の臣たらない者がいたでしょうか。
その旗を水面にかかげれば、万里には行く手を阻む塵ひとつなく、
恵み深い初夏の南風はかがやくように吹き、慈しみ深い雨はおおいに降りそそぎます。
作物は毎年豊作で、もちきびとうるちきびが我々の食卓にのぼりました。
家々は君主の恵みをおび、戸々は慈父の恩恵におおわれ、それをこうむりました。
七戴にわたって在位され、九つの功績は挙げるにいとまがありません。
まさにたくさんの平和をたまわり、満月のごとく欠けたるものはございません。
よく作物をよくつかさどられ、長く天地の神をまつる祭り主であられました。


5:その寿命は金石のごとく永遠であり、その年数は太陽と同じくあるはずでしたのに、
なぜ突然にその身を土の上にほろぼし、わたしをひとりにしてしまわれたのでしょうか。
見ることもできず顧みることもできません。ああ、この青い大空よ、
どうやってこの喪に服することに堪えればよいというのでしょうか?

6:陛下の聡しさは吉凶を鑑みられてあられ(ご自分の最期についても鑑みられてあられ)、
そしてそのおからだはその存亡のときに達しました。
くわしく規則をつくり残されておられるので、これを受け継いで申しあげます。
今上陛下(曹叡)はつつしんでこの詔を奉じ、これに順じこれに従います。
すなわち、亡き陛下の死後の家をつくり、そのいしずえを首陽山におき、
その跡を堯帝の墓陵である穀林に擬し、偉大な堯帝を追うように称え、その唐の都をねらいます。
自然にある山や阪の地形に合わせて墓陵をつくり、木をうえず境界をつくらず、
塗車芻霊の儀礼を行ったり珠玉をおさめたりはいたしません。
百の神々が警護にはべり、その墓室につらなり、それによって陛下の墓道が完成であるとして、
日柄のよい日をえらんでそのおからだを墓陵におさめてかくし、
そこを儀式をとり行う表御殿として、もって御霊のお住まいになるところとします。
崩御のことさらに早いことを悼み、陛下を乗せて走る車の速くゆくことを感じます。
飛びゆく御魂はこのかるく遠い空に浮かび、黄泉の道に就いて蔵(しま)われることでしょう。
日・月・星の三つの光の明るさを背にし、暗く人目につかない墓穴にお帰りになることでしょう。
ひとたび行ってもうお戻りにならないことを嘆き、
奥深い廟の永遠にかんぬきで閉ざされることを痛みます。

うん、これは自分でやろうとしたら心折れるわ(笑)タイピングするだけで腱鞘炎になりそう。

便宜上、訳に段落番号をつけました。

とにかく曹植という人は比喩を巧みに使う人です。それゆえに、大げさなほどに強い気持ちが伝わる箇所がいくつもあります。読んでいて思わずもらい泣きしてしまいそうです。

それはさておき、誄っぽさ、というか故人の過去の功績をただ書き連ねた箇所って、これだけの分量の中で「4」段落しかないんですね。

詩ではないので構成が云々という話をするのもどうかと思いますが、「1」段落なんかはまさしく詩的。詩賦の出だしのような書き出しです。スケールの大きさというか、身体の小ささと想いの大きさの対比がすごいです。

「2」「3」は前置き、「4」が本題として、そこで終わってもいいはずなのに、その後に曹植自身の想いや考えが強く語られているのが印象的です。

小説の地の文の中で時折作者の心中に視点がシフトする現象がありますが、そんな感じです。公的文書であるはずなのにこれでいいのか!?というレベル。特に「5」段落なんかは、曹丕が曹操を悼んで詠んだ「短歌行」とも類似した詩的な表現です。

そして、ここでいう「日・月・星(原文では三光)」が何を喩えているのかが気になるところです。曹丕が受けてきたと曹植が感じていたものとは?

日と月と星では眩さの度合いが違います。一番大きな日たるものは皇帝として民を照らす威光、中くらいの月は家臣や家族などある程度近しい人へ向けられた心、一番小さな星は曹植自身が受けた木漏れ日のような兄の情…かな、とか考えてみました。

内容は私の予想なので違うかもしれませんが、きっと三光は曹丕が持っていたプラスの何かを喩えたもので、それらが闇へと帰していく寂しさと考えると、最後の文章の辻褄が合うんですよね。


儒教では兄であり主君である曹丕を曹植が讃えるのは当たり前で礼儀かもしれませんが、私はこれを見て体裁を気にした表面的な文章であるとは到底思えません。

「鏡のように澄みきったお心(心鏡万機)」などの表現をはじめ「4」段落ではこれでもかと言うほどに曹丕の功績と同時に性質を褒め称えています。

これが、心にもないことだったら却って失礼に当たるのではないかと思うのです。神のようとか言っちゃうのはさすがに大げさだと思いますけど…それほど喩えようもないほどの気持ちだったのでしょう。

それに、しっかり善政を行っていた様子も述べられていて、曹丕好きとしてはホッとします。


段落が前後しますが、「死志所存.皇雖殪没.天禄永延.」は曹丕自身が残した文章の論にも通じるところがありますね。身体はなくなっても残るものがあるということ。

ここで「志」という言葉を出してきたのは、曹植は曹丕が成し得なかった志を自分が生きているうちに叶えたい、もしくは引き受けたいという想いからではないでしょうか。だから「所存」と。

出典が漫画で申し訳ないですが、蒼天航路の曹丕の台詞、「私の世は奸雄の類が棲めぬ世だ」というのがものすごく印象に残っていて。

曹丕が作りたかった世は、奸雄がいない世、つまり平和な世だったんだと信じてやみません。

曹植は男子たるもの政に関わりたい、戦火に身を投じたいと言っていたことがありますが、兄と同じ志のもと助力したかったのではないでしょうか。

詩賦は得意だし好きだけど、直接それで世の中を変えられないことも分かっていて、彼は悩んだと思います。

曹丕は皇帝となってからも自ら出兵しちゃったりする人でした。ドラマ三国志では自分の寿命が残り短いことに感づいて焦ってした行動と解釈されていましたが、おそらく敵国(この場合は呉)にプレッシャーをかける策略だったのではないかと。曹丕は占いとか信じるタイプ(wだったようで、80まで生きられると信じてたみたいですし。(だから、半分しか生きずに死を迎える間際に「朝と夜を別々に数えたのか」と不平を漏らしてたという話がありますw)

そんな風に平和のために自らを危険に晒しても邁進していく兄を、曹植は本当に神々しいものと見ていたのかもしれません。

サブタイトルに「悼みと嘆き」としたのは、「悼み」は「4」段落のような公的文書っぽい(にしては表現がryですが)ところに表れる色、「嘆き」は「5」段落のような曹植個人の気持ちをストレートに綴ったところに表れる色、のふたつが混在していると感じたからです。


兄弟二人仲良く、平和な世で詩文を嗜むことができたら良かったのに…と、約1800年後の倭国から思いを馳せるわけです。



今年もこの日が来ました。
5月17日、魏文帝様の命日です。
文帝誄は何年か前の今日にupした気がするし、今年どうしよう…と思って、
絵を描いてみた(爆)




絵なんて普段描かないから難しかったw

私の中での曹丕のイメージはこんな感じです。画力ゼロなんで、本当は3594倍麗しい想像をしてます(笑)

諏訪原寛幸さんが描く彼がドンピシャなのですが、大戦っぽいキャラデザに。まぁいいけど(笑)

今年も多くの人の記憶に留められ、twitterのフォロワーの方々や三国志イベントでお会いする方々など知り得る限りでもたくさんの曹丕クラスタに愛されて1786年目おめでとう。

ただやっぱり長く生きていればもっともっと歴史に刻まれることは大きかったと思う。

最大の欠点が夭折だとすら言われている、それが残念でなりません。

ifを語っても始まらないので(歴史のif談義自体は大好きですが)、今年も引き続き、「文章経国之大業」を座右の銘として彼の言葉を皆様に伝えていきたいと思います。もちろん、父や弟を筆頭に同じ時代を過ごした文人達の言葉もね!

そして、自分自身も微力ながら少しでも誰かの心に引っ掛かる言葉を、届けていけたらと思ってます。

「好き」を形にするための表現方法は数多あれど、私ができることは、それしかないかなって。


そこで私のほうの最近の主だった活動報告なんですが、テレビ東京系「ドリームクリエイター」内の企画楽曲に歌詞提供をしました☆

コンペのような形で、複数応募があった中からネット投票で選んでいただきました。多謝!!

今は地上波での放送は終わってしまったんだけど、ニコニコ生放送で「ドリクリぷらす」として放送されています。

で、地上波復活に向けて面白い企画がたくさん出てて、そのうちのひとつ。

番組のイメージキャラクターのテーマソングですが、キャラソン的な緩い感じではなく曲もきれいで、歌詞も超ガチで書かせていただきました。「夢」というテーマと番組の方向性的に、珍しく前向き系です。

これからアレンジされたり詰めていかれるようで、まだ完成品は無いのですが、現時点で上がっている動画も載せてみます。続報できそうならその都度しますね。


★アニメちっくアイドル 桃知みなみちゃんが歌ってくれてます

http://www.nicovideo.jp/watch/sm17794451


★歌なし、曲・絵・歌詞だけの動画です

http://www.nicovideo.jp/watch/sm17756115


動画内にも記載がありますが、イメージキャラクターの「ドリ☆クリガール」を描いてらっしゃるのはイラストレーターの岸田メル先生!

「神様のメモ帳」、「ソ・ラ・ノ・オ・ト」、「花咲くいろは」、「アトリエ」シリーズ(ゲーム)とかを手掛けてる方です。

アニメとかそこまで詳しくない私でもこの辺りは知っていて、すごいコラボだー!とテンションあがりました。


そして、メル先生が挿絵を担当された小説の最新刊までサイン入りでいただいちゃいました!わー!




移動中に読書することが多いので、明日からの必携品です。

他にも桃知みなみちゃんのブックレットなど、レアなものたくさんいただいて、きゃーvってなってます(笑)
大型コンペも結果待ちのものがあったり色々と戦々恐々している状況ではありますが、ちょっとずつ形が残っていけばいいなぁ。

初めてスマホからブログ投稿してみてます。
何でって、起きれません。
派手に体調崩しましたふはは(苦笑)
5月になると毎年変な病気にかかるなぁ。
謎の熱、謎の咳、感染症などなど…まさか曹丕の命日が5月だから近辺になると呼ばれるんだろうか(ただし旧暦w)

昨日の話になりますが、6月2日に行われる三国志感謝祭の打ち合わせに呼んでいただき、出演者および主催陣の方々と楽しく飲んできました。
当初の発表より催し増えそうで、ますます楽しみ。

今出てる三国志感謝祭の情報はこちら☆彡

●開催日:6月2日(土曜) ●
場所:新宿ロフトプラスワン
東京都新宿区 歌舞伎町1-14-7 林ビルB2 03-3205-6864 http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/

【主催・司会】 坂本和丸(総合三国志同盟代表)
【ゲスト】 加藤徹(明治大学教授) 満田剛(三国志研究家) 青木朋(漫画家/三国志ジョーカー他)

開場12:00 イベント開始13:00 イベント終了16:00
前売券¥1500 / 当日券¥1800(共に飲食代 別) 前売券はローソンチケットにて発売中!

Lコード【32616】

三国志クラスタな読者様はいらっしゃいませ~
って私もあくまでお客のひとりですけど(笑)

そしてちょっと、いや、相当自慢(笑)
青木先生に、三国志ジョーカーの単行本にサインお願いしたら、こんな素敵すぎる絵をいただきました…!



好きなキャラ描いてくださるということだったので、「視線の先に私がいる的な曹丕をw」と董卓も泣いて逃げるレベルの横暴な無茶ぶりをやらかしたにも関わらず(すみません…汗)、さらに無茶ぶり以上の神が返ってきました(笑)
ドラマ三国志における孔明の吐血ばりの鼻血出るかと思いましたw
家宝が増えましたよ~。
今も体が辛いのでこれで元気出してます☆彡
漫画って夢を与えますね…偉大だ。
私の場合、妄想と書いてユメと読む気がしますが(笑)
アーケードゲームのクイズマジックアカデミーに、期間限定で三国志検定があると聞いたので、お出掛け帰りにやってみました。
5月20日までだそうなので、チャレンジしたい方はお早めに~。
一回100円で受けられる検定なので手軽です(笑)
多少ネタバレ含みますので以下閲覧注意です。。



クイズ番組みたいにいろんな出題形式があって(四択とか○×とかタイピングとか)、魏呉蜀満遍なく出題されてたかと思います。
難易度もまちまち。
ただ、たまに正史や演義だけじゃなくゲームや漫画など関連作品の問題も出て、そういう系が玉砕でした…。
無双と大戦でギリギリ…天地を喰らうや中原の覇者に関する問題が出た時は「???」でした(苦笑)
あと、前回の三国志街道のかるた大会でご一緒した方はお分かりでしょうが私は瞬発力ゼロなので、答えは分かってるタイピング問題が軒並み時間切れに…(涙)
解答時間も短い上に得点に入るのでシビアです。
逆に文字の並べ替え問題なんかは、問題読まなくてもワードにピンと来れば答えられる感じでした。
曹丕の詩の問題も入ってるらしいのですが巡り会えなかった…おそらくマニアックな部類に入ると思うので(笑)、階級上がったらそのうち出るのかな?
曹丕関連で見たのは、卞氏と三祖くらいですかね。
あと曹植の問題は一つありました。
文学系だと竹林の七賢とか、故事成語系も。
この辺は一つも間違えなかったので何とか面子保てました(笑)
タイピング慣れたら期間内にまたチャレンジしたいな~と思ってます。
昔ちょっとだけ全国大会を一緒にやってた相方さんをタイピング要因に駆り出したいところなのですが、重度のオタクが露呈して気持ち悪がられるのがオチなので自力で…。

ちなみに結果画面。
仮にも三国志ブログの割にこんな低得点晒していいのか悩んだのですが(現在の最高点は6300くらいでした)、何とかSSランクには食い込めました(苦笑)

経国之大業―三国志・乱世の詩人に恋して-120429_2223~01.jpg
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6月の三国志感謝祭にも出演なさる青木先生の漫画です☆

今更ながら3巻まで読んだので紹介しつつ感想的なの書きます。

漫画の場合ネタバレに最大限気をつけないといけないので、あんまり書けないけどね。

論文みたいにがしがし引用していいものではないと思っている(笑)


実は、表紙を見ただけでは現代パロかと思ってしばらく手をつけていなかったのですが(学園などの現代パロ苦手なのです…大好きな無双でさえDLC衣装はごめんなさい;)、司馬懿の服装には伏線があって内容はしっかり三国志の世界だよ、と聞いて飛びついた次第であります。

司馬懿と諸葛亮の創作要素もほどよい塩梅で面白いし、史実要素のほうの描写が細かくて嘆息するポイントがたくさんでした!


このブログ的にというか私的にまず注目してしまうのがやっぱり曹丕の描かれ方です(笑)

曹丕にしっかりスポットが当たっている最近の漫画というと、他に『曹植系男子』や『建安マエストロ!』などが思い当たるんですけど、元になっているのは同じエピソードを持つ同じ人物なのに、性格が微妙にみんな違っていて、ニヤニヤしちゃいます。みんな違ってみんないいので。

それほど多様な解釈ができる、奥が深い人物なのね☆笑

『三国志ジョーカー』の曹丕さんはドライに見えて実は熱い、ゴーイングマイウェイなのに憎めないという印象でした。意外に感情の起伏も激しい。実際にこんな人物像だったら…反感を持つ人も少なくないだろうけど、付いて行きたくなる人は絶対の信頼を置いて付いて行きたくなるんだろうなぁ。

司馬懿との主従関係はもちろんのこと、曹操・曹沖との関わり方にちょっとずつ変化が出てくるのがツボでした。

有能がゆえに父親から"手放しの"愛情は得られなかったけど…という親子関係がすごく頷けました。


あと。良い意味で驚いたのが劉備ですね。

劉備って「いい人」のイメージ強い方も多いかと思うんですけど、妻子を見殺しにしたり、黒い部分が描かれてて。もちろん悪い人じゃないんだけど、秤にかけて仕方なく、みたいな。

理想のヒーロー像ではなくて、乱世に生きる一人の男になっていて、逆にかっこいいと思いました。

まー自分が娘だったら家庭を顧みない親なんて嫌だけど!笑


なんだか巷の噂では最新話?が曹家クラスタにはたまらない展開になっているそうなので、漫画は基本単行本派な私は次の新刊が楽しみで仕方ないです♪

そして、曹丕は煙草なんか吸ってるから肺炎になったんじゃないかと、創作要素なのに本気で心配になった私の素晴らしきドリーム脳…。よく考えたら同じく喫煙者(wの司馬懿は長生きしてる。

お待たせしましたー。(待ってた人いるのか!?)

曹丕さんのたんかこーです。


「短歌行」曹子桓


仰瞻帷幕  俯察几筵
其物如故  其人不存
神霊倏忽  弃我遐遷
靡瞻靡恃  泣涕漣漣
呦呦遊鹿  銜草麑鳴
翩翩飛鳥  挟子棲巣
我孤煢独  懐此百離
憂心孔疚  莫我能知
人亦有言  憂令人老
嗟我白髪  生一何早
長吟永歎  我聖考懐
曰仁者寿  胡不是保


仰いで帷幕を瞻る  俯して几筵を察る
其の物は故の如く  其の人は存ぜず
神霊は倏忽とし  我を弃てて遐遷す
瞻るを靡き恃むを靡く  泣涕 連連たり
呦呦として鹿遊び  麑は鳴き草を銜み
翩翩たる飛鳥  子を挟み巣に棲まう
我は孤り煢独  此の百離を懐う
憂心 孔だ疚ましく  我を能く知る莫し
人 亦言うに有りて  憂いは人を老わしむ
嗟 我が白髪  生ずること一に何ぞ早き
長吟 永歎し  我が聖考を懐う
曰く仁者は寿なり   胡ぞ是れを保たざる


顔を上げては帷幕を見て、俯いては机や筵を見る。
それらの物は以前と変わらない、でもその持ち主はもういない。
魂は忽然と、私を捨てて遠くへ行ってしまった。
もう見ることも頼ることもできず、涙が止まらない。
鳴きながら鹿が遊び、小鹿は草を食む。
軽々と鳥は飛び、その子を挟んで巣に暮らしている。
私はただ独り身寄りもなく、この遠い遠い距離を憂う。
憂鬱な心は病のように巣食い、私のことを理解できる人などいない。
人はよく言う、「憂いは人を老け込ませる」と。
あぁ、私の白髪は、 何と早く生じてくるのだろうか。
声を長く引いて吟じ、嘆息し、敬愛する私の父を想う。
偉大な者は長生きすると言うのに、どうしてそうならなかったのか。


パパがいなくなったお部屋を見て、悼んではしょんぼりしている子桓様です。

弃我遐遷」という表現が痛ましさや辛さ、そして曹丕から見た曹操像を彷彿とさせます。

「私を置いて」じゃなくて「私を捨てて」というニュアンスなんですよね。

曹丕からすれば曹操パパのことが大好きで、愛されたいと思っていたけど、こういう言い方をするということは最期まで叶わなかったのかなと思うとなんだか悲しくなりますね。

鹿や鳥の親子を引き合いに出して自分の孤独を語っているあたりは、この世でたった一人ぼっちになってしまったような喪失感を感じていたのでしょう。

実際は奥さんもいれば立派な側近もたくさんいたけど、大勢でいても感じる孤独といったところでしょうね。

そこで「莫我能知」は「私のことを理解できる人などいない」と訳しました。

長吟永歎」は「短歌行」と題される詩の吟じ方のようなので、ここで敢えて曹操の「短歌行」と重ねたことをアピールしたのかもしれません。

曹操の短歌行では前半に人生の儚さを憂う表現が出てきますし。

でもね、総合三国志ラジオでも言ったけど、偉大なのに何で長生きしなかったの!?曹丕様!(苦笑)

曹操はこの時代にしてはそんなに早死にではないと思う…笑

お天気も何とか持ちこたえてくれて、三国志街道的花見、八重桜の下で乾杯してきました!
経国之大業―三国志・乱世の詩人に恋して-120422_1331~01.jpg
今回のトークテーマは魏の歴戦の将、張コウ。
この人だけは無双のイメージが強烈すぎて、脳内で他の映像が浮かばず困ります(笑)
「儚いからこそ美しい」と言う張コウさん、実はかなり長生き。60過ぎても戦場に立ってました。
おくまんさんの横山光輝風紙芝居。毎度描き込まれていて凄いんですよ~!
経国之大業―三国志・乱世の詩人に恋して-120422_1355~01.jpg
今日も少し触れられましたが、張コウの戦死は司馬懿のせいなのか?というところ、無双で張コウ好きになった頃から気になってました。
敗走を装った魏延を無理矢理追撃させた、厄介払いだという説はやはりあるそうで…。
個人的にそれだと悲しいというところ(苦笑)
せめて作戦ミスという事故であってほしいですが、あの慎重な司馬懿が深追いを指示…うーん。
逆に、司馬懿が止めたのに張コウが押し切って追撃したというのもどこかで見たのですが、演義でしたっけ。
降将だからと最前線に置かれ続けて、いつ戦死してもおかしくないポジションの中、街亭や陳倉など長年功績を上げてきたのはだいぶ評価されるべきところだと思いますね。
今日は触れられてなかった点ですが、音楽を嗜んだりといった芸術的な趣味があったという説もなんかいいです。

テーマトークの次は横山光輝三国志かるた大会やりました!
いい大人がみんなして必死(笑)
この歳になるとなかなか白熱することが減ってくるので、楽しかったです。

満田先生、おくまんさん、参加者の皆様ありがとうございました!


【蛇足】
前回の記事に書いた曹丕の「短歌行」についてですが、一応原文、書き下し、訳は用意しました。
が、本日の二次会で21時までテキーラ大量に飲んでいたら、その、体調が…(今は横になって携帯から地道に書いてます/苦笑)
それなりにちゃんとコメントを付けたいので、少しお待ちを…orz

僭越ながら、語らせていただきました。

前半は曹丕の魅力についてアピールさせていただき、後半は女性武将についてインスピレーショントークです。

ボケたところはほぼほぼカットされ、割と真面目な内容になっていました(笑)

尺に限りがあるので、さらっと触りだけしか話していませんが、少しでも彼の詩に興味を持ってくれる人が増えたら嬉しいです。

良かったら聴いてみてくださいね。

コメント・マイリスお待ちしておりますが、火計(炎上)は勘弁してね。石兵八陣の彼方に逃げ込んじゃうぞ☆

曹丕入門編って感じでゆるくお楽しみくださいませ~。


第15回【総合三国志ラジオ】女性特集

http://www.nicovideo.jp/watch/sm17602178

(視聴にはニコニコ動画のアカウントが必要になります)


個人的には、間に挟む三国志感謝祭のCMがすごい(笑)

感謝祭は私も遊びに行く予定なので、楽しみです。

おそらく話せるネタの割合的にトークバトルは魏に加勢しますが、どの勢力贔屓の人も他国をdisっちゃだめですよーう。そこに一抹の不安はあったりなかったり。


さてさて、入門編(wを聴いていただいてもっと詳しく曹丕の詩賦や文章についてみてみたい!という聖人君子がいらっしゃった時のために、次のステップ、初級編くらいのものを貼っときますね。

過去記事ですが、本文と訳or書下しが載っているので良かったらご覧くださいな。

数年前のものなので、感想に関しては今は違うことを思ってたりもしますが。


「燕歌行」

http://ameblo.jp/rinapiblog/entry-10578982429.html


「寡婦」

http://ameblo.jp/rinapiblog/entry-10711114799.html


「芙蓉池作」

http://ameblo.jp/rinapiblog/entry-10537825713.html


「於玄武陂作」

http://ameblo.jp/rinapiblog/entry-10596404811.html


「述征賦」

http://ameblo.jp/rinapiblog/entry-10652606811.html

(補足※処女作!?とありますが、すみません、もっと古いのもあるそうです。そのうち触れるかもです。)


「感離賦」

http://ameblo.jp/rinapiblog/entry-11221139272.html


「典論(「気」について)考察」

http://ameblo.jp/rinapiblog/entry-10636851346.html


「蜜柑が酸っぱいの詔」

http://ameblo.jp/rinapiblog/entry-10604789340.html


「梨が美味しいの詔」

http://ameblo.jp/rinapiblog/entry-10602926448.html


「亡き曹沖(弟)への弔文」

http://ameblo.jp/rinapiblog/entry-10572425440.html



見つかるだけ拾ってきましたが、本文を載せているのはこんな感じ。

もはや自分でも何書いたか覚えていないのですが、蛇足は無視して文そのものにだけ触れていただければと。

…総合三国志ラジオ聴いてくださった方はお気づきでしょうが…好きだと言っといて「短歌行」がない!(爆笑)

ほんといい加減な女だなw

わーほんとすみません、これはどっかで載せよう、うん。たぶん短歌行でぐぐると曹操のほうが出てきそうだし。

微妙にマニアックな作品ばかりだし、典論の文章に関するくだりどこ行ったって感じだし…。(どこかで書いた気もするんですが)


中級編、上級編に手を出したい猛者は書店へどうぞ☆笑

最上級編は以前に東方書店さんで購入した「曹丕集校注」だと思っておりますので、ご縁があれば。