原付魂 ~永遠のバイク小僧 スキマのブログ~  -3ページ目

原付魂 ~永遠のバイク小僧 スキマのブログ~ 

バイクへの憧れ、バイクに乗り始めた時の情熱を何時までも忘れたくない…。
そんな気持ちを「原付魂」と勝手に命名しました(^。^;)
お金がない、時間もない、運転も上手くないし、メカに関する知識もない。それでもバイクに乗り続けるスキマのつぶやきです。

明日こそは闘病中の仲間に見舞いに行こうと思っていたのですが、残念ながら間に合わず…。

彼は結婚してからバイクを降りてしまい、遠く離れた実家に戻っていったので顔を合わせる機会もなくなり、最後に話をしたのは10年以上前の彼の結婚式だったような。
家族で撮影した写真の年賀状が毎年届いてましたが元気なイメージは相変わらずのようで、体力面では突出していた人だっただけに「病気」などという言葉はあまりにも似合わず、彼が闘病中だったこと自体想像もせず、いつでも会えるくらいに軽く考えてしまっていたのが間違いでした。

今は面白半分に原付を肩の上にかついで持ち上げたり、転倒してゆがんだハンドルを腕力でぐいぐいと曲げて直したりして自慢げにしていた彼の顔しか思い出せません。
レース帰りの軽トラの助手席で、牛丼弁当を食べながら寝てしまい膝の上に落としてびっくりしていた時の顔しか思い出せません。
…あれから何十年もの歳月が過ぎていったのに、つい半年ほど前の思い出のように感じています。

体力は抜群なのに、バイク乗るとどうしようもなくセンスが無く下手くそで、
いつもオフロードのレースでは、しょうもないところでコケてバイク壊しては
私に「なんでこけるかな~!」と怒られていたように、
今回は「なんで死ぬかな~!」と怒っています。

君には、あえてお別れは言いません。
ご冥福もお祈りいたしません。

いつかまた会えると、今でも信じていたいので。


連絡が途絶えて久しい仲間は、すい臓がんにかかっていた。
誰よりも頑丈そうな身体で、オフロードのレースでは乗っているより降りて押しているほうが速そうな奴だった。
ガス欠になったV-MAXを何キロも押して帰ってきた奴だった。
奥さんもお子さんも、まだまだ君を必要している。
お互い、まだ倒れるわけにはいかない。

ゴールはまだ遠い…。

 

先月の終わり。ちょっとでも勉強の足しにと思って入っていた英会話サークルの
お花見会に顔をだしていた時のことです。

スキマより10歳ほど年上の男性が居酒屋のテーブルで隣席となりました。
何度となく顔を合わせているものの、こんな感じでお話するのは初めてでした。
いつもは背広姿だった人でしたが、今回はゴルフウェアでした。
ネクタイしていないだけでも雰囲気が違って見えました。
3月末で定年を迎えられ、4月からは嘱託として別のところで働かれる
とのこと。
時間にはかなり余裕ができてくるそうです。

今までこれといった趣味もなく、お付き合いでゴルフをしていたものの
仕事の一環としか感じることが出来なかったとのこと。
これからは夫婦で旅行にいかれる予定があるとのことですが、奥様主導で
どんどんとお話が進んでいるようで、それはそれで好きにしてもらえば
いいと…。

お子様もご結婚なさり、とうに手を離れていらっしゃるので、
ご自身としては、趣味やボランティアに今後のご自身の生きがいを
見出したいご様子でした。

まだあと最低10年は働かなくてはならないスキマとしては、悠々自適
の人生の先輩をうらやましく思いつつ、10年後の自分にはこんな余裕の
ある老後は回ってはこないだろうなという寂しさも感じてしまいました。

少しお酒が入った先輩が唐突に話しだした話をまとめると、
春からの新しい挑戦として、バイクに乗ろうとしていること。
奥様に内緒でバイク屋に行ってヘルメットを買ったこと。
教習所の入校手続きをしたこと。
でした。

60過ぎになるまで二輪車の経験はなく、映画やテレビを観てひそかに
バイクに憧れていたがずっと口に出せずにいたこと。
年齢や体格から大型二輪に合格できるかどうかは教習所からも
確約はされていないことからの不安。

それでも、来週から始まるという運転教習には胸を膨らませており、
初めて自分の為にお金を使い、自分だけの時間、自分の人生を
生きているという実感をかみ締めていらっしゃるようで、これからが
本当の自分の人生なんだとおっしゃっていました。

いつの日かハーレー乗っている姿を見せてやるよ。と意気込む
先輩に「頑張ってください」といいながらも、「いいご身分ですね」と
内心ひがんだまま、会はお開きとなりました。

帰り道…ふと、自分は人生の幸せを単に「先取り」しすぎてきた
のかな?とも思いました。

そのとき、そのときで「今しか出来ない」と思いつつあれこれと
手をだしてきた事も、実はもっと大切な事を犠牲にしてまで
やりたい事を手当たり次第に自分勝手にしてきただけだった
のかもしれない。

自分のやりたい事を何十年もずっと押し殺してきて、やっとの
ことで第二の人生をスタートさせた先輩をからかう資格は
自分にはなかったなと、後で恥じる次第でありました。

幸せは後回しのほうがいいのかもしれません…。

まだまだ、仕事頑張らなくては…。







バイクに乗り出してから、一度は、やってみたいこと。
走りながら新年を迎え、初日の出を観てみたい…

地元の仲間何人かと打ち合わせたが、乗ってきた面子は走り屋を自称する者ばかり。
革ツナギの上からMA-1を羽織って第三京浜に上がると、後ろから追い上げてくるヘッドライトが。
RZ250にyuzoのクロスチャンバー。学部は違うけど一学年下の後輩。
前に出られて、オイルを浴びたくはないのでちょっとだけ前に出てみる。
直線からのS字を超えたあたりからはランデブー走行となり、料金所で80円払うとそのまま大混雑の三ツ沢へ。

待ち合わせ場所には既に勢ぞろいで、「じゃがべー」2本目の猛者も。
とりあえず走り出すが、普段の勢いはどこへやら、貧弱な装備で皆寒がって一向にペースが上がらず。
横浜新道の出口あたりからは交通量もかなり増えてきて、雰囲気のよくない集団とパトカーの小競り合いを横目にみながら今年最後の給油をしたり、渋滞の中を「写るんです」で乗ったまま互いに記念撮影しながらのんびりと進む。

やっとの思いで西湘バイパスにあがる。
国布津の手前あたりで、コロナタンクバックに入れた腕時計が午前零時を指した。

先頭を走っていたので「おー」とこぶしを上げると、後ろも次々に手を上げる。
大したことではないけど「やったー」という喜びを共にする。

早川口で降りて、真鶴旧道を登っていく。
ポツンとある自販機で缶コーヒーを買い暖をとる。
静かだけど2輪も4輪も結構な人数に増えてきてちょっとびっくり。

皆「寒い」と言いながらぴょんぴょんと飛び跳ねて身体を温めてみるが、あまり効き目もなく。
近くの4輪のラジオから午前5時の時報が聞こえてくる。
皆海岸線をじっと見つめる。
見知らぬ沢山の人たちが真っ暗な狭い場所に集まっているのに皆とても静か。

空の明るさに一同色めきだつと、あれよあれよという間に初日の出がのぼってくる。

あけまして おめでとう。

いつまでも、こんな気持ちを忘れないでいよう。

そう思いながら、椿ラインから大観山に向けて再び走り出した。

昭和の終わりの大晦日の出来事。



房総半島の峠は真冬でも走りやすいから、と半ば強引にそそのかされて滅多にいかない千葉方面に向かったのは多分20年ほど昔。当時の愛車はSC30でした。

全部で10台ほどでしたが、峠道に入ると皆やたらはりきってペースを上げていきました。
初対面の人も多く、初めて走る道なのでスキマは最後尾近くをゆっくりと走っていたのですが、ほどなくして先頭グループに異変が…。

路肩にバイクを止めて、息を切らせて走っていくと、日陰の湿った道がつるつるに凍結。
気をつけて歩くには何とかなりますが、愛車をフルバンクさせるのは危険すぎる場所。

スリップダウンした2台の乗り手の怪我は大したことはなさそうでしたが、そのうちの1人が乗っていたドカ900SSはガードレールの支柱にぶつかったせいで、すごくお金のかかりそうな壊れ方をしていました。
数名で安全な場所に移動させたものの、右ハンドル破損で走行不能に。

そのままツーリング続行という雰囲気にもならず、町に引き返したところで昼食後解散となりました。

どんなハイグリップタイヤでも、凍結路のフルバンクには耐えられません。
冬のツーリングは慎重すぎるくらで、ちょうどいいのかもしれません。

文太さんの「一番星」復活
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20141218000175

今から30年ほど昔の話。今日と同じような寒い年の瀬。

深夜の東名を走り夜明けの箱根での走り収めを目指してしましたが、あまりの寒さに耐えかねて海老名に立ち寄りトイレを出て自販機で缶コーヒーを買っていると、見知らぬ人から声をかけられました。
黒いサングラスをかけタバコをふかしている、なんだか怖そうな人。
「よぉ。なんきろだしてんだよぉ」
警戒心満点顔のスキマに笑顔で近づいてきたのは、ついさっき追い抜いたきらびやかなトラックの運転手さんでした。

「なんだよ。べんきょうばっかしてるようなつらして、ななはんかよ~」
とスキマのCB750をしげしげと眺めています。

「むかしはたんしゃのってたんだよ。かわさきだけどな」
「うちのこ 2歳になったんだよ」
大きな札入れからお子さんの写真を見せてくれました。
だいぶ年上のおじさんに見えたのですが、実はほんの数歳しか違わなかった。

タバコを吸い終えると「あんまとばすなよ」と一言いい残し、トラックへと戻っていきました。
無線のマイクを手にとり何か話しながら、きらびやかなトラックはまだ暗い合流車線の中に溶け込むように消えていきました。

家族の為に真夜中の高速を走るトラックの運転手さんに比べ、ただ運転技量を試したくて峠を目指し走っているだけのスキマはなんとちっぽけな存在であったことか…。
久しぶりの書き込みなのに、バイクとは全く関係ない話題です~(^o^;)

昨日朝のこと。
祝日の朝の山手線は空いていたので、スキマは席に座って出勤していました。
電車が東京駅につくと、沢山の人が乗ってきまして空席はうまりました。
スキマの横には小学生の兄弟?が勢いよく着席。弟は夢中でしゃべり続けます。
関西弁っぽい話し方の兄弟の白熱のトークを要約すると…
まず、兄が「熊とゴリラが戦う」夢をみた。
翌朝、その夢の話を弟にした。
その夜、弟も「熊とゴリラが戦う」夢をみた。
兄弟で、その、夢の中の熊とゴリラの激闘について熱く語り合っている。

…という情況でした~(^o^;)

スキマは途中で降りて会社に向かい、そんな事があったのも忘れていました。

そして昨日の夜…

スキマも「熊とゴリラが戦う」夢をみたのです!

大草原で、キングコングのような巨大なゴリラと、これまた巨大な熊が激しいたたかいをくりひろげていたのでした!

勝負の結果は不明ですが、とにかく大迫力でした~(^o^;)


…この日記をご覧になった方で、今晩同じ夢を見た方がいらっしゃいましたら、熊とゴリラ、どちらが勝ったのか教えてください~(^o^;)


  
いつ頃だったかは。はっきりとはしていませんが。
多分、初代BIG-1(SC30)を購入したあたりからだったのではないかと思います。
バイクに性能を追い求めなくなったのは。

バイクブームだった80年代初め、もうこれ以上の性能があっても公道では活かしきれないのではないかと、750の2倍の値段がする逆輸入車を買った先輩たちが口にしだしていました。
それなのに、その数年後には、あのレプリカブームがやってきて、さらに加熱していきました。

どんないいバイク買っても、その1年後にはもっといいものが出てくる。
レーサーでもないのに、毎年100万円以上するバイクを買い換えていかないといけないのか?

性能に惚れて買ったバイクは、新型が出たとたんにその魅力、いや存在価値まで
消えうせてしまうのか?

そんな性能の無限上昇スパイラルに嫌気がさしてきたころに現れた、
絶対性能を売り物にしていないのに強烈な魅力を放つネイキッドたち。

「足るを知る」

という言葉がまさにぴったりのバイクに出会ったことで、性能からの呪縛から解き放たれ、ひょっとしたらスキマは「命びろい」をしたのかもしれません。

レースでは
「誰よりも速く」

ツーリングでは
「誰よりも遠く」

誰かと比べることを、無意識に口にしていたのが

「バイク乗りとしてどうありたいか」

に変わりつつある転機が、このころ自分の中に訪れたのではないかと思います。

あれから20年…

色々な価値観を持った人がいるから、世の中は面白い。

心の底からそう思えるようになったのは、実はここ数年のこと。

それぞれのゴールを目指して、
いやゴールさえ定めずに彷徨うことを人生とする人たちと出会い。
バイクはますます面白くなっていったのです。

性能も排気量も年式も…

そんなこと、今となってはそれほど重要なことではなく、

バイクを愛する気持ちがあれば、もうそれだけで
いいじゃないかと最近は思っています。

素晴らしい景色に出会い
素晴らしいバイク乗りに出会えれば

それだけで、もういいなと。

埼玉県 春日部市のひまわり畑に行ってきました~(^.^)

http://www.city.kasukabe.lg.jp/kouen/kyouiku/leisure/kouen/himawari2014.html

 
残念ながら、朝から曇り空で、午後からは雨の
予報でしたが、時間いっぱいまで撮りまくりました。
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
  
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 雨が降り出したので、撤収~(^。^;)

やっぱりヒマワリにはどピーカンが似合いますね~(^.^)

 
 
またいつか、青空の下で~(^.^)


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世間の皆様よりちょっとだけ早めの夏休みを
過ごしておりましたが、天候が天候だけに
ロングツーリングすることもなく、まったりと
過ごしました。

自宅にいたせいか、家族と顔を合わせて話す
時間も久しぶりに長く、休みの度に夜明け前
から深夜までツーリングで不在にしている件は、
案の定、いや、予想以上に厳しく責め立てられ
ました~(^。^;)

果てしなく続く苦情申し立ての連打にコテンパンに
打ちのめされ、近くのカフェに避難しては
ラテアートに心を癒され~(^。^;)

ラテをちびちび飲みながらバイク雑誌を読み
飽きると、窓から空を見上げ、一向に変わらない
雲行きをうらめしそうに眺めて過ごしておりました。

まあ、こんな夏休みを過ごすのも滅多にない
ことと腹をくくり、毎日早めに床についていた
おかげで、日ごろ苦しめられていた腰痛から
久しぶりに開放され、珍しく熟睡できたのも
数少ない収穫のひとつということにしておきま
しょうか(^。^;)

夏もなんだか折り返し地点にきた感じがします。
後半こそは天気に恵まれますように~(^.^)



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