今日は、精油のお手軽な利用方法、
つまり、やさしい(=易しい〈簡単、お手軽〉)アロマのやり方をお話したいと思います。
アロマテラピーを楽しむ方法はいろいろありますが、
今日は、「芳香浴」「沐浴」の二つをご紹介したいと思います。
その前に、精油についてのお話を少し。
精油の使用量は、大人の方には、一日で合計6滴までとしてください。(高齢者の方やお子様にはその半分でお願いします。)
使う精油は、一種類だけでなくても、その滴数以内なら、いくつかを組み合わせてもかまいません。
☆芳香浴☆
お部屋などの空間に香りを拡散して、香りを楽しむ方法です。
アロマディフューザーなど、専用の道具もありますが、
それをわざわざ新しく買わなくても、家にあるものだけでも始められます。
例えば…
⚫︎ティッシュに精油を1~2滴垂らしたものを、お部屋に置くだけでOK。
(そのままだと、ただゴミが落ちているだけのようなので、
使っていないちょっとかわいいお皿などの上に置くのがオススメです。)
⚫︎使わないマグカップにお湯を入れ、
そこに精油を1~2滴垂らして、湯気とともに拡散させることもできます。
でもこれは、間違って飲んでしまわないように、くれぐれも要注意です!!
⚫︎保冷剤の中身を取り出して、容器に入れ、それに精油を2~3滴垂らしてよくかき混ぜると、
簡単にアロマジェルが完成です。
アクリル絵の具を少し混ぜると、色付けができるので、
自分の好みや、季節、香りのイメージなどに合わせて着色すれば、素敵なインテリアにもなります。
⚫︎精油を1滴垂らしたティッシュペーパーを、わざと掃除機に吸わせると、排気口から出る空気が、ほのかに香ってきます。
お掃除が、なんだか楽しくできるような気がして、一石二鳥だと思います。

☆沐浴☆
普段もお風呂に入ると、体も心も温まって、リラックスできることが多いと思います。
そんな入浴の温熱効果やリラクセーション効果に、精油のはたらきをプラスしちゃいましょう!という、
簡単だけれど、ちょっと欲張りな楽しみ方です。
①入浴
基本的な方法は、浴槽にお湯をはり、精油を1~3滴ほど垂らして、よくかき混ぜます。
精油は水に溶けにくい性質があるので、植物油や天然塩に混ぜて使用すると馴染みやすいです。(使用後は浴槽をしっかりお掃除してください。)
全身浴は肩まで浸かり、半身浴はみぞおちまで浸かります。
はい。普段の入浴と同じですね。
ただし、肌に違和感や異常を感じた場合は、直ちに中止して、洗い流してください。
②手浴(ハンドバス)
基本的な方法は、洗面器などの容器にお湯をはり、精油を1~2滴垂らして、よくかき混ぜます。
両手首までをお湯に浸します。
時間の目安はだいたい10分~20分ぐらいで、特に上半身の血行を良くしたい時に向いています。
ちなみに、わたしは、手浴には、100均で買った、台所用の洗い桶を愛用しています。
完全に個人的な感想なのですが、
フチが丸くないので、手を入れる時に入れやすいし、手が安定しやすいと感じています。
③足浴(フットバス)
足浴とは、温泉地などにある「足湯」のあの感じです。
足浴用の、足が入れやすい形や深さが深い容器も売っていますが、バケツや洗面器でやっても大丈夫です。
もちろん、浴槽にお湯をはってでもOKです。
基本的な方法は、お湯をはった、バケツなどの容器に精油を1~2滴垂らして、よくかき混ぜます。
両足首から膝までをお湯に浸します。
時間の目安はだいたい10分~20分ぐらいで、全身の血行を良くしたい時に行うといいです。

あれもこれも買い揃えていくと、かなりお金がかかってしまうので、
アロマテラピーってハードルが高いなーと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、まずはお家にあるものを使って、暮らしの中に取り入れてみてはいかがでしょうか。