ジェイポップ大好き!
>配信シングル>タイトル:会いにいこう>アーティスト:ハナレグミ>リリース日:2024年 3月 6日>記事作成日:2024年 3月 16日聴きました!2024年3月の、“最近気になったシングル曲を聴いていくシリーズ”、その⑨。今回はハナレグミさん。今回はJR東海のCMソングという事で。しばらく前にUAさんが歌ったバージョンの、永積さんボーカルバージョン。UAさんのほうも好きだったけど、永積さんのはまたガラリと雰囲気を変えて。ちなみに、編曲はmabanuaさん…mabanuaさん、世の中の全部のアーティストの編曲を担ってるんじゃないかってくらいに、高頻度でお名前をお見かけします(笑)。超売れっ子。『会いに行こう』ぼくはなんか、ちょっと、懐かしく感じた。永積さんご自身が作詞作曲をなさっていた時代のハナレグミの雰囲気を、ちょっと感じたので。耳馴染みの良いアコースティックサウンドの中に、ほのかな(でも確かな)ファンクを感じるんだ。陽気なファンク。心が軽くなる。一方で、なんかちょっと、トラック全体に、出力不足みたいなものを感じた。簡単にいうと、「音、小さくない?」っていう。他の曲と並べてプレイリストを作ると、この曲だけ“遠くにいる”感じがしちゃう。敢えての…? プレイもアレンジもすごく好きなんだけど、もうちょっと近くで聴こえて欲しかった(笑)。そんな、計1曲。まぁ、ボリュームの問題はさておき、良い曲だったなぁ。まぁ、要は「旅行に行きましょうぜ」っていうCMの曲だから、当然と言えば当然なのかもしれないけど、物凄く開放感に溢れていて爽快感もある。晴れた朝の通勤時に聴いちゃったりしたら、職場と反対方向の電車に乗ってしまいたくなります。お気に入りは、#01 『会いにいこう』DLしてライブラリに追加!レベル(^∇^)『ハナレグミ アルバム感想記事一覧』アーティスト別 アルバム記事一覧【ハナレグミ】※リンクがあるものが、感想記事あり※1st.『音タイム』2nd.『日々のあわ』3rd.『帰ってから、歌いたくなっ…ameblo.jpぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!音楽雑記帳blog.livedoor.jp
>配信シングル>タイトル:何色でもない花>アーティスト:宇多田ヒカル>リリース日:2024年 2月 12日>記事作成日:2024年 3月 15日聴きました!2024年3月の、“最近気になったシングル曲を聴いていくシリーズ”、その⑨。今回は宇多田さん。“月9”の主題歌なんだそうな。ぼくは今回の曲に、“第3の宇多田”を感じました。『何色でもない花』飾りっけの薄い、シンプル(に聴こえる)アレンジ。勿論、実際には凝りに凝ってるんだろうけど。前半のピアノの音に、なんかドキドキした。特に近年の宇多田さんの音は、簡単に言っちゃうと洋楽っぽいというか…スケール感のある壮大な音というイメージがあったんですが。この曲のピアノは、家のアップライトで弾いてるような気さくさとミニマム感があって(いや実際には良い機材を使ったエレピだとは思うんですけども)。宇多田さん(の音楽)が急にぼくに近づいてきてくれた気がしちゃって、なんかドキドキした(笑)。シンセなのかな、中盤以降のエッジ鋭いビートが重なって以降のアレンジには、物悲しさを感じる。音が重なって太くなって以降のほうが、なんか切なくて儚い印象を受けました。そんな、計1曲。ざっくり分けると活動休止後って言えばいいのかな…洋楽テイストが強くて、“行間を味わう”的な音数の少ないビターなアレンジの宇多田さん。基本的にはその方向を踏襲しているとは思いました。一方で、分かりやすくキャッチーでアレンジ的にも音盛り盛りな、活動休止前くらいまでのテイストを彷彿とさせる質感もあったように感じるんですよねぇ。それらが混ざり合った、活休前でも活休後でもない、“第3の宇多田”を感じた次第です。それにしても…ジャケットの雪景色が、息を呑むほど美しいですね。お気に入りは、#01 『何色でもない花』DLしてライブラリに追加!レベル(^∇^)ぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!音楽雑記帳blog.livedoor.jp
>コラボアルバム>タイトル:いきものがかりmeets>アーティスト:Various Artists>リリース日:2024年 2月 14日>記事作成日:2024年 3月 14日聴きました!『花は桜 君は美し』/Awesome City Clubほぉ〜。これは良いぞ? 間違いなくいきものがかりの『花は桜 君は美し』なんだけど、同じくらい“オーサム”の曲。ぼくは、いきものがかり辺りが“最後の90's J-POPアーティスト”だと思ってて(実際のデビュー年の話ではなく、要は、“聴きやすさ”よりも“オリジナリティ”に寄った曲作りをするアーティストという意味)…オーサムなんかは完全にイマドキの、スタイリッシュかつ耳馴染みの良さ優先の曲作りをする人たちという認識だったんだけど、後者のサウンドで前者の作り込み方をされてる曲をやると、こんなにも良いトコどりが出来るんだなぁと。音は鋭角で、クセは少ない…まさにイマドキのサウンドで、でもその上に「一度聴いたらその耳目をガッチリ掴んで離さないぞ」という気概に満ちたメロディと言葉が乗っかっていて…家系ラーメンみたいな原曲と、“女性にもオススメ・サラダラーメン”みたいなアーティストとの融合が、物凄い相乗効果を出している。『ノスタルジア』/幾田りら『ノスタルジア』という曲の、ノスタルジックな部分をフィーチャーした感じというか。幾田さんは、ソロになるとYOASOBIよりもちょっとボーカルの輪郭がくっきりするイメージがあって。ギターで言うと、リバーブ弱めというか。ぼくは結構、そっちのほうが好きだったりもする。『コイスルオトメ』/SUPER BEAVER第一印象は、「ぼくは聴いた事のない曲かな?」。で、原曲を聴きに行ったら、知ってる曲だった…それくらい、ビーバー色の仕上がりだった。すげぇしか出てこない。このところ、『ジブリをうたう』収録の『時には昔の話を』のように他者の歌を歌う渋谷さんを耳にする機会が続いたのですが、このボーカリストは本当に、ブレがないなぁと思います。どんな曲も、歌との向き合い方が変わらない。だから、この人の言葉、この人のメロディ、この人の歌にしか聴こえなくなる。でも、原曲へのリスペクトもちゃんと伝わってくるし…凄いと思う。歌への向き合い方に、何となく宮本浩次さんとかを想起させるものがある。『月とあたしと冷蔵庫』/緑黄色社会ご本人たちがどう認識なさってるかは分かりませんが、作風的にはちょっと“いきものがかりチルドレン”的な匂いを感じるリョクシャカ。ある意味では“案の定”の仕上がり(別に面白味が無いとか個性がないとかの話ではないですよ!)。伸びやかな歌声が、曲自体が持つ独特の感傷を増幅して、聴き手の胸の弱いトコを刺激してくる。これは…オリジナルは、聴いた事はあるはずなんだけどあまり記憶に残ってなかった曲。凄い良い曲だ。オリジナルも聴いてみよう。『SAKURA』/梅田サイファーまぁ、デビュー曲にして代表曲的な位置付けでもある曲ですからね。誰かが直球でカバーするのは重荷だったのかも(笑)。梅田サイファーによる、リミックス&リリック追加のスタイル。ぼくは正直、オリジナルの印象が強すぎて…オリジナルのあの雰囲気、あのアレンジが完成形だという認識なので、ちょっとまだこっちの世界観に入り込めていない。いっそ、いきものがかり関係なく梅田サイファーとしてのオリジナル曲だったら素直に「かっこいいなぁ〜」だったんだけども。でも、こればっかりは、しょうがない。誰かが悪いとか言いたい訳では一切ないし、それ言い出したらこのアルバムのコンセプト自体を否定する事になっちゃう。『茜色の約束』/TOMOO雰囲気としてはオリジナルのニュアンスを色濃く残しつつ、歌声はまったく異なる質感。可愛らしい歌声の吉岡さんとは真逆の、マッドで大人びた雰囲気のTOMOOさんの歌声が良い。オリジナルとはまったく異なる感傷が、胸を締め付けてくる(どちらが良いとか悪いとかの話ではなく、それぞれに良い)。『帰りたくなったよ』/上白石萌音ぼく的に“ズルい”歌声の、上白石さん。今回もズルい(笑)。圧倒的なイノセンスが、胸を締め付ける。無垢な歌声が切々と歌う、ノスタルジックな世界。この歌声でこの世界観を歌ったら、自動的に泣きたくなるじゃないか。しかも、オーケストラによる繊細で優しいオケ。締め付けられて息も絶え絶えな胸に、追い討ちをかけてくる。『ブルーバード』/yamaこれもまた…なんというか、“yamaのオリジナル曲”感。最近のアーティストさんは、本当に、ボーカルに個性があるんですねぇ。その分、アレンジの個性は無くなってきてる気がするけども(別にyamaさんの事を言ってるのではなく、シーン全体の傾向としてね)。オリジナルとはまた別の方向に、シリアスな空気感。オリジナルは“緊迫感+躍動感”ってイメージだけど、こっちは“緊迫感+悲壮感”って感じで、より切迫した空気になってると感じました。ドキドキしてしまう。『じょいふる』/アイナ・ジ・エンドオリジナルが、正直ちょっと苦手というか(すいません)…真面目な人が無理やりユーモアを捻り出したような感じがして、それが共感性羞恥的にぼくを追い立ててくるんですよね。それが、今回のこのバージョンには無くて。そもそもアレンジがひたすらクールに振り切っているのと、アイナさんに固定されたイメージがない(というか“何やっててもおかしくない”イメージ)ので例えどんな変化球なアレンジの曲をやってても違和感がないというか。そういう意味で、凄くスッと入ってきた。とにかくカラフルで、オシャレで、ポップなのにどことなく武骨な匂いも感じさせる、盛り沢山なアレンジの曲。『YELL』/ゆず不思議な感覚。ぼくは、ゆずさんは“寺岡呼人P時代”と“それ以降”とで大きく作風が異なると思っていて。今回のアレンジは、明らかに後者。壮大で、大仰で、そしてスタイリッシュ。でも、全体的な印象で言うと、前者の匂いを感じるんですよね。だから前者のゆずだけが好きなぼくにも凄く好意的に聴けたし、何だか懐かしかった。元々、いきものがかりがゆずのフォロワー的アーティストだからってのもあるのかな。『なくもんか』/伊藤沙莉×ハンバートハンバート好きな役者さんですが…まさか、こんなところでそのお名前を見かける事になるとは。しかも、ハンバートハンバートとの組み合わせ。沢山の驚きと、沢山の疑問が湧いてくる曲(笑)。でも、「そんなのどーでもいっか」と思える、楽曲の良さ。沙莉さんの歌声、良いわぁ…。T字路sの伊東さんを思い出した(二人ともイトウだし 笑)。吉岡さんの歌声は、あどけないとすら言える程の若々しさと瑞々しさが特徴ですが…ある意味で伊藤さんの歌声は真逆。若い頃に“自分と等身大”と感じて好きだったこの曲が、時を経て、伊藤さんとハンバートとのバージョンでまたまた“自分と等身大”と感じられた…こういう体験は、もしかしたら初めてかもしれない。ありがとう伊藤さん、ありがとうハンバート、ありがとういきものがかり。ちょっと「なきそうだ」。『笑顔』/wacciチーム神奈川(笑)。思えば、wacciのポップネスといきものがかりのポップネスには、通じるものがあるかも。ネガティブな部分があるからこそ貰える勇気というか、そういうものがある気がする。これはおそらく初めて聴いた曲なんだけど…サビの譜割が特に好き。言葉数が多いんだけど、ゴチャつきゼロというかむしろスッキリしている。これもぜひ、オリジナルも聴いてみなきゃ。そんな、計12曲。さすが第一線級の皆さん、良いセンスしとるわなぁ…。オリジナルの良さを残しつつ、大胆に新解釈をしている人が多い。凄く聴き応えがあった。この際ぶっちゃけますけど…いきものがかり、初期はちょくちょく聴いてたんですが、なんか段々と説教くささみたいなものを感じるようになっちゃって(注:完全に、ぼくの受け取り方の問題です。つまり言いがかりです)。なんかちょっと聴くのが重たくなる時があって、遠のいてたんですよね。でも今回、別のアーティストさんが新たな解釈で表現するいきものがかり楽曲を聴いて、凄くフラットに(変なバイアスなく)楽しめたんですよね。「良い曲だなぁ」「カッコいいなぁ」「泣けるなぁ」って。この作品を機に、改めて、いきものがかりの作品を聴いてみたくなりました。…しかし、この作品におけるいきものがかりのお二人の介在度合いが見えない。プレスリリース等を見る限り、ご本人たちも何らかの介入をしているように見受けられるんですが…音を聴く限り、完全に各アーティストに任されているように聴こえるんだよな。“コラボアルバム”なのか、“トリビュートアルバム”なのか…。お気に入りは、#01 『花は桜 君は美し』/Awesome City Club#03 『コイスルオトメ』/SUPER BEAVER#04 『月とあたしと冷蔵庫』/緑黄色社会#09 『じょいふる』/アイナ・ジ・エンド#10 『YELL』/ゆず#12 『笑顔』/wacciこの作品が好きなら、・『CHATMONCEY Tribute -My CHATMONCEY-』/V.A.・『JUST LIKE HONEY -ハチミツ 20th Anniversary Tribute-』/V.A.・『re:Action』/スキマスイッチなどもいかがでしょうか。DLしてライブラリに追加!レベル(^∇^)ぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!音楽雑記帳blog.livedoor.jp
>配信シングル>タイトル:tears>アーティスト:羊文学>リリース日:2024年 2月 28日>記事作成日:2024年 3月 13日聴きました!2024年3月の、“最近気になったシングル曲を聴いていくシリーズ”、その⑦。今回は、羊文学。去年の暮れ、『12 hugs (like butterflies)』にヤラレまして。筋金入りのにわかファンになりましたゆえ(笑)、本作ももちろんチェックです。『かくしごと』という映画の、主題歌なのだそうな。『tears』冒頭の1音めから、良い。とにかく、音がゴージャス。ゴージャスと言ってもゴテゴテギラギラしたそれではなく、アダルティな絢爛さ。こんなにも深みのある音を、まだまだ若手のバンドが出してくるなんて…最近の人たち、凄すぎない⁉︎今回は、チェロ入り。チェロのヴィンテージ感のある音が、深みのあるこの曲を更に深くしている。円熟というか、芳醇というか、熟成というか…こんな音、Bank BandなりOAUなり、そういう大ベテランがようやく醸し出せるようになるやつじゃん。もしくは、MTV UNPLUGGEDか。それを、若手3人組が…もはや怖いわ!という事で、非常に奥深い、厚みのある音がする曲。ヒリヒリするような悲壮感に胸が締め付けられ、アコースティックの柔らかい音に優しく抱かれる。ある種のツンデレ(笑)。そんな、計1曲。初めて聴いた時からずっと、そこはかとない既視感を覚えていたんだけど…ついさっき分かった。初めてYankaNoiを聴いた時の衝撃に近いんだ! ぼくはYankaNoiの『Neuma』が物凄く好きだから、そりゃあこの曲も好きだわなぁ。何だか一人で納得。お気に入りは、#01 『tears』CDで手元に置いておきたいレベル\(^o^)/…配信限定作品ですが。ぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!音楽雑記帳blog.livedoor.jp
>配信シングル>タイトル:月へ行こう>アーティスト:マカロニえんぴつ>リリース日:2024年 3月 8日>記事作成日:2024年 3月 12日聴きました!2024年3月の、“最近気になったシングル曲を聴いていくシリーズ”、その⑧。今回は、マカえん。すっかり売れっ子バンドの仲間入り…だって、いちいち良い曲を出すんだもんね。そら売れるわ。今回はなんと、ハリウッド映画の日本版テーマソングなんだそうな。『月へ行こう』ギターソロがあったりするような、凄く骨太なロックサウンド。ロックンロールなんだけど、同じくらいセンチメンタル。ゴリマッチョと乙女が同居してるような曲(笑)。ゴリマッチョ呼ばわりしといてなんですが、リズム隊は割とクールでスタイリッシュなのよなぁ。それは、ギターとボーカルのエモーションがたぎっているからそう聴こえるのかもしれないし、そう聴かせるために敢えて淡々としてるのかもしれない。いずれにしても、それが曲に格段の奥行きを与えているように感じました。このバンドは、絶対に、ノリや勢いだけで押し切ろうとしない。丁寧なバンド。そんな、計1曲。ゴリマッチョ乙女、好きなんすよね(笑)。相反するはずの2つの要素が1つに組み合わさったような音楽が、大好き。この曲は(そしてこのバンドは)、まさにそういう感じで。だから好き。お気に入りは、#01 『月へ行こう』DLしてライブラリに追加!レベル(^∇^)ぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!音楽雑記帳blog.livedoor.jp
>オリジナルフルアルバム>タイトル:AMNJK>アーティスト:平畑徹也>リリース日:2023年 3月 22日>記事作成日:2024年 3月 11日聴きました!去年の3月リリース、チェックするの忘れてた。キーボーディストのはっちゃんさんによる、初めてのソロ作だそうな。ぼくとしては完全に“高橋優さんのバンドメンバー”という認識ですが、それ以外にもヨルシカ、いきものがかり、クリープハイプ、King & Prince等々錚々たるアーティストのライブサポートやレコーディングに参加しているそうで。ぼくはもちろん、フィーチャリング参加している高橋優さん目当てで聴きました!!!『前奏』もう、クラシックのピアノ曲のような芳醇で懐の深いピアノ曲…から始まって、いわゆる“J-POP的”なコッテリしたピアノロックチューンに。この、一気に熱量と加速度を増していく感じに、ロック系アーティストのライブのオープニング感を感じて鳥肌が立つ。それこそ高橋優さんと、小林武史P界隈のバンドのライブのオープニング感。『天邪アウトロー feat. 高橋優』そしてその高橋優さんと。ぼくははっちゃんさんの生のプレイは優さんのライブでしか見た事がありませんが…物凄く相性が良いですよね、優さんの歌声&ギターと、はっちゃんさんの鍵盤。どちらも、“振り切れている”。ぱっと聴いた限りでは、“優さんぽい”猥雑なロックチューン。でも、何回か聴くと、優さんの曲とは似て非なるものだと分かる。端的に言っちゃうと「ピアノが立ってる」って事なんだけど…優さんの曲なら、優さんの歌声が中心なんだけど、この曲は優さんの歌声とはっちゃんさんのピアノが競演してる感じ。50/50の存在感。それは当然と言えば当然の事なんだけど…ちょっと新鮮で面白かった。ちなみに、「ボンボンよりサンデー」なのに、「プレステよりセガサターン」なのに、音楽だけは小室哲哉とB'zというど直球なのも面白い(笑)。『恋に首輪 feat. キタニタツヤ』家系豚骨ラーメンのような曲のあとは、湘南のカフェのサンドイッチのように(笑)爽やかな、この曲。いや、曲タイトルは若干物々しいですけどね。キタニさん、歌声がセクシーですよね。爽やかなのにセクシー。ずるいやつ(笑)。シティポップ感強めの、とにかく洒脱なポップチューン。伸びやかな歌声に、心が軽くなる。はっちゃんさんのキーボードも軽やかだけど、この曲はギターの快活さが印象に残ります。『よるのとばり feat. みゆな』最初、どなたの歌声なのか全然分かんなかった…ぼくはみゆなさんに、(歌声的にも楽曲の作風的にも)もうちょっとやさぐれてる感があるイメージだったんですが(笑)、この曲はとてもシルキーで、まっすぐで、柔らかで、“素直”。なんか、ドギマギしちゃう。ピアノも、歌声も、そしてメロディラインも…ビロードのような、深みのある光を放つバラード。艶かしいというか。でも、その艶めきの奥にほんのり香るセンチメンタルに、また胸がギュッと締め付けられる。『とある王子の恋物語 feat. 小関裕太』色香のある妙齢の女性のようなイメージの曲のあとは、8ちゃい男子のような曲(笑)。わんぱくなアッパーチューン。曲のイメージが強烈過ぎて、小関裕太さんがこういう人物なんじゃないかと思ってしまうぞ…。この方、“歌手”ではないんですよね? 歌上手いな。ピッチが偉く安定しとる(こう思うと同時に「オートチューンの力なのかな?」と疑わずにはいられない、この時代が嫌い)。『サイトシーイング feat. peppe(緑黄色社会)』流麗なピアノ曲。リョクシャカのキーボーディストさんと。ピアノ2台で、大迫力の曲。蠢く低音域と、流れる高音域。ピアノが2つも集まると、こんな事が出来るのか。これもまた、“共演”というよりは“競演”です。ピアノっていうと、知的で格式ばっていてお利口さんなイメージがちょっとあるんだけど、これはロックなピアノ曲。『先日はロマンス feat. suis from ヨルシカ』ぼくにとっては“高橋優バンドのはっちゃんさん”って認識だけど、きっと“ヨルシカバンドのはっちゃんさん”って人も沢山いるんだよなぁ。普段のヨルシカには、常にもう少し強いシニックのベールがかかってる気がするけど、この曲はもう、ガーリーな可愛らしさが満載。どこをどう切り取っても可愛らしいポップチューン(「殺人の共犯者〜」とか歌ってますけどね 笑)。aikoさんとかを想起させますな(似てるカブってるパクってるの話ではないですよ!)。『Armando』ピアノソロ。センチメンタルのほうのはっちゃんさんが炸裂。やはり、この振れ幅が魅力。だからこそ、高橋優さんに合うんだと思うんだよなぁ。『ルポルタージュ』と『非凡の花束』が同じアルバムに入ってても違和感が無いようなアーティストですからね。『アバウトタイム feat. 平部雅洋(reGretGirl)』まさか、こんなところでreGretGirlという文字を目にすることになるとは。何年か前、ロッキンの出演者をチェックしてた時に知ったバンド(の、ボーカルの方)。結構好きだったんだけど、今回聴いて改めて良いなと思った。良い声してますよね。で、甘酸っぱくて弾けるような、瑞々しさに溢れた曲がよく似合う。パワーポップっぽいフレーバーの、力強い曲。バンドの音が、乾いていて気持ちいい。抜けるような青空を見上げるような気持ちよさ。『遠野 feat. n-buna from ヨルシカ』ヨルシカの、もう片方の方ともコラボ。エレピの感じに、物凄くヨルシカを感じますね。遠野…人名なのか、かっぱが出るあの街の事なのか(笑)。ぼくは、生まれが東北なので、後者をイメージしながら聴くとしっくり来ます。甥っ子と一緒に、かっぱ釣りしたなぁ(笑)。あののどかな夏の日を描いたような、そんな心地良いインストチューン。…とか言って、これがもし人名だったらどうしよう(笑)。『A Beautiful World feat. 浅田信一』大ベテランさんなんですね。存じ上げない方…と思ったら、高橋優さんのアレンジャーさんだ。高橋優、nicoten、GOING UNDER GROUND、赤色のグリッター…知らないうちにこの方の音楽に沢山触れていたのかも。このアルバムの中で、一番“重い”と感じました。凄く、重厚感がある。アレンジはシンプルなんだけど…シンプルだからこそ?、ずしんと来る。何となく、“問われてる”感じがする。「お前はどう生きるんだ?」と。そんな、計11曲。バリエーションは豊かなんだけど、一方でガチャガチャ感は無かった。個性的なボーカリストさんばかりだし、楽曲のテイストもまちまちなんだけど、でも違和感が無いしうるさくもない。はっちゃんさんのピアノの成せる技といったところでしょうか。だって、『とある王子の恋物語』と『A Beautiful World』が一緒に入ってて違和感が無いって、凄くないですか?(笑)。これは、ゆっくりでも良いから続けていって欲しいシリーズだなぁ。お気に入りは、#01 『前奏』#02 『天邪アウトロー』#03 『恋に首輪』#04 『よるのとばり』#07 『先日はロマンス』#09 『アバウトタイム』この作品が好きなら、・『re:Action』/スキマスイッチ・『ツギハギカラフル』/東京スカパラダイスオーケストラ・『Takeshi Kobayashi meets Very Special Music Blood』/小林武史などもいかがでしょうか。CDで手元に置いておきたいレベル\(^o^)/ぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!音楽雑記帳blog.livedoor.jp
>配信シングル>タイトル:にたものどうし>アーティスト:ナオト・インティライミ>リリース日:2024年 2月 28日>記事作成日:2024年 3月 10日聴きました!2024年3月の、“最近気になったシングル曲を聴いていくシリーズ”、その⑦。今回はティライミ。もうすぐ出る10thアルバムのリード曲なんだそうな。『にたものどうし』不思議な曲だ。一曲の中に、色んな“曲”がある。大袈裟に言えば組曲みたいな? バラード曲である事は間違いがないんだけど、バンドの音が前に出たロックバラード的なパートもあれば、シンセのデジタルサウンドが迫ってくるほんのりダンサブルなパートもあり、ギター一本で展開する線の細い感傷的なバラードパートもある。歌詞の構成は、シフトチェンジする前のティライミの感じに近いのかな。ネガティブなエピソードも挟みつつ、曲の方向性としては圧倒的にハートフルなラブソング。アレンジは、完全に最近のティライミ。隙間という隙間を音で埋めてた初期ティライミとは異なる、余裕と遊びがたっぷりの構成。そんな、計1曲。最近のティライミは、本当に奔放。『旅歌ダイアリー2』の手前くらいまでは、“求められるティライミ”を演じてる感があった気がするけど、今はもう、やりたいようにやってるのがひしひしと伝わってくる。お気に入りは、#01 『にたものどうし』DLしてライブラリに追加!レベル(^∇^)『ナオト・インティライミ アルバム感想記事一覧』アーティスト別 アルバム記事一覧【ナオト・インティライミ】※リンクがあるものが、感想記事あり※【なおと】名義フル『Funk Renaissance』【ナオト・…ameblo.jpぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!音楽雑記帳blog.livedoor.jp
>配信シングル>タイトル:キセキ>アーティスト:高橋優>リリース日:2024年 3月 6日>記事作成日:2024年 3月 9日聴きました!2024年3月の、“最近気になったシングル曲を聴いていくシリーズ”、その⑥。今回は優さん。『NEWS23』のエンディングテーマなんだそうな。最近はテレビ局をはじめとする報道機関が、中立な報道をしているようには見えない事が多いけれども…報道に携わる人たちには、この曲が似合う、まっすぐで真摯で“体温”がちゃんとある報道をして欲しいなって思います。「楽曲提供をした我らが高橋優に、恥かかせんなよ?」というか(笑)。高橋優にも、坂本龍一にも、Bank Bandにも、スピッツにも、サカナクションにも、葉加瀬太郎にも。しっかり、やってくださいね。『キセキ』柔らかくてあったかくて、そして芯もある…棒に刺さった状態のきりたんぽみたいなミドルバラードとでも言いましょうか(笑)。ストリングスとアコギのアルペジオが、聴き手をふんわり包んでくれる。傷を負っていても(いや、傷を負った事があるからこそ)、順風満帆じゃなくても(順風満帆じゃないからこそ)、それでも前を向こうと思える曲。拳を高らかに振り上げて雄叫びを上げたくなるような高揚感ではなく、冷え切った心にホッカイロを貼るような、そういう熱を与えてくれる。ある意味で、初期の優さんを彷彿とさせる曲。とにかく真摯な言葉が、耳馴染みの良いメロディに乗って聴こえてくる。またある意味では、最近の優さんらしさも感じられる。過度に飾り立てたり刺激的にする事なく、身一つでぶつかる潔さというかシンプルさというか。そういうものを感じて。そんな、計1曲。上に書いたような意味で、なんか“これまでの高橋優のダイジェスト”みたいな曲だったと感じました。たった一曲なのに。“白橋優”のほうのダイジェスト。そうなってくると、“黒橋優”のほうのダイジェストも欲しくなってくるかも(笑)。あと、何となく…ほんとに何となくなんだけど…この曲の歌詞を読んで、『非凡の花束』を思い出した。『非凡の花束』の2人の、10年後、20年後みたいな…。お気に入りは、#01 『キセキ』DLしてライブラリに追加!レベル(^∇^)『高橋優 アルバム感想記事一覧』アーティスト別 アルバム記事一覧【高橋優】※リンクがあるものが、感想記事あり※ミニ『僕らの平成ロックンロール』フル『リアルタイム・シンガーソングライター』フル…ameblo.jpぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!音楽雑記帳blog.livedoor.jp
>オリジナルフルアルバム>タイトル:Empire>アーティスト:yonige>リリース日:2024年 1月 10日>記事作成日:2024年 3月 7日聴きました!あまり“久しぶり”な気はしなかったんだけど、3年8ヶ月ぶりのアルバムなんだそうな。『Super Express』タイトル通りにアップテンポな曲。一方で、とてもシンプルなアレンジなのでさらりと聴けちゃうところもある。この曲へのこの印象は、アルバム全体にも共通して言える。退屈とかでは一切ないんだけど、ゴテゴテしていなくてさらりと聴ける。そこが好きでした。『愛しあって』落ち着いた、重心の低いバンドサウンドが魅力的のミドルチューン。やはりシンプルなアレンジなので、歌とごっきんさんのベースがとても映えている。程よく憂鬱な歌詞と歌が特に良いですね。例えば「死んでしまいたい」みたいな極端な悲観ではなく、周囲からは気付かれないような、だけど確実に横たわっている憂鬱。大人になると、そんなのと対峙するのが日課になったりしますらね。『walk walk』アレンジがエモーショナルになりました。プリズムのように小刻みな光を放つギターは、だけど“キラキラ感”みたいなポジティブなものでもなくて。どちらかというと、日常の端々で引っかかってくる小さなトゲのような、喉に引っかかった魚の小骨のような“チクチク感”。聴き手(ぼく)の疲れた心に、心地良い刺激。『DRIVE』骨太なロックサウンド。この辺まで来て、ようやく『アボカド』のようなラウド感が出てくる。『Coming Spring』『girls like girls』辺りから入った人にはうってつけな曲かと思います。勿論こういう曲は最高だし、本作の大半を占めるシンプルでスッキリしたアレンジの曲も最高。『Club Night』タイトルの雰囲気から想像する、“それそのもの”の印象の曲ですね。ウーファーが効いた、クラブっぽい音。そして、深夜の空気が醸し出す、どことなく妖しくてちょっぴり寂しい独特の感触。なんか、ドキドキする。『神様と僕』ギターが人懐っこい。メロディも人懐っこい。気だるい雰囲気と、そこはかとなく香るやさぐれ感…それはそれでちゃんと(?)ありつつ、一方では物凄くキャッチーで人懐っこい曲。ツンデレ感が良いです。それは、このバンドの根幹とも言えそうだけど。『スクールカースト』タイトルを見て“社会派陰鬱ソング”かと思ったけど(笑)、違かった。むしろ、青春が詰まってた。その時その瞬間だと死んでしまいたくなる程悩んだりしてて、でも20年経って振り返るとそれすら輝いて見える、その“青春”ってやつ。青春を、当事者寄りの時点で切り取った歌詞。ぼくの「やわらかい心」は、一体どこに消えたんだろう(笑)。『Exorcist』これはまた…なんでしょう?(笑)。インスト曲とは言わないんだろうけど、牛丸さんの歌声はあんまり聴こえてこない(いや、“クリーチャー部分”もエフェクトかけた牛丸さんの声なのかもしんないけども)。サウンドは、本作の中でも一番好きかも。ドラムスは、シンセなのかな…? 物凄く切れ味の鋭い、シャープな音。太いのにキレッキレ。そこに絡むベースが妖艶で、ギターはヒステリック。とにかく、サウンドがヒリヒリしててカッコいいんだ。『seed (re-recording ver.)』一転、直球のポップロックチューン。サウンドは、余計な飾り気のないシンプルなカッコ良さが際立っている、ロックンロール。歌詞とメロは、とても耳馴染みの良いキャッチーなポップ。合わせると、“ポップロック”(本来のポップロックの意味とは多少違うけど)。『デウス・エクス・マキナ』タイトル、なんか呪文みたいで怖かった(笑)。ちょっと検索してみたら、演出の手法のひとつなんですね。メロも割と淡々とリフレインする感じだけれども、ベースの手数は多くて。熱量の高いリズム隊と、淡白なウワモノ。不思議な曲。『True Romance』これがyonigeの曲なのか…アコギの、柔らかくも繊細な音。伸びやかなんだけど湿度のある、濡れた歌声。日本語詞だけど、凄く洋楽っぽい雰囲気。ぼくは洋楽を一切聴かないのでイメージでしかないんだけど…。これはこれで、凄くいいな。『a familiar empire』最後も、憂いの強いしっとりとした曲。ギターの感じが好き。キラキラなんだけどミラーボールみたいな陽気なものではなくて、割れたグラスの破片のような歪で危ういもの。「自分のことを信じていたかった」と繰り返すラストに、なんとも言えない物悲しさが残る。そんな、計12曲。本作を色で表すと、暖色ではなく寒色ですね。しかも、ぼくには藍色みたいな濃い青が見えた。聴いてると、ぐぐぐっと気持ちが深く沈んでいく。別に“落ち込む”とか“ヘコむ”じゃないんだ…静かに深海に落ちていくような、ある種の心地よさみたいなものすら感じる感覚。このバンドが、こういう方向に進むとは思ってなかった。とても良いな。お気に入りは、#01 『Super Express』#02 『愛しあって』#03 『walk walk』#05 『Club Night』#08 『Exorcist』#09 『seed (re-recording ver.)』#11 『True Romance』この作品が好きなら、・『溜息の断面図』/ハルカトミユキ・『ターゲット』/FLOWER FLOWER・『フェイクワールドワンダーランド』/きのこ帝国などもいかがでしょうか。CDで手元に置いておきたいレベル\(^o^)/ぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!音楽雑記帳blog.livedoor.jp
>配信シングル>タイトル:宝者>アーティスト:アイナ・ジ・エンド>リリース日:2024年 2月 5日>記事作成日:2024年 3月 6日聴きました!2024年3月の、“最近気になったシングル曲を聴いていくシリーズ”、その⑤。今回は、アイナ・ジ・エンドさん。多分もう、5連続くらい…テレビとかラジオとかから聴こえてきた曲に「なんか良いな」と思って、検索してみたらこの方の曲だったって事が。本作はアイナさんが作詞作曲で、河野圭さんが編曲という布陣なんだそうな。『宝者』パッションを前面に押し出すような曲が多い気がするアイナさんにおいて、この曲はある意味で淡々としている感じが強くて、そこが面白かったです。あぁこういう歌も歌うんだ、と。緩急が凄いし、緩も急もどちらも違和感なく、自然に“自分の歌”として歌えるのが凄い。アーティストとしての才能が、本物なんだろうな。ストリングスがふんだんなオケは、タイトなんだけどとてもドラマチック。ぼくはドラマをあまり見ないんだけど、こんな曲が流れてくるドラマならちょっと観てみたいな。そんな、計1曲。ここまでハスキーな歌声は、ぼくは本来あまり好きではないほうの筈なんだけど…5連続で偶然「好きかも」って思っちゃってるので、もう良い加減、「アイナさんは、好きなアーティスト」と認識を改めざるを得ないですね(と、『アイコトバ』辺りから言い続けている 笑)。WACK絡みの方はどうしても好きになれない(「アーティストなら、解散じゃなくて楽曲で注目されようよ!」と思ってしまうのです)んだけど…この方がWACK出身じゃなかったら、もっと早くにファン宣言していたかもしれない。お気に入りは、#01 『宝者』CDで手元に置いておきたいレベル\(^o^)/…配信限定作品ですが。ぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!音楽雑記帳blog.livedoor.jp
>シングル(フィジカルシングル)>タイトル:Lovin' Song>アーティスト:スキマスイッチ>リリース日:2024年 2月 21日>記事作成日:2024年 3月 5日聴きました!2024年3月の、“最近気になったシングル曲を聴いていくシリーズ”、その④。今回は、スキマスイッチ。今回もまた、ドラマ『おっさんずラブ』とのタイアップなんだそうな。もはやがっぷり四つ(笑)。『Lovin' Song』ゆったりとして温かみのある、ミドルバラード。過去作『冬の口笛』程あからさまな季節の描写がある訳ではないにせよ、この時期(今は冬)に聴くのにぴったりな冬のバラードだと思います。「今どき、こんなにもストレートなラブソングを歌うアーティストが居るんだなぁ」と、ちょっと驚いてしまう程のラブソングでした。いや、これぐらいの純度が無いと、あのドラマとは渡り合えないんだろうなぁ。『Revival (Live Full Course 2022 at Nippon Budokan[22.12.22])』ドラマの、1st.シーズンのテーマソング。こちらは、ピアノとアコギのみによる、シンプルな演奏で。この曲、やっぱり好きだなぁ。9月という、夏の終わりの空気感を見事に切り取っている。単に歌詞の話ではなく、曲全体の雰囲気として。暑さ(熱さ)の片鱗を残しつつ、そのエネルギーが先細っていってる感傷が、よく出ている。ピアノとアコギだけになっても変わらないって事は、メロと歌詞にその要素があるんだろうな。『Revival (TOUR 2020-2021 Smoothie at Nagoya Century Hall[21.1.29])』こちらはフルバンドだけど、オリジナルとは全く異なる雰囲気で。どちらかというとシティポップ感が強いかな。小洒落たギターが印象的。上で「夏の終わりのセンチメンタルが良い」と書いたけど、こちらは(それこそ『冬の口笛』にも通じるような)冬の匂いがするアレンジになってて驚いた。日付見たら、1月末のテイクなんですね。時期に合わせたのかたまたまなのかは分かりませんが、冬にこれを生で聴いたら(「九月の終わり」から始まる歌詞なのに)ロマンティックな冬の曲としか思えなくなりそう。上記3曲に、表題曲のインストver.を含めた計4曲。『おっさんずラブ』三昧な一枚ですね(笑)。ぼくはそこまでハマらなかったけど(面白かったですけどね)、奥さんがどハマりしていたので、きっとこれは奥さん垂涎の一枚。スキマスイッチには、ラブソングがよく似合う。お気に入りは、#01 『Lovin' Song』#02『Revival (Live Full Course 2022 at Nippon Budokan[22.12.22])』DLしてライブラリに追加!レベル(^∇^)『スキマスイッチ アルバム感想記事一覧』アーティスト別 アルバム感想記事一覧【スキマスイッチ】※リンクのあるものが、感想記事あり※【スキマスイッチ】名義ミニ『君の話』フル『夏雲ノイズ』フル『空創クリ…ameblo.jpぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!音楽雑記帳blog.livedoor.jp
>オリジナルフルアルバム>タイトル:時をかけるメロディー>アーティスト:小山田壮平>リリース日:2024年 1月 17日>記事作成日:2024年 3月 4日聴きました!andymori、そしてALのフロントマンの、ソロ作。アーティストさんに対してちょっと思うところはありつつ(後述)、まずは各曲の感想を。『コナーラクへ』早速、ぼくのハートをズキュンと撃ち抜く、ぼく好みの曲。アコースティックサウンドなんだけど、パンチもある。リズム隊がドカドカと、歌声はとにかく朗らかで高らかに。小気味の良いアップテンポナンバー。この方のソロにしろ、andymoriにしろ…ぼくはこの手の曲が大好きだ!『マジカルダンサー』前曲からの切れ目が分からないくらい、自然にこちらの曲へ。これもまた、軽快なナンバー。心がふわりと軽くなる。適度にドカドカ鳴ってるリズム隊も良い。賑やかな音楽は、気持ちを上向かせてくれます。『アルティッチョの夜』ラウドなバンドサウンドが痛快な曲。前2曲の軽快な感じから一転して、重心の低いサウンドが気持ちいい。それでもやっぱり、“重厚感”とか“ズシンと来る”というよりは、どこかに朗らかさを残している感じが良いです。『サイン』フォーキーなミドルチューン。当初は、そこまで印象に残る曲ではなかったんだけど…アルバムを繰り返し聴くうちに、なんかサビのメロディが頭から離れなくなりました。スルメみたいな事なのかな(笑)。噛む程に味が出てくる。『時をかけるメロディー』アコギのアルペジオが優しく、そして気さくに響く曲。アコギのみのシンプルな編成だし、同じメロディがリフレインする…シンプルな構造の曲なんだけれども、それが逆に強烈な個性になっている気がします。こんな曲をさらりと弾き語り出来たら、かっこいいだろうなぁ(笑)。『月光荘』再び、ドカドカと賑やかなリズム隊が特徴的な賑やかな曲へ。“月光”…青白くて幻想的なイメージか、漫画『ワンピース』の戦いに勝った後の宴の描写みたいな賑やかなイメージか、この言葉から思い浮かべるのってそのどっちかですよね。これは、完全に後者。宴です、宴。『彼女のジャズマスター』何となくだけど…テレキャスターとかじゃなくてジャズマスターなのか、良い(笑)。これまた、頭のネジが1〜2本飛んじゃってるのかな?っていうくらい、陽気でハイテンションな曲。エレキで、パワーコードでガーっとやればこのテンションは出せるかな?とも思うけど、こういう編成でこのテンションが出せるのは、凄い。もうちょっと“優等生的”なアレンジになりそうなものなのに。『それは風のように』クールでセンチメンタルな、ミドルチューン。あんなに賑やかな曲のあとにこんなのが聴こえてきたら、切なさ5割増。単体で聴いたら、ちょっとリゾート感もあるチルっぽい曲にも聴こえるんだけど…前曲からのこの曲なので、とにかく切なくて切なくてしょうがない。『恋はマーブルの海へ』本作の中で一番ドラマチックな曲だと感じました。メロディにはのびやかなスケール感とちょっとした浮遊感があって、演奏には『みんなのうた』的な(あくまでもイメージの話です)分かりやすさがあって。凄くエモーショナルなのに、凄く気さく。大好き。『汽笛』だーかーらー、緩んだ脇腹にアッパー入れるような曲順はやめて欲しい(笑)。前曲で、微かな(でも確かな)幸福感に包まれて、柔らかく緩んだぼくの腹を、鋭利なセンチメンタルでぶん殴ってくるこの曲。ゆったりとしたテンポで、繊細なギターとグロッケンで、こんなにも切ない歌詞を…。聴き終えると、物悲しい夢のうたた寝から覚めた午後みたいな気持ちになる。『君に届かないメッセージ』終盤感の…ハイライト感の強い曲。厚みのあるバンドサウンドに乗っかるのは、やっぱりちょっとセンチメンタルな歌詞とメロディ。例えは良くないのかもしれないけど、別れた恋人を思い出す感覚に近いかも(笑)。もう会えない切なさにキュッとして、楽しかった記憶に和らぎ。緩急が同時に攻めてくるやつ。『スライディングギター』よかった…最後はあったかい曲で終わってくれて。ちょっと、奇妙礼太郎さん的な世界観(パクりカブりの話じゃないですよ)。ある意味でユルく、ある意味で完璧。都心のナントカヒルズじゃなくて、街の商店街が似合う感じの、親しみやすさ。そんな、計12曲。ぶっちゃけますよ?この方に、ぼくはちょっとダーティなイメージを持っていて。脱法ドラッグだかをやってたって話があったり、なんか橋から飛び降りたり。ぼく、基本、ドラッグとかで良い曲を作ってもそんなもんに価値はないと思ってて(ドーピングで出した100m世界新に価値がないように)、過去にそういうものに近しかった(と噂の)この人をちょっと信用出来ないんですよ…でも……なのに………作品はすっっっごい好きで。価値がないとか言っときながら、完全にダブスタなんだけど。ひとつ言えるのは、アーティストは聴き手にこんな思いをさせるな(笑)。なんの曇りもなく、ど正面から「良い作品だった」って言わせろ!!お気に入りは、#01 『コナーラクへ』#02 『マジカルダンサー』#06 『月光荘』#07 『彼女のジャズマスター』#09 『恋はマーブルの海へ』#10 『汽笛』この作品が好きなら、・『ハネダ!ハネダ!ハネダ!』/SUNNY CAR WASH・『生活の礎』/家主・『メケメケ』/THEラブ人間などもいかがでしょうか。CDで手元に置いておきたいレベル\(^o^)/ぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!音楽雑記帳blog.livedoor.jp
>配信シングル>タイトル:この長い旅の中で>アーティスト:Saucy Dog>リリース日:2024年 2月 28日>記事作成日:2024年 3月 3日聴きました!2024年3月の、“最近気になったシングル曲を聴いていくシリーズ”、その③。今回はサウシー。少し前に出た、番外編的な『はしやすめ』がもう物凄く良くて。元々、ボーカル石原さんの歌声に惹かれて好きになったようなバンドなのに、もはやせとさんの歌声を期待しちゃってる部分は無くもないけど(笑)。今回は正統派(?)、石原さんのボーカル曲。『この長い旅の中で』これぞサウシー!といった感じの、センチメンタルなミドルバラード。もう、冒頭のギターのリフの時点で、物凄くサウシー。凄くメロディアスなんだけれども、歌ってるっていうよりも喋ってるみたいな雰囲気もいつも通り(別にラップっぽいとかいう話ではないですよ。サウシーの曲を聴いてると、「曲を聴いてる」ってもりも「友だちと喋ってる」みたいな気がしてくるんだ。不思議)。そんな、計1曲。このところ、新機軸を盛り込んだ曲も多かったので…久しぶりに、サウシーサウシーしたサウシー(笑)を聴いたような気がしました。しかしやはり、『箸休め』を聴いてしまった今、ぼくには以前以上にせとさんのコーラスのほうに耳が向いてしまうようになってしまいました(笑)。お気に入りは、#01 『この長い旅の中で』DLしてライブラリに追加!レベル(^∇^)『Saucy Dog アルバム感想記事一覧』アーティスト別 アルバム感想記事一覧【Saucy Dog】※リンクがあるものが、感想記事あり※ミニ『カントリーロード』ミニ『サラダデイズ』ミニ『ブルーピリオド…ameblo.jpぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!音楽雑記帳blog.livedoor.jp
>シングル>タイトル:ふたりでいてもひとり>アーティスト:UNFAIR RULE>リリース日:2024年 1月 19日>記事作成日:2024年 3月 2日聴きました!2024年3月の、“最近気になったシングル曲を聴いていくシリーズ”、その②。今回は、初めましてのUNFAIR RULE。3人組のバンドなんですかね? なぜこのバンドを知ったんだったか、まったく思い出せない(笑)。気付いたら、自分の“リリースされたら聴きたい曲リスト”に入ってた。ライブ会場限定でフィジカルシングルとしても発売されているとの事。そっちは3曲、配信版は2曲だとの事。『悲しくないよ、』おぉぉぉっ!良いぞ!!!ぶっちゃけ、バンド名に若干の中二病感を覚えなくもなかったので(笑)、もっと若者らしい、勢いだけでぐぁーっと持っていくタイプのバンドだと予想してたんだけど。むしろ落ち着いた音とアレンジ。茶髪でおしゃれなパワーポップバンドの想定だったんだけど、リーゼントに革ジャンのゴリっとしたロックの方面に近かった(あくまでイメージの話であり、実際のビジュアルの話ではありません 笑)。派手さはないんだけど、モノトーンの音像の薄皮1枚めくったその奥に、たぎるエモーションが潜んでるのが伝わってくる。欲を言えば、ミックスはもっともっと“でこぼこ”してても良かったのかな?と。スタジオ音源というよりもライブ音源みたいな生感と立体感があるほうが、この曲のエネルギーがよりダイレクトに伝わったかなーって。このミックスが良いとか悪いとかじゃなくて、単にぼくの好みの話ですけど。『503』一曲目より、キャッチーさが2割増。歌詞にも、歌声にも、“年齢相応”のセンチメンタルが滲んでいる(いや、年齢は存じ上げないですけど、明らかに若手の方々ですよね)。とにかく、メロディが人懐っこい。そもそも人懐っこい(クセが少なくて万人にウケそうな)歌声なのに、更にこんなキャッチーなメロディで、んでアレンジもとても人懐っこい曲を歌われたら、好きになっちゃうよそりゃ(笑)。まぁ、ここまでキャッチーに振り切っちゃうと、“競合他社”も多いのでそこまで印象に残らなかったかもしれないんだけど…一曲目とセットで聴く事で、俄然面白味を感じました。この曲みたいなキャッチーでスウィートなポップロックチューンを聴いていても、「『悲しくないよ、』みたいな骨太な音を鳴らす人が歌うポップチューン…ギャップ萌え!」みたいな(注:“萌え”は死語だそうです)。そんな、計2曲。こうなってくると、フィジカルにのみ収録されているという3曲目が俄然気になるところですが…取り急ぎ、このバンドの既発作品を聴きに行ってこようと思います!お気に入りは、#01 『悲しくないよ、』#02 『503』CDで手元に置いておきたいレベル\(^o^)/…ライブ会場限定販売のようですが。ぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!音楽雑記帳blog.livedoor.jp
>配信シングル>タイトル:エール>アーティスト:マルシィ>リリース日:2024年 2月 7日>記事作成日:2024年 3月 1日聴きました!2024年3月の、“最近気になったシングル曲を聴いていくシリーズ”、その①。今回はマルシィ。進研ゼミのCMソングなんですね。そうやって聴くと、「あぁだからこういう言葉を使った歌詞なのか」としっくり来るところが多い。まだ若手なのに、クライエントのオーダーをしっかり(違和感なく)落とし込めるのは、才能だと思う。敬愛するMr.Childrenの桜井さんとかもだけど…間違いなく“自分の言葉”なのに、結果的にクライエントにも良い効果をもたらす歌詞を書く。『エール』いやぁ…高校生あたりでこの曲に出会っていたら、多分2ヶ月くらいこの曲ばっか聴いてるくらいにハマってたと思う。青春汁100%。青春の当事者にとってこの瑞々しさはカンフル剤、ぼくみたいな年齢で聴いたら致死量(笑)。鍵盤とストリングスが先導する、柔らかいポップチューン。ドラムスは打ち込みですかね、シャープな音像で、シュッとしてるのにズシンと来る細マッチョみたいな音。今回みたいな曲には、マッチしてると思う。そして、ボーカル。無垢で真っ直ぐな歌声が、この歌詞にシンデレラフィット。ちょっとでも“カッコつけ”な歌い方をしてたら途端にこの曲は台無しになる気がするんだけど、どこまでも真っ直ぐで飾らない歌い方のおかげで歌詞のメッセージが何倍にもなって脳天をぶん殴ってくる。うん、脳天をぶん殴ってくるんだよ、青春が。そんな、計1曲。青春の暴力(笑)。曲の雰囲気は、“ロック”ではなく“ポップス”。ロックバンドを名乗る人たちがこう言うのはもしかしたら本意ではないのかもしれないけど…ぼくはこれは、このバンドの大きな特徴であり、武器だと思う。その武器の能力が、いかんなく発揮されている曲。ほんのり切なくて、圧倒的に力強い。大人になっちゃうと「どうでもいいわっ!」で済ませちゃいそうな些細な事に、悩んで、迷って、のたうち回って…その過程が大事なんだよなぁって、そう思わされる曲です。青春を、追体験させてもらいました。ありがとうございます。お気に入りは、#01 『エール』CDで手元に置いておきたいレベル\(^o^)/…配信限定作品だけど。ぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!音楽雑記帳blog.livedoor.jp
>オリジナルフルアルバム>タイトル:星巡り、君に金星>アーティスト:PEOPLE 1>リリース日:2024年 1月 10日>記事作成日:2024年 2月 29日聴きました!一昨年(2022年)の“気分だけでもロッキン”シリーズで知ったバンド。物凄くイマドキなバンドなんだけど、ある意味で“古風”にも感じる、ぼく好みのバンド。なんかこう、90年代のJ-POPシーンにいても違和感が無さそうな雰囲気なんですよねぇ。『PEOPLE SAVE THE MACHINE』イントロダクション。可愛らしくてちょっと寂しげなオモチャのピアノみたいな音から、一気にノイジーなサウンドへ。このバンドを凝縮したようなインスト。『銃の部品』シリアスな空気を纏ったアッパーチューン。BPMは速いけれども、イケイケうぇいうぇいみたいな感じじゃない。ヒリヒリするようなシリアス。ラップ的な要素が強い。そのラップに、物凄くきっちりと“ユニゾン”してる各楽器が凄い。ドラムスに至るまで、ブレスのところでブレスしてアクセントのところでアクセントを入れてる。気持ちいい。『YOUNG TOWN』前曲は物凄くクールでシリアスでカッコよかったんだけど、そういう曲だけでは息が詰まってしまう。この曲は、前曲とは真逆の、幸福感や軽やかさが感じられる(歌詞の内容ではなく、サウンドとアレンジの話です)。カルビ食べたあとのキムチのような、絶妙なセット。この辺はぜひ流れで聴きたい。突き詰めるとジャクソン5の『ABC』なんかにもたどり着きそうな、ポップで可愛らしさもある曲。但し、歌詞はせつねぇ…。『紫陽花』突然、エモーショナルな曲。ほぼピアノだけの物静かなイントロから、少しずつ音が増えて…昼間から夜に変わっていく、そういうグラデーションのよう。静かに、でも確実にモノトーンになっていく。寂しいような、でも何故だか少し安心するような。雰囲気自体は、深夜のテンション。一日動いた疲れと、無事に終えた安堵や開放感と、音のない寂しさと…そういうのが混ざったような、深夜の独特な空気を、ぼくはこの曲から感じる。好き。『Deadstock (feat.きのぽっぽ)』あれ、このバンドってツインボーカル編成なんだっけ?と思ったら、ゲストボーカルあり。きのぽっぽさん…名前凄いな(笑)。ぼくが存じ上げなかったという事は、TikTok系の方なのかな(最近、“苗字+名前”スタイル以外の名前で、若そうなお声で、存じ上げない名前だと、全員TikTok系だと決めてかかってしまいます 笑)。良い声してますね…大人っぽい瞬間とあどけない瞬間が、交互にやってくる。だから凄く面白い。曲自体もそんな感じ。ちょっとビターでアダルティな雰囲気がありつつ、一方で何かこう甘酸っぱい青春感みたいなものが感じられる瞬間もあって。『DOGLAND』割とゴリッとしたラップ曲。でも、サビはこの上ないくらいにキャッチーな歌モノ。ぼくは、少し前に一世を風靡したトラップ的な音楽があんまり好きじゃなくて。どちらかというとこういう、ラップロック(ミクスミャーロック)的なラップの方が好き。シャープな音には数学的な美しさがあるんだけど、ボーカルの感情先行の感じとの組み合わせが意外と(?)マッチしてていい。『Ratpark (feat. 菅原圭)』菅原さんという方も“初めまして”でしたが、こちらの方の歌声も好きだ。ひと昔まえ、ボカロP的なネット系音楽の歌い手さんに、こういう雰囲気の方が多かったような。オケ的にも、程良いピコピコ感と捲し立ててくるような速さのBPM辺りに、あの頃のボカロP感を感じます(とかいいつつ、ぼくはそっち界隈に強くはないのでほぼ偏見ですが 笑)。『GOLD』ピコピコソングが続きます(笑)。こっちのほうが、少し歌モノ感が強いかな。オケはデジタルフレーバーが強いけど、ボーカルラインがしっかりとキャッチーなので、とても聴きやすい。凄いよなぁ…アルバム前半は、あんなに厚みのあるバンドアンサンブルで鼓膜を揺らしてくれたのに、こういう曲では程よくDTM的な味付け。とにかく、アレンジと音選びの幅が広い。『closer』ピコピコサウンドあり、ラウドなバンドサウンドあり…ありとあらゆるタイプの曲の後に、こういう曲が聴こえてくるのはいいなぁ。この曲も充分に個性的ではあるんだけれども、ぼくは変な“クセ”みたいなものは感じなくて、割とスッと聴けた。寿司の間のガリのような?家系ラーメンのほうれん草のような?スイーツブッフェのパスタのような?『ドキドキする』これは…何ていうのかな…懐かしい感じがする。全然思い出せないんだけど、このような雰囲気の曲を子どもの頃とかにどこかで聴いた気がするんですよ。アニメの主題歌的な感じか?それともこどものうた的な感じか? 特定の曲にカブってるとかそういう事じゃない気がするんだよな。これに似たような雰囲気の曲に、どこかで触れていたような気がして…思い出せずにモヤモヤしてる間に曲が終わってしまうのだけれども。『ハートブレイク・ダンスミュージック』とてもぼく好みなメロディライン。カップラーメンみたいな分かりやすい旨み、もしくはカレーのように分かりやすくスパイシー(別に安っぽいとか言いたい訳ではありませんよ!)。再びのピコピコサウンドなんだけれども、音質の軽やかさとは真逆のコッテリとしたメロディライン。そのコンビネーションがたまらない、アップテンポミュージック。『高円寺にて』最近自覚したんだけど…地名が出てくる歌、ぼくは無条件で好きになるわ(笑)。直接的な情景描写が無くても、VR的にその街に溶け込んで、主観的にストーリーを追体験してしまう。例えば“誰かの恋物語”とか“創作のストーリー”として歌詞を追うよりも、自分の失恋だと思ったほうがグッと来ますからね。そんな訳で、この曲には過度に没入してしまいます。『君に金星』ほぼほぼタイトルチューン。ほぼほぼタイトルチューンは、歌というよりも独り言のような、そんなポツネンとした曲。オモチャのピアノみたいな音だけで展開するバラード。2分に満たないコンパクトな曲の中に、宇宙に放り出されたみたいな孤独感と寂寞感と(ほんのちょっとの)開放感がある。凄く寂しくて、凄く切なくて、僅かにホッとする。ネガティブな事だって、何かが終わればちょっとホッとした気持ちになりますからね。『鈴々』前曲でしっぽり終わるのも良いかな?とも感じたけど、やっぱりラストは軽快に痛快にはっちゃけて終わってくれてこそこのバンドな気もする。いやぁ、大好きこの曲。聴けば聴く程好きになる。譜割が最高に気持ち良いんだよなぁ。パズルの最後のピースがピタッとハマるような、テトリスで縦棒を使ってガッツリ消すような、そういう爽快感。ラップってのとは違うんだけど、ヒップホップ的な気持ち良さがある。そんな、計14曲。冒頭で書いた“90年代J-POPの面影”…「全員ぶっ潰して俺らがてっぺん取るぞ」みたいな野心を感じるんですよね(笑)。実際にどういうつもりで音楽をやってるのは勿論知る由もありませんが。最近は、シティポップならシティポップ、トラップならトラップ、アシッドジャズならアシッドジャズって感じで、“シングルイシュー”でまとめてくるアーティストが多い中…ラップロックもバラードも、ロックもポップスも、何でもかんでも全部取り込んでアウトプットしてやろうとしてるあたりに、それを感じるんです。お互いの領域を侵さず、“競合他社”とは仲良く…みたいなのを気にせず、やりたいようにやってる。「全部飲み込んだ俺らが一位じゃあ!!」みたいな(笑)。ぼくにはそう感じられて、それがギラギラ感に感じられて、90年代アーティストのギラギラ感を思い出したんだと思います。いやぁ、ライブ行ってみたい。絶っっっっっ対楽しいやつじゃんこんなん。お気に入りは、#02 『銃の部品』#04 『紫陽花』#05 『Deadstock』#06 『DOGLAND』#09 『closer』#11 『ハートブレイク・ダンスミュージック』#12 『高円寺にて』#14 『鈴々』この作品が好きなら、・『NEE』/NEE・『Devil』/ビッケブランカ・『NEW BORN GHOST』/Teleなどもいかがでしょうか。CDで手元に置いておきたいレベル\(^o^)/ぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!音楽雑記帳blog.livedoor.jp
>僭越ながらレコメンド>テーマ:2023年のアルバム・10選>記事作成日:2024年 2月 26日選んでみました!毎年やってる、ぼくのぼくによるぼくだけのためのまとめ(笑)。この年の音楽をまとめておく事で、何年か経ったのちに「あぁ、この年はこんな感じだったなぁ」ってのが何となく思い出せればと。例年通り、“1位から10位”ではなく、並列の10作です。○1枚目:『幻燈』/ヨルシカ『幻燈/ヨルシカ』>オリジナルフルアルバム>タイトル:幻燈>アーティスト:ヨルシカ>リリース日:2023年 4月 5日>記事作成日:2024年 1月 29日聴きました!ヨルシカ…ameblo.jpまずは、比較的最近ハマった一枚。前作『盗作』が、ぼくにはこう「奇抜な事をやってやりまっせ」的な感じに聴こえちゃって。以降、あまり食指が向かなかったんですが…ドラマ観てたら本作収録の『チノカテ』が聴こえてきて。最初は誰の曲かも分からず聴いたんだけど、一瞬でハマり。遡って本作をチェックしたら、まぁ名曲揃い。前作の野心的な雰囲気が綺麗さっぱり無くなって、とにかく聴きやすい曲が詰まってました。『チノカテ』以外にも、好きな曲が沢山。○2枚目:『WHOOPEE』/礼賛『WHOOPEE/礼賛』>オリジナルフルアルバム>タイトル:WHOOPEE>アーティスト:礼賛>リリース日:2023年 1月 18日>記事作成日:2023年 3月 13日聴きました!…ameblo.jp正直、ちょっと悔しいのです。ぼく基本的に、芸人さんや俳優さんやタレントさんがやってる音楽を信用しておらず(笑)。「どうせ片手間なんだろ?」「本業の知名度で音楽も売ろうとしてるんでしょ?」と、凄いナナメから見(聴い)ちゃって。このバンドは、お笑い芸人のラランド・サーヤさんがフロントを務めるバンド。川谷絵音さん界隈なのでアレンジ等の質が高いのは納得なんですが…作詞作曲は、サーヤさんなんですよね。サウンドやアレンジだけならサーヤさん以外のメンバーで“下駄をはかす”事も可能なんでしょうけど…ぼくはこのバンドの、メロディと言葉選びに惚れちゃって。そこって絵音さんではなくサーヤさんの領域。芸人さんとして面白いなとは思ってたけど、「音楽のセンスもあるのかよっ!」っていう悔しさ(笑)。やはり、先入観でモノを判断するのは良くない…。○3枚目:『SUN.Light』/haruka nakamura『SUN.Light/haruka nakamura』>オリジナルフルアルバム>タイトル:SUN.Light (-Light years Ⅳ- THE NORTH FACE Sphere S/L)>アーティスト:…ameblo.jpここ数年ハマりまくりのharuka nakamura。この作品は、THE NORTH FACEとのコラボで、季節ごとに計4枚のアルバムになるシリーズ。これは最終作、冬がテーマのアルバム。インスト作品なんだけれども、とにかく聴き応えがあって良い。別に何か奇抜なアレンジがあるとかトリッキーな仕掛けがあるとかじゃないんだけど、凄く記憶に残る曲ばかり。ちょっとクールに、首都高あたりを深夜ドライブする時のBGMなんかにも良さそうだとぼくは思う。○4枚目:『Open The Window』/RHYMESTER『Open The Window/RHYMESTER』>オリジナルフルアルバム>タイトル:Open The Window>アーティスト:RHYMESTER>リリース日:2023年 6月 21日>記事作成日:202…ameblo.jpライムス最新作。オリジナルとしてはなんと6年ぶりなんだそうな。待望のオリジナルアルバムだし、大好きなREIさんとのコラボ楽曲もあったりして、非常に“ぼく得な一枚。REIさん以外にも、スチャダラパー、ナルバリのJQさん、クレイジーケンバンド、ハイパヨなど、ゲストも多数&多彩。エンターテイメントがぎゅっと濃縮されていた一枚。○5枚目:『OT WORKS Ⅲ』/岡崎体育『OT WORKS Ⅲ/岡崎体育』>企画アルバム>タイトル:OT WORKS Ⅲ>アーティスト:岡崎体育>リリース日:2023年 10月 4日>記事作成日:2023年 11月 30日聴きました…ameblo.jp正直、近年ちょっと体育さんの音楽から気持ちが離れてたんです。ネタ曲が減ったからとかそういうのは関係なくて、なんか“ガチっとハマれる曲”が減った。ぶっちゃけ本作も、惰性で「まぁ体育さんが出した作品から一応聴いとこか」的な軽い気持ちで聴き始めたんだけど…聴いたら、圧倒された。作風はこれまでと大きく変わってはいないんだけど、アレンジにしろメロディにしろ、“ピントが合ってる”感じがした。誰かの背中を押すべきところで押し、怒るべきところで怒り、感傷に浸るべきところで浸り、そして勿論ボケるべきところではボケていた(笑)。凄く良かった。最初はサブスクで聴いてたんだけど、収録曲に違いがあるそうなので現在フィジカルを発注中。○6枚目:『miss you』/Mr.Children『miss you/Mr.Children』>オリジナルフルアルバム>タイトル:miss you>アーティスト:Mr.Children>リリース日:2023年 10月 4日>記事作成日:2023年 11…ameblo.jpいやぁ…このバンドだけは、迷うところ。子どもの頃から不動の“一番好きなバンド”なので、新作を出したら自動的にこの10選に入れてしまうところは否めない(笑)。本作は、これまでに聴いた事のないミスチルでした。過去のどのアルバムとも、どの曲とも似てなかった。音は、だいぶアコースティック寄り。シンセに頼らず、バンドのアンサンブルで聴かせる感じ。でも、プレスリリースには「Mr.Children史上最も優しい響きに満ちている」とありましたが、ぼくは決して“優しい”訳ではないと思った。確かに全体的にフォーキーな質感だったので、編成と音質の面では優しかったけど、歌詞やプレイやその他諸々を含めた全体的な印象としては、むしろぼくには中指突き立てるような硬派なロックンロールに感じた。まぁこの辺は、聴き手次第で受ける印象は違うのでしょうが。○7枚目:『大人の涙』/マカロニえんぴつ『大人の涙/マカロニえんぴつ』>オリジナルフルアルバム>タイトル:大人の涙>アーティスト:マカロニえんぴつ>リリース日:2023年 8月 30日>記事作成日:2023年 10月 9日聴きま…ameblo.jp『リンジュー・ラヴ』に一目(一耳)惚れしまして。力強いのに切ない。物悲しいのに能天気。シリアスなのにユーモラス。“泣き笑い”みたいな感じで様々な感情が刺激され感極まったりして、かと思うと『嵐の番い鳥』が聴こえてくるから感情のやり場に困ったり(笑)。そもそも、インディー時代から好きだったので、「やっぱり良いな」って思いました。○8枚目:『12 hugs (like butterflies)』/羊文学『12 hugs (like butterflies)/羊文学』>オリジナルフルアルバム>タイトル:12 hugs (like butterflies)>アーティスト:羊文学>リリース日:2023年 12月 6日>記事作成…ameblo.jp近年、女性ロックバンドが物凄く増えてきた反面、男性ロックバンドに比べると似通った系統が多いなぁとも思っていて。誤解を恐れずに言うなら、“チャットモンチーの派生系”というか。多様性がないだなんて言わないけど、始祖を辿ると結局チャットモンチーに行き着くようなバンドが…。正直、羊文学にも若干そういうイメージを抱いていた部分はあったんですが(ドラマーさんは男性ですが)…今回聴いたら、チャットモンチーどころか、他のどのバンドにも似てなかったんだ。バンドのボーカルって、歌の巧さ(個人スキル)よりも演奏陣との調和が重視されがちな気がするんだけど、このアルバムの歌はどれも個人スキルの高さが滲み出ていて、でも演奏との温度感もマッチしてて…二兎を追って二兎を得ている感じがした。○9枚目:『いまも忘れらんねえよ。』/忘れらんねえよ『いまも忘れらんねえよ。/忘れらんねえよ』>オリジナルフルアルバム+カバーアルバム>タイトル:いまも忘れらんねえよ。>アーティスト:忘れらんねえよ>リリース日:2023年 12月 13日>記事作成日:…ameblo.jp何でしょうね…かっこいい音楽だとは思うんだけど、大っぴらに好きって言いづらい(笑)。野郎共が抱える、弱いトコとかカッコ悪い(と思っている)トコとか…隠しておきたいナイーブな部分を、正面から歌う人。だから、ものすごく共感出来る反面、「共感出来るよー」と公には言いたくない(笑)。今回も、そういうのが良かった。でも、そうじゃない部分…ストレートに勇気づけられるとか、(卑屈さが無く)シンプルに切なくなるとか、そういう曲もあって。世界観が広まっている、もしくは深まっている感じがしました。ぶっちゃけ、半分強は“特典ディスクに入ってる、NakamuraEmiによるカバー音源目的”で購入してるんだけど(笑)、でもあらためて、柴田さんの魅力にも気付けた。とにかくメロディがキャッチーなんだ。○10枚目:『Tank-top Flower for Friends』/ヤバイTシャツ屋さん『Tank-top Flower for Friends/ヤバイTシャツ屋さん』>オリジナルフルアルバム>タイトル:Tank-top Flower for Friends>アーティスト:ヤバイTシャツ屋さん>リリース日:2023年 3月 …ameblo.jp変わった部分はダイナミックに変わったし、変わってない部分はインディーズの頃から何も変わってない。バンドとして、理想的な歩みをしている人たちだと思います。本作は、ぼくはちょっとだけ、初期の匂いを思い出しました。変名バンドのチルっぽい曲も入ってるし、盟友・岡崎体育とのがっぷり四つコラボチューンも入ってるし、そういう意味では新機軸もありつつ、でもなんか、『俺の友達が俺の友達と俺抜きで遊ぶ』のくだらなさとか、『あつまれ!パーティーピーポー』のアンサーソングみたいな『ちらばれ!サマーピーポー』とか…あの頃の空気を感じました。ちょっぴりセンチメンタルな気持ちになったりして。ちなみに、ヤバT10周年。ベスト盤(『BEST of the Tank-top』もリリースされて、こっちもよかったです。そんな、計10枚。そのほかに良かったのは…『Crop/オレンジスパイニクラブ』>オリジナルフルアルバム>タイトル:Crop>アーティスト:オレンジスパイニクラブ>リリース日:2023年 9月 20日>記事作成日:2023年 11月 16…ameblo.jp『Infinity/BONNIE PINK』>オリジナルフルアルバム>タイトル:Infinity>アーティスト:BONNIE PINK>リリース日:2023年 9月 6日>記事作成日:2023年 10月…ameblo.jp『1974/Caravan』>オリジナルフルアルバム>タイトル:1974>アーティスト:Caravan>リリース日:2023年 9月 13日>記事作成日:2023年 10月 16日聴きま…ameblo.jp『アドナイン/ナオト・インティライミ』>オリジナルフルアルバム>タイトル:アドナイン>アーティスト:ナオト・インティライミ>リリース日:2023年 7月 19日>記事作成日:2023年 8月 31…ameblo.jp『カラタチの夢/大橋トリオ』>EP盤>タイトル:カラタチの夢>アーティスト:大橋トリオ>リリース日:2023年 11月 8日>記事作成日:2023年 11月 27日聴きました!『きのう何…ameblo.jp『奇妙礼太郎/奇妙礼太郎』>オリジナルフルアルバム>タイトル:奇妙礼太郎>アーティスト:奇妙礼太郎>リリース日:2023年 6月 21日>記事作成日:2023年 8月 21日聴きました…ameblo.jp『MOBSTRONG/Charisma.com』>EP盤>タイトル:MOBSTRONG>アーティスト:Charisma.com>リリース日:2023年 7月 12日>記事作成日:2023年 8月 24日聴き…ameblo.jp『感覚は道標/くるり』>オリジナルフルアルバム>タイトル:感覚は道標>アーティスト:くるり>リリース日:2023年 10月 4日>記事作成日:2024年 2月 22日聴きました!驚…ameblo.jpなどなどですね。去年よりかは、“CDで手元に置いておきたいレベル”の作品がだいぶ増えました。いや、去年が少な過ぎたんですけど(そしてそれは、ぼくの心が不感症になってただけの可能性が高いけど)。23年は、「“大賞”は無かったけど、“佳作”が豊作」って感じの年だったな。24年は…生活環境が大きく変わるので、もしかしたらこのブログも書けなくなっちゃうかもしれないな。
>配信シングル>タイトル:Young life/brighter brighter>アーティスト:Laura day romance>リリース日:2024年 1月 31日>記事作成日:2024年 2月 25日聴きました!2024年2月の、“最近気になったシングル曲を聴いていくシリーズ”、その⑧。今回はLaura。去年知って、一気に好きになったバンド。最近、お一人脱退されてしまったようですが…。さて今回はどんな作品なのか。『Young life』アコースティック寄りのテイストと“重心の低い”サウンドはこのバンドらしくって、心地良いです。一方で、これまでぼくが聴いてきたこのバンドの曲たちよりも、ちょっと動的というかアクティブな感じがあって、そこには新鮮味を感じました。今回も、どの楽器も音が凄く立体的で、なんというか「あぁ、生音を喰らっているぞ!」という感覚があって良かった。『brighter brighter』前曲からブランクレスで、こっちの曲へ。とろみのある、なんともまろやかな曲。熱すぎず、かといってぬるすぎないお風呂に永遠に入っている感じ(笑)。別にのんべんだらりとしている訳でも、メリハリがない訳でもないんです。ただ、のどかというだけ。歌詞はもうちょっとシリアスな部分もあるけど、曲全体としては柔らかくて穏やか。そんな、計2曲。ぼくは『roman candles|憧憬蝋燭』から入ったクチなので、このバンドのボーカルは井上さん!っていう認識が強いですが…川島さんの脱退を残念に思う人も多いんでしょうねぇ。残念です。残念ですが、今回の2曲は2曲とも凄く良かったので、今後に期待するので問題ないかと思います!!お気に入りは、#01 『Young life』#02 『brighter brighter』DLしてライブラリに追加!レベル(^∇^)ぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!音楽雑記帳blog.livedoor.jp
>配信シングル>タイトル:ロマンティーク>アーティスト:森山直太朗>リリース日:2024年 1月 31日>記事作成日:2024年 2月 24日聴きました!2024年2月の、“最近気になったシングル曲を聴いていくシリーズ”、その⑦。今回は森山直太朗さん。アニメのテーマソングとの事ですが…布陣が独特。作詞が内田也哉子さんで、レコーディングにはOLAibiさんとハナレグミさんが参加なさっているとの事。OLAibiさんは昨年の秋口にお亡くなりになったと思うのですが…だいぶ前からレコーディング作業をなさってたんですかね。そして、森山さんには失礼ですが、ぼくはハナレグミさんを“お目当て”として今回の作品を聴かせていただきました。ちなみに、アナログ盤もリリースされるとの事で。そちらには、同曲のリミックス版と弾き語り版が収録されているらしいです。そっちもちょっと興味あるけどね。『ロマンティーク』もう、イントロの時点から、オシャレのカタマリ。ピアノの音を、これはサンプリングしてる感じなのかな。リフレインするピアノの音がそれだけで既に“雰囲気”満点。そこに、音数は少ないけど存在感のあるギターが重なって。そして更に、そこに重なるハナレグミさんのコーラス。コーラスっていうか…2曲をマッシュアップしてるような構造で、面白かった。全体的に音数が少ないオケは、“行間を楽しむ”のに最適。逆に、そういう楽しみ方が出来ない人は、聴かないほうがいいのかも(笑)。ぼくも、これを聴くのが5年前だったら、もしかしたら「ちょっと退屈かも」くらいにしか思えなかったかもしれないなぁ。今は、開放感に包まれている金曜の深夜に、軽くお酒でも飲みながら聴きたい。ほんのりと回転が鈍くなった脳みそを、この曲に浸したい。そんな、計1曲。森山直太朗と永積崇…共に、個性の塊のような歌声(そして作風)。この組み合わせに、聴く前は若干不安だったんです。カフェオレもミルクティーも美味しいけど、それ混ぜたらマズくなるよね…みたいな危機感(笑)。でも、実際に聴いてみたら全然そんな事は無くて。物凄くしっくり来てた。すんごい良かった。大人の色香でいっぱいだった。…しかし、『オチビサン』って、こういう曲が似合うアニメなのか⁉︎お気に入りは、#01 『ロマンティーク』DLしてライブラリに追加!レベル(^∇^)ぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!音楽雑記帳blog.livedoor.jp
>配信シングル>タイトル:冬と春>アーティスト:back number>リリース日:2024年 1月 24日>記事作成日:2024年 2月 23日聴きました!2024年2月の、“最近気になったシングル曲を聴いていくシリーズ”、その⑥。今回はバクナン。今回の新曲は、島田昌典さんプロデュースなんだそうな。いわゆる“J-POP”の名だたるプロデューサー全員と仕事をするつもりでしょうか(笑)。是非コンプリートしてほしい。『冬と春』“バクナンのバラード”…そう言われて想像する、それその通りの雰囲気だと思います。悲壮感にも近いシリアスさと、適度な女々しさと。アレンジに、凄くメリハリがありますね。ストリングスもヒステリックな程に鳴ってるんだけど、バンドのアンサンブルもそっちはそっちで結構骨太に鳴っている。バンドとストリングスが、がっぷり四つで組んでる感じ。アレンジは艶やかで、メロディも流麗で、歌詞の言葉選びも洗練されている。凄く美しい。物凄く美しく描かれた、修羅場(苦笑)。恐ろしい物語だな。そんな、計1曲。全体的に、とても“バクナンらしい”曲だったと思います。ブレイク前のこのバンドには、『花束』とか『日曜日』とか、そっちの爽やかなポップチューンのほうを“らしい”と思っていたけど、いつの頃からか重厚感のあるサウンドでウェッティなすとーりーてりんぐがなされるバラードのほうを“らしい”と思うようになりました。サブスクにあれば聴くかな…レベル(^_^;)ぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!音楽雑記帳blog.livedoor.jp