いのち煌めいて【第7章】手術前の御見舞①の続きですニコニコまだ読まれていない方はこちらからどうぞ


素敵なお話を持ってお見舞いに来てくれました方もいらっしゃいました…!

今でも仲良くしている鳥居 晴美さん。

彼女はお友達で以前から
子供地球基金というNPOを立ち上げて
カンボジアなどのクレヨンとか画用紙とか使えない
世界の子供たちに届けようと活動している
とてもファイトのある素敵な女性です。

その彼女が突然訪ねて来て、いきなり
「アコ、絵本の中に載せる詩を書いてくれない?」と言うのです!

最初は何の事だか解らずに戸惑いましたが、
世界の子供達からの絵を絵本にまとめ出版するので、その絵に合わせて詩を書いて欲しいと言うのです!

何とも、、、今、、私がどんな状態だか解ってるのかなぁ?と、
耳を疑うような依頼なのでした。

自分の子供為にインターのキンダースクールを
作ってしまうような、
時として突拍子も無いことを成し遂げる
常にバイタリティに溢れ、前向きの彼女なので
この時もその熱意に負け、つい引き受けてしまいました(笑)

そして、病室で子供達のことを思いながら、
6作を書いて晴美ちゃんに送り  、
わずか1ヶ月の間に素敵な絵本に仕上がりました。

もしかしたら、これも彼女なりの
私へのエールだったのかも!と、
今では思いますが、当時は正直言って
こんな苦しんでいる時になんて常識のない!と、
ちょっと感じていました(苦笑)
今では大切な思い出の作品、大切な私の財産です。

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私のお母さんという題のついた
4歳のオーストラリアの女の子の描いた絵には
こんな詩を添えました。

 ☆☆☆
  あなたを見ていると  涙がでてくる
     なぜだか  わからないけど
あなたを 見ていると  笑顔がうかぶ
   なぜだか  わからないけど

あんなに  小ちゃかった  手も足も

ふやふやだった  もも  も、

ポチャポチャだった  ほっぺも

あおくて  ツルツルの  おしりも 

みーんな  大きくなっちゃって

だから  涙がでてくる
でも  笑顔もでてくる

花のように  木のように 
地球から  太陽から  そして 全宇宙から
はかりしれない  恵みを  もらって


みーんな  大きくなっちゃって
もっと  もっと  見ていたい

生きていて  ヨ.カ.ッ.タ‼︎

☆☆☆

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こんな詩です。

お見舞いはその他にも沢山の方々が
きてくださいましたし、 
全国からお守りやガンに効くといわれている
サプリや腹巻、千羽づる、お花、、
本当に沢山の方々から
励ましていただき、パワーをいただきました。

幼馴染のピーターさんは、
病室に着いて私の顔を見るなり涙ぐみ、
私の身体を抱きしめて 
「なんでアコがこんな辛い目に合わなきゃならないんだろうね。」と、
言ってくださった。

家族ぐるみのお付き合いで子供達も
まるで兄弟のように遊んでいた
あおい輝彦さんと奥様は、
「頑張れよ!」と、
何回も訪れてくださった。

少年隊の東山さんは、退屈でしょうと
沢山の ビデオをおくってくださった。
これにはちょっと笑ってしまうエピソードが。
勇気付けようと送ってくださったビデオは、
当時とてもヒットした
「ゴースト」とか「チャンプ」とか、、、
なぜか、死の世界や子供たちを
思い出すような物が多かったのです(笑)

落ち込んだり不安で押しつぶされそうになったり、
怖くなったり、寂しかったり、驚いたり、
嬉しかったり、、、
私の気持ちは、まるでジェットコースターのように
上下していました。

多分、私に限らず病気と闘っている方々は、
皆そんな毎日を過ごしているに違いないと思います。

私は皆さんに支えられて幸せです

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入院中私が書いた詩が絵本に本ふんわり風船ハート
後書きには、当時6歳の仁美の絵を添えました。
英文にもなって世界でも、、売られました(^。^)







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癌の闘病記録を書いています。何かの参考にしていただければ幸いです。
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