先程の記事の続きです爆笑
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いつの間にか、手術の日がマスコミに
知られてしまい、病院の前には
中継車やテレビカメラなど、
取材の方が沢山集まっていたと聞きました。 

付き添ってくれた妹は大変だったようです。

当然、私は意識が無いのですから
その時の様子は知るはずもありません。

とにかく無事に終わり、
手術室から出て来たのでした。

後日、妹から
「こんなに血の気の無い人の顏を生まれて初めて見た。本当に大丈夫なのだろうか。」と、
思う程真っ白な顏で手術室から
出てきたと聞きました。

順調に終わったため、
集中治療室に入る事もなく、
自室に戻ることができたのですが、
そのあたりの記憶は断片的です。

何時間かしてだと思いますが、
私は寒さで目が覚めたのです。

真夏の京都。

暑さが厳しいはずのに、
ガチガチと歯の根が合わないほどの
寒さなのです。

気がつくと、いつの間にか
自室に戻っていたのですが、
まるで冷蔵庫の中のように寒い。

電気毛布と敷き毛布をしてるのに
それでも寒くて身体中が震えました。

麻酔のせいもあり、
手術後は体温がとても下がり、
私は34度位まで下がってしまっていた。

「電気毛布の温度を上げて、、、!」と言う
婦長さんの声を遠くで聞きながら
再び深い眠りに吸い込まれていった。


いのち煌めいて【第8章】手術③に続きます……



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