エビの殻を有効利用して
我が家ではエビを買う時は剥き身ではなく頭までついた状態の物を買うようにしていますエビの身を美味しく食べた後に残った殻で美味しいソースが作れるので1粒で2度美味しいってやつですね甲殻類から作ったソースはソースアメリケーヌ、アメリカン、ナンテュアスープだとヴィスクなんて呼びますねすっごく手間暇かかった濃厚な美味しさが特徴ですが今回は家庭ですので簡易版の作り方ですオリーブオイルでニンニクを皮つきのままじっくり揚げ焼にし香りがたったら取り出しますそのオイルで海老の殻や頭をじっくりと炒めます海老の頭に入ったミソは濃厚な旨味がありますので潰すようにしながら炒めます後程、水で煮出すのですがここで香ばしくなるまでしっかり火を通す事が重要ですでないとどこかしら生っぽい海老の風味が残ってしまいます玉葱も加えさらに炒めます今回は最終的にトマトソースと合わせるので、この時点でトマトは加えませんでしたソースやヴィスクを作る場合は、この時点でトマトペーストを入れるといいですねマスキングの為にブランデーを加えます無ければ白ワイン、日本酒などでもOk殻がひたひたになるくらいに水を入れて30分ほど煮出しますいい感じに煮詰まってきました家中が海老の香りですこれをザルで漉します厨房ではムーランって専用器具がありますが家なのでスパテラで最後の一滴まで絞るように押し出しますエビの旨味たっぷりのベースが完成ですこれを牛乳や生クリームで伸ばせばヴィスク風のスープになりますベシャメルソースにちょこっと混ぜて海老グラタンにするとワンランクアップの美味しさになりますガーリックオイルでホールトマトを軽く炒め煮詰めます味付けは塩胡椒仕上がりにプチトマト、ソテーした小エビ、エビベース麺が茹で上がる直前にアスパラも投入して…パパッと合わせたらエビのトマトソーススパの完成です暑いのでさっぱりとトマトにしましたが生クリームを加えて海老トマトクリームスパにしても美味しいですね甲殻類って身よりも殻の方が圧倒的に旨味が強いですね